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あんぱん3銭はいくら?今の価値で何円?1銭・2銭の現在価格、感覚を解説【朝ドラ時代考察】

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朝ドラ『あんぱん』第2週「フシアワセさん今日は」を見ていて、「あれ?」と思った方も多いのではないでしょうか。劇中で登場する“あんぱんの価格”がなんと3銭。さらには、2銭で売られていたシーンまでありました。

きゅんはむ
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初週(第1週)「人間なんてさみしいね」でヤムおじさん(阿部サダヲ)が売っていた時は、10銭だったのに…激安…!

きはむ
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屋村さんにあんぱん作りを教えてもらった朝田家だけど、最初は客寄せのために2~3銭で売り出したのに誰も買ってくれない事態に…!?

  • 3銭って、今で言うといくらなの?
  • 1銭って、そもそも現在価格で何円?
  • 物価感覚って、そんなに違ってたの?

そんな視聴者の素朴な疑問にお答えすべく、この記事では“あんぱん3銭”を出発点に、昭和初期の通貨価値や物価感覚をひも解いていきます。

あわせて、1銭・2銭の現代換算、給料との比較、パン価格の背景までしっかり解説!あんぱんの値段から見える、100年前のリアルな暮らしにご注目ください!

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あんぱん3銭はいくら?今の価値に換算すると約18〜24円!

きゅんはむ
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3銭のあんぱんって、当時は安かったのかな?調べてみると、今で言うと18円〜24円くらいの価値があったんだよ!

朝ドラ『あんぱん』では、昭和初期を舞台に、あんぱんが「3銭」で売られている場面が登場します。現在の感覚では「めちゃくちゃ安い!」と感じてしまいますが、実は3銭にもそれなりの価値がありました。

昭和初期(1920年代〜30年代)の物価水準から換算すると、1銭 ≒ 約6〜8円が現在の価値の目安。つまり、あんぱん3銭は「今の価値で約18〜24円」ということになります。

※昭和2年(1927年)ごろ、大学卒の初任給は月額約70円

きはむ
きはむ

じゃあ駄菓子よりちょっと高いくらい?今の感覚だと“スーパーで買えるお手頃あんぱん”くらいのイメージかな…?

ちなみに当時の他の物価と比べてみると、こんな感じです。

品目昭和初期の価格現代換算(目安)
あんぱん(1個)3銭約18〜24円
食パン(1斤)約14銭約84〜112円
うどん(屋台)約8銭約48〜64円
銭湯約5銭約30〜40円
※あんぱん価格は、朝ドラで朝田家が売り出した価格としています。

これを見ると、あんぱん3銭は銭湯と同じくらいの価格帯。つまり、庶民にとっては「日常のちょっとした贅沢」として手が届く範囲だったと言えるでしょう。

きゅんはむ
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都会(東京)と田舎(高知・御免与町)とでも、物価感覚の違いがあるよね?朝田家が3銭で売っても、この前食べたから(今はいらない)…と買ってくれなかったり。

きはむ
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柳井家はお医者さんをしてて着るものも洋服だったりとハイカラ。この町の人は、パンを食べる習慣がないから…とも言ってたし、ご褒美感覚の値段なんだね。

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【1銭は約6~8円】2銭・3銭は今の価格感覚でいくら?何が買えた?

「銭(せん)」とは、かつて日本で使われていた補助通貨単位で、1円=100銭、1銭=10厘(りん)という構成でした。

きゅんはむ
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1銭=1円の100分の1。今ではピンとこないけど、かなりの価値があったんだよ〜!

現在のように「1円が最小単位」ではなく、1銭や1厘でも立派に買い物ができた時代があったんです。この銭という単位は、明治4年(1871年)から昭和20年代まで流通していました。

では、1銭にはどのくらいの価値があったのでしょうか?明治末期〜昭和初期の物価や平均給与などから現在価値を計算すると、おおよそ次のように換算できます。

単位現代価値(目安)
1銭約6〜8円
2銭約12〜16円
3銭約18〜24円

実際、当時の生活の中では――

  • 1銭:新聞1部、飴玉、おはぎ
  • 2銭:おにぎり、そば一杯
  • 3銭:パン1個、うどん、銭湯 など
きはむ
きはむ

場所や地域によって価格差はあるけど、1銭でも結構買い物できたってこと。例えば1銭で新聞や駄菓子が買えた時代もあったんだよ!

このように、「1銭」「2銭」「3銭」は日常の中でしっかり使われていたリアルなお金でした。

また、同じパンでも、屋台のあんぱんは2銭、職人仕立ては3銭や10銭というように、品質や売り手によって価格に差があったことも特徴です。

きゅんはむ
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今でもスーパーのパンは安いけど、高級食パン専門店のパンは高いもんね。パンの価格に対する反応でも、庶民感覚が分かるよね。

日本人の給料の推移から見る、各年代のパン価格は下記の記事で紹介しています。給与でパンがどのくらい買えたのか?あわせてチェックしてください。

≫【図解】給与であんぱんが何個買えた?日本人の給料推移から見る物価感覚はこちら

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2銭のあんぱんも登場!価格に差があった理由とは?

初週では、屋村草吉(やむら そうきち)が10銭で売っていたあんぱん。2週目には朝田家で初めて作ったあんぱんを2銭、開店時には3銭で売り出していました。

きはむ
きはむ

3銭のあんぱん!ヤムおじさんが売るより、めっちゃ安い…!?同じパンでも作り手や素材で値段が違ったんだね。

『あんぱん』の劇中では、あんぱんが2銭で売られているシーンも登場します。つまり、同じ「あんぱん」でも2銭・3銭・10銭と価格がバラバラ。これは一体どういうことなのでしょうか?

当時は今のようにパンの価格が統一されていたわけではなく

  • 使用する材料(小豆の質、バターや砂糖の量)
  • 作り方(手作りか、大量生産か)
  • 店の立地や評判(町中の人気店か、屋台か)
    などによって大きく価格差が出ていたと考えられます。

また、「屋村のパンは10銭」というシーンも登場します。これは明らかに“高級品”扱いで、一般庶民には手が届きにくい存在。一方で、2銭や3銭のあんぱんは、庶民でも買える現実的な価格帯だったのでしょう。

きゅんはむ
きゅんはむ

ヤムおじさんは「3銭じゃ利益が出ない!」と、千代子さんがまとめ買いしに来た時には金額を吹っかけていたよね~。

きはむ
きはむ

今でも利益がどのくらい出るか?で物の価格って変わるけど、量産して流通している品物じゃない限り、生産者の言い値…パンを食べる習慣がない人には高いよね。

パンを食べる習慣のない御免与町の人には、3銭でも“同じ餡(あん)が入った物なら、団子の方が安い”と、朝田家のあんぱんは売れませんでした。パン価格以上に、パンが日常食ではなく、趣向品と捉えられているところを見れば、登場人物の生活レベルや物語の背景も見えてきます。

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今後も使える“1銭=何円?”の視点!時代劇・朝ドラの楽しみ方

『あんぱん』のように、歴史ドラマや時代劇では「銭」「厘」「文」といった古いお金の単位がしばしば登場します。でも、ただ数字として見るのではなく、「今の価値にするとどれくらいなんだろう?」と置き換えてみると、ぐっと時代背景がリアルに感じられるようになります。

きゅんはむ
きゅんはむ

朝ドラでまた「銭」の話が出てきたら…「今いくら?」って、当時の感覚を考えてみよう。時代がリアルに見えてくるはずだよ◎

1銭が約6〜8円、3銭が18〜24円。こうして換算しておくと、登場人物の発言や感情にも説得力が生まれます。

  • 「1銭も持ってない」は、今で言う「10円もない」こと
  • 「10銭なんてとんでもない!」は、今で言う300円級の買い物
きはむ
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もちろん、朝ドラが進んでいくとお金の価値感覚も変わるよ。日本ではここ2,30年景気停滞で物の価格が変わらなかったけど、昭和は初期~後期まで全然違う!

きゅんはむ
きゅんはむ

2025年になり物価の価格が徐々に上がり、ついに初任給上昇のニュースが見られるようになったけど、パン=〇円とか…過去の感覚が抜けないね。

2025年になりパン屋さんで売られているパン1つが300円~500円というのを目にすることも多くなりましたが、少し高い…と感じる庶民感覚。御免与町の人が屋村屋のパンを1個10円と知ったときの反応と似ているかもしれませんね。

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【まとめ】たった“1銭”で見える、時代のリアルと暮らしの感覚

『あんぱん』に登場した、3銭・2銭のあんぱん。その価格を現代に置き換えることで見えてくるのは、「安い・高い」だけではない、お金の価値と人々の暮らしの姿です。

  • 1銭 ≒ 約6〜8円
  • 3銭 ≒ 約18〜24円
  • 昭和初期の月給70円だと、2,000個以上のあんぱんが買えた
  • パンの価格差から生活階層や店の個性まで見えてくる

たった数銭の違いが、時代のリアルを浮かび上がらせるヒントになる。そんな視点を持ってドラマを見ると、作品世界がより立体的に見えてきます。

きはむ
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あんぱん2,000個は1個3銭(0.03円)の場合での計算。70円 ÷ 0.03円 = 約2,333個!

当時の70円という初任給は、ごく一部のエリート層の数字。庶民の平均給与はもっと低く、職人や工場労働者で月収15〜30円程度が一般的でした。それでも、3銭のあんぱんなら500〜1,000個ほど買えた計算になります。

きゅんはむ
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日本人の給与推移から見る、時代ごとのあんぱんの価値は、こちらの記事で解説しています。今だとどのくらいの感覚だったのか、あわせてチェックしてね。

≫【朝ドラ時代考察】昭和初期~現代までの価値、給料推移で見る物価感覚はこちら
≫3週目は昭和10年!朝田パンのあんぱんは4銭へ:物価を今の価値に換算するといくら?

≫『あんぱん』週のネタバレまとめ!週末振り返り&次週の展開予想はこちら

参考文献・出典昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか?(日本銀行)昭和30年年次経済報告 都市生活者の状況(内閣府経済企画庁)大卒初任給(年次統計)、 政府統計ポータルe-Stat「小売物価統計調査」、消費者物価指数(総務省統計局)、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」などの一次資料、および『値段史年表 明治・大正・昭和』​、昭和毎日新聞資料、あんぱん・ジャムぱんの値段の推移(戦後昭和史)1銭の価値は現在だといくら?(BUYSELL)日本のインフレの歴史(ポラスグループ)

mina

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