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【あんぱん】10円は今でいくら?昭和10年の賞金の価値、給料・家賃から見る物価感覚【朝ドラ時代考察】

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朝ドラ『あんぱん』第3週「なんのために生まれて」第13回4月16日(水)放送回では、嵩が新聞社主催の新人漫画大賞に入選し、賞金「10円」を受け取る感動のシーンが描かれました。

でも、ここで気になるのがその金額――
「10円って当時どれくらいの価値?」「今の感覚だといくらぐらい?」

一見するとささやかに見えるこの金額、実は昭和10年では“学生にとっての大金”だったんです。

本記事では、昭和10年(1935年)の物価や給料、家賃などの生活水準と照らし合わせて、「10円」の価値を現代の感覚で徹底解説します。

賞金10円は普通なのか?昭和初期の賞金事情あんぱんがいくらだった?うどんや家賃は?10円で何が買え、どれだけ豊かに暮らせた?など、あのワンシーンの背景にあった“時代のリアル”を、一緒にのぞいてみましょう!

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賞金10円はいくら?昭和10年の「大金」を現代換算すると…約5万円

朝ドラ『あんぱん』第13回で、嵩が漫画賞を受賞して賞金10円を手にするシーンが登場しました。現代の感覚で言えば「え、たった10円?」と軽く見てしまいそうですが、昭和10年(1935年)当時の10円は“立派な大金”でした。

ちゃはむ
ちゃはむ

10円って、当時は大金だったのかな?調べてみると、今でいうと2〜5万円くらい1になるって言われてるよ!

当時の物価感覚をつかむには、「給料」との比較が一番わかりやすい指標です。

  • 大卒初任給(会社員):約70円〜90円
  • 公立小学校の教員初任給:約45円〜55円

つまり10円は、大卒の月給の約1/7〜1/9、公務員なら約1/5〜1/6に相当します。

ではこれを現代に置き換えるとどうなるでしょう?

  • 現在の初任給:だいたい20万〜22万円程度2
  • その1/5と考えると…10円 ≒ 約4〜5万円
おはむ
おはむ

えっ、じゃあ賞金10円って…バイト代より多い!学生にとっては「人生で初めての大金」だったんだね♪

他にも換算の方法はいろいろあります。

換算方法10円の価値(目安)
給与水準(初任給比較)2〜5万円
消費者物価指数5,000〜6,000円
購買力(食費・日用品換算)1〜3万円相当の消費可能

※換算方法によって多少の幅はありますが、だいたい「現代の数万円クラスの価値があった」と考えてよいでしょう。

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昭和初期の賞金事情は?10円は“ちゃんとリアルな金額”だった!

昭和初期、全国の雑誌や新聞社では読者投稿や創作系コンテストが盛んに行われており、その賞金額は「5円」「10円」「20円」といった設定が一般的でした。

ちゃはむ
ちゃはむ

漫画賞の賞金って、本当に10円くらいだったのか調べてみると…実際の懸賞やコンテストでも、10円ってよくあった金額なんだよ〜!

たとえば——

  • 文芸誌『新青年』(大正〜昭和初期)では、新人向け懸賞小説の一等賞金が10円という例が確認されています。
  • 地方新聞では、やなせたかし氏が中学生時代に応募した漫画で賞金10円を受け取った実話が残っています。
  • 同時代の短歌・俳句・作文コンテストでも、佳作=1円、二等=5円、一等=10円といった金額が多く、学生でも応募しやすい“夢の金額”でした。3

また、当選金が為替で送られる形式(現金書留ではなく郵便為替)は当時のスタンダードで、嵩が封筒の中に為替を見つけた演出も実にリアル。

おはむ
おはむ

フィクションかと思ったら、これがリアルだったんだね!「学生が初めて手にする賞金」として、10円はちょうどよかったのかも◎

いまでこそ“桁が小さい”ように見える10円ですが、当時の投稿者や若者たちにとっては「憧れの金額」「努力が報われた証」として十分すぎる価値を持っていたのです。

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10円で何が買えた?食料品・日用雑貨・娯楽代から見る、当時の“使い道”

昭和10年、10円の賞金は単なる「おこづかい」ではありません。実際に「何が買えたか」を知ると、その価値の大きさがもっと伝わってきます。

ちゃはむ
ちゃはむ

もしボクが10円もらったら…当時ならごちそう何十回分!?崇が「たまるかー」ってビックリしていたけど、テンションが上がる金額だね♪

※「たまるか」は、土佐弁(高知県の方言)ビックリした時に使う言葉。意味は、「何てこと!」「すごい!」という意味。4

🍞 食べ物の価格(昭和10年頃)

商品当時の価格10円で買える量(目安)
あんぱん(1個)約3〜4銭約250〜330個
うどん(屋台)約5銭約200杯
白米10kg約2円50銭40kg(一般家庭の数か月分)
カレーライス約10銭5約100皿分
寿司(並)約25銭40人前分のセット
おはむ
おはむ

え〜!うどん200杯!?部活の打ち上げでも余るね…!10円あったら、奮発してお寿司パーティーができるよ~♪

🧼 日用品・生活雑貨

商品当時の価格10円でできること
新聞1部約1銭約1,000部購入(毎日読んで3年弱)
石鹸(1個)約10銭6約100個分
マッチ(1束)約5銭約200束分
ガソリン1L約12銭約83リットル給油可能
ちゃはむ
ちゃはむ

新聞3年分!? それはもはや、“定期購読賞”だね。マッチも石鹸も、まとめ買いしてもお釣りがくるよ〜◎

🎬 娯楽・本・文化

商品当時の価格10円の使い道
映画(1回)約50銭20回分の鑑賞
喫茶店のコーヒー約15銭7約66杯
雑誌・小説1冊約50銭〜1円約10〜20冊購入可能

このように、「10円あったら何ができた?」という問いに対しては…

  • うどん200杯食べられる!
  • 雑誌20冊買える!
  • コーヒーを60杯以上飲める!
  • 映画を20回観に行ける!
  • お米40kg買える!(しかも白米!)

などなど、日常生活でもかなりの自由が効く額だったことがよくわかります。

おはむ
おはむ

こんなに買えたら、夢がふくらむ〜♪まさに「賞金らしい賞金」だったってことだね!

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昭和10年の給料・家賃はいくら?身近なお金から見る“10円のリアル”

嵩が手にした10円がどれほどの金額だったかを考えるには、当時の給料や家賃と比べるのが一番わかりやすいです。

ちゃはむ
ちゃはむ

そもそも月給っていくらだったの?家賃や物価と比べると、お金の重みが見えてくるよ!

昭和10年当時の代表的な給与水準は、以下の通りです。

  • 大卒初任給(会社員):月給 約70円〜90円
  • 公立教員の初任給:月給 約45円〜55円
  • 一般労働者(工員):月給 約20〜40円
おはむ
おはむ

教員のお給料の5分の1が10円って、やっぱすごくない!?ここから考えると、学生にとっては“人生初の大金”レベルだったんだね◎

家賃相場も当時はずいぶん安価で、

  • 東京市内の長屋など簡素な住まい:月額 3円〜10円程度
  • 郊外の文化住宅:10〜15円前後

つまり10円もあれば、1ヶ月分の家賃をまかなえるほどの額。

「賞金で家賃が払える」と考えれば、今でいうなら学生が一度に5万円もらったような感覚でしょう。

ちゃはむ
ちゃはむ

それで弟に3円渡したってからスゴイ!めっちゃ太っ腹…。見た目は気弱だけど、実は“貫禄あるお兄ちゃん”って感じだよ~。

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【史実解説】実話ベースの賞金10円、やなせたかしのエピソードとは?

この賞金10円のエピソード、実はやなせたかしさんの実話が元になっています。

おはむ
おはむ

この話って、モデルになった実話があるんだって!若き日のやなせたかしさんが、本当に10円もらったんだよ~。

昭和初期、やなせさんが中学生のころ地方新聞に投稿した漫画が一等賞を獲得。 賞金としてもらったのが「10円」でした。

そしてやなせさんは、そのうちの3円を弟・千尋にお小遣いとしてプレゼント。 これは彼の詩「ただ一度の小づかい」にも描かれていて、のちに「もっと弟にやればよかった…」と後悔したことを綴っています。

ちゃはむ
ちゃはむ

なんか…泣ける兄弟エピソード…。こういう実話を知ると、ドラマの場面ももっと深くなるよね◎

ちなみに、ドラマではこのエピソードが、嵩の成長の一歩として描かれています。 単なる“賞金”ではなく、「夢を描く力」や「人に喜んでもらう嬉しさ」を体現する、意味深い一幕でした。

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賞金10円は本当!たった10円で見える、昭和の暮らしと夢の価値

昭和10年の10円は、ただのお金ではなく、「未来につながるチャンス」でした。

  • 教員の給料の1/5、大卒初任給の1/8
  • 家賃を1ヶ月分まかなえるほどの金額
  • 食事、日用品、娯楽…多くの“自由”を買える額
おはむ
おはむ

現代で言うと、数万円の価値があったってこと。だからこそ、“夢を叶える力”が詰まってたのかもしれないね◎

こうして物価の変化を知ると、ドラマに出てくる何気ない金額にも背景や感情が見えてきます。物価の知識は、時代ドラマをもっと楽しむ“秘密のレンズ”なのです!

参考文献・出典

  1. 昭和初期の10円が現在の価値でどのくらいになるか知りたい。(レファ協) ↩︎
  2. 2025年中小企業の初任給の平均(創業手帳) ↩︎
  3. 公募文学賞の歴史 ~明治・大正・昭和・平成~(公募ガイド社koubo) ↩︎
  4. たまるかの意味(くだらな土佐弁辞典) ↩︎
  5. 昭和10年(1935)の物価(Yahoo!知恵袋) ↩︎
  6. 100年間の函館の物価(株式会社 青いぽすとあおぽネット) ↩︎
  7. あこがれの文化住宅 そのふところ具合は?(note) ↩︎
mina

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