この記事は、YouTube動画「【風薫る子孫】大関和・鈴木雅の子ども|母より早世した実子の壮絶な最期…知られざる家族の実話」の補足記事です。
動画では伝えきれなかった情報の補足と、動画制作にあたって参考にした書籍・資料・WebサイトのURLをまとめています。
(動画)
▶ 大関和・鈴木雅の生涯についてはこちら:朝ドラ「風、薫る」主人公のモデル・大関和とは?
動画の内容(概要)
朝ドラ「風、薫る」のモデル・大関和と鈴木雅。2人とも明治のシングルマザーとして子どもを育てながら、看護の道を切り拓きました。動画ではその子どもたちと孫の人生に迫りました。
| 人物 | 子ども | 概要 |
|---|---|---|
| 大関和(1858〜1932) | 長男・六郎(1877〜1910) | 旧制第一高等学校→東京慈恵医院医学校。医術開業試験に不合格が続き、33歳でジャワ島にてマラリアで客死 |
| 長女・心/しん(1880〜1900) | 女子学院→慈恵看護婦教育所。母と同じ看護婦を志すも、20歳で結核により死去 | |
| 孫・一郎(1909〜) | 六郎と操の子。幼くして両親を亡くし、祖母・和に育てられる。明治学院卒業(1932年) | |
| 鈴木雅(1857/58〜1940) | 長女・みつ | 女子学院→女子美術学校。洋画家と内縁関係、40歳で息子・康夫を出産 |
| 長男・良一(?〜1938) | 学習院→獨逸学協会学校。病弱で療養生活。57歳で死去 | |
| 孫・康夫 | みつの息子。1940年に軍隊入営。以降の消息は不明 |
動画で触れなかった補足情報
大関和の夫の名前について
原案『明治のナイチンゲール 大関和物語』では「柴田豊之進福綱」、大田原市の公式資料では「渡辺福之進豊綱」と記されています。原案のあとがきに「プライバシーに配慮し仮名とした人物がいる」とあり、「柴田」は仮名の可能性が高いと考えられます。動画では大田原市の資料に基づき「渡辺福之進豊綱」を採用しました。
鈴木雅の夫の名前について
原案書籍では「鈴木良文(すずきよしふみ)」とされていますが、Wikipedia「鈴木良光」の項目では「鈴木良光(すずきよしみつ)」とされています。大関和の夫と同様に、原案がプライバシーに配慮して仮名を使っている可能性があります。動画では後方の名前にしています。
鈴木雅の夫の死因について
動画では「西南戦争に従軍した経歴があり、1883年に病没」としました。原案では「銃創がもとで亡くなった」とされていますが、Wikipedia「鈴木良光」では「療養願を提出し免職後、仙台にて死去」と記されており、「銃創」という具体的な記述はありません。死因の詳細は史料によって異なるため、動画では断定を避けました。
大関一郎の誕生年について
一部のサイトでは大関一郎の誕生年を「1904年(明治37年)」と記載していますが、これは六郎と操の結婚年(1904年)との混同と考えられます。原案書籍の記述に基づき、動画では1909年(明治42年)を採用しました。
鈴木良一の「中退」について
原案書籍では良一が獨逸学協会学校を「中退」したとの記述がありますが、他の資料では「体が丈夫ではなかった」という記述にとどまり、「中退」を明確に裏付ける記載は確認できませんでした。動画では「学業を続けることが難しく、療養生活を送っていた」と表現しています。
子孫の現在について
大関和の孫・一郎、鈴木雅の孫・康夫、いずれもそれ以降の世代の消息は記録に残っていません。「子孫が現在も続いているか」については、わかっていないのが現状です。
参考書籍
| 書名 | 著者 | 出版社 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 明治のナイチンゲール 大関和物語 | 田中ひかる | 中央公論新社 | 朝ドラ「風、薫る」原案。2023年単行本、2025年文庫版 |
| 大風のように生きて:日本最初の看護婦大関和物語 | 亀山美知子 | ドメス出版(1992年) | 大関和を扱った先駆的な伝記。六郎の学歴に関する記述あり |
| 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護 | 宮田茂子 | 星湖舎(2025年) | 大関和を軸に近代看護の制度的課題を検証 |
| 連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド | 吉瀬智子 | NHK出版 | ドラマのあらすじ・人物相関図・インタビュー |
参考Webサイト・記事
参考Webサイト
百科事典・公式
- Wikipedia「大関和」
- Wikipedia「鈴木雅 (看護師)」
- Wikipedia「鈴木良光」
- 女子学院 特設サイト「大関ちかの歩みをたどって」
- 大田原市「本市出身の大関和をモチーフにした連続テレビ小説『風、薫る』」
もっと調べたい人のために
大関和・鈴木雅の子どもについては、そもそも独立した一次史料が極めて少ないのが現状です。今回の動画・記事の情報も、ほぼすべてが上記2冊の伝記書籍に由来しています。今後、朝ドラ放送を機に新たな史料や証言が出てくる可能性もあるため、新情報が確認でき次第、追記・更新する予定です。
関連動画・記事
※本記事の内容は、上記の参考資料に基づいて作成しています。資料間で記述が異なる部分については、複数の資料を比較検討した上で、より信頼性の高い情報を採用しました。



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