PR

【あんぱん24週ネタバレ】あんぱんまん誕生!『千夜一夜物語』大ヒットと手塚治虫との秘話

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

朝ドラ『あんぱん』第24週(116話〜120話)「あんぱんまん誕生」は、ついに国民的ヒーロー・アンパンマンの原点が描かれた重要な週でした。

映画『千夜一夜物語』で開花するキャラクターデザインの才能、手塚治虫(ドラマ内では手嶌治虫)との交流、そして“おじさんアンパンマン”から本格的な“あんぱんまん”への進化――。

さらに、のぶの信念と東海林の「逆転しない正義」という言葉が、アンパンマン誕生の背中を押します。今回は、第24週のあらすじと実話の見どころをまとめました。

≫【あんぱん】23週目『ぼくらは無力だけれど』あらすじ、ネタバレ感想!はこちら

スポンサーリンク

【ネタバレ】あんぱん24週「あんぱんまん誕生」あらすじ:116〜120話

第24週は、嵩が再び「おじさんアンパンマン」を描き始めたことから始まります。戦場で空腹の兵士にパンを配るという切実なストーリーは、嵩の戦争体験と直結していました。

おはむ
おはむ

弱いけど優しい…!アンパンマンの原型は、やっぱり“空腹”というテーマだったんだね。

嵩が仕事を抱える中、柳井家を訪れたのは手嶌治虫。のぶが点てたお茶を飲みながら「映画は人生観を変えるものであるべき」と語る姿は圧巻でした。その言葉にのぶも「戦争を繰り返さない映画を」と願いを託します。

やがて1969年、映画『千夜一夜物語』は公開され、大ヒットを記録します。手嶌はそのお礼として「嵩が自由に映画を作れるよう、資金を提供する」と提案。ここから短編映画『やさしいライオン』が誕生していきます。

一方、編集者・本間詩織は「次回作は何でも歓迎」と嵩に依頼。しかし、のぶが差し出したのは『あんぱんまん』でした。渋々読み進めた詩織は掲載を承諾し、初めて雑誌に掲載されることになります。ところが大人たちの反応は冷たく、登美子は「最悪」と酷評されてしまいます。

ちゃはむ
ちゃはむ

せっかく作品が日の目を見たのに、ショック…!でも…大人には理解されなくても、のぶはあきらめなかったんだよね。

のぶは子供たちに直接読み聞かせを開始。しかし反応はイマイチ…。それでも挑戦を続ける中、嵩が監督を務めた『やさしいライオン』は高評価を得て、登美子ですら涙を流すほどでした。

1973年、東海林が柳井家を訪問。のぶが「アンパンマンは格好悪くていい、弱くていい」と語ると、東海林は「逆転しない正義を見つけたんだな」と言葉を残します。

その直後、彼が病を押して会いに来ていたことが判明。別れの後、嵩は突き動かされるように筆を走らせ――“あんぱんまん”がついに誕生するのです。

おはむ
おはむ

きたーー!戦争体験と“逆転しない正義”、全部が結びついて“あんぱんまん”になったんだね。

スポンサーリンク

映画『千夜一夜物語』とやなせたかし

第24週で大きく描かれるのが、映画『千夜一夜物語』です。虫プロが総力を挙げて制作した大人向けアニメーションで、手塚治虫が手がけた意欲作でした。

やなせたかし(嵩のモデル)がキャラクターデザインを任された背景には、当時の画風があります。戦後の彼は大人向けの漫画や詩集を描き、女性像にはエロティシズムや憂いが漂っていました。その独特の感性を手塚治虫が評価し、白羽の矢が立ったのです。

ちゃはむ
ちゃはむ

実は何でも描ける、やなせさん✨“やなせたかし=アンパンマン=子ども向け”のイメージしかなかったからビックリ…!

現場では手塚治虫の完全主義が炸裂。虫プロは徹夜続きの過酷な制作環境で、やなせたかしは必死にキャラクターを描き続けました。そこで彼は「自分にはキャラを生み出す力がある」と気づき、のちのアンパンマンに繋がる“キャラクターデザイン”の才能を開花させます。

ただし、映画は大ヒットしたものの制作費が膨らみすぎて赤字に。虫プロは経営難に陥り、手塚治虫は大きな借金を背負うことになりました。

おはむ
おはむ

大ヒットしたのに赤字って…エンタメ業界あるあるすぎる!でも、この経験がなかったら“あんぱんまん”も生まれなかったんだね。

スポンサーリンク

手塚治虫からのお礼と『やさしいライオン』

『千夜一夜物語』が大ヒットを記録した1969年。手塚治虫(ドラマ内では手嶌治虫)は、その成功の立役者のひとりである嵩に「お礼」を申し出ます。

それは単なる食事や金銭ではなく――「制作費はすべて自分が出すから、好きな短編アニメを作ってほしい」という破格の提案でした。

ちゃはむ
ちゃはむ

え!?お礼のレベル超えてる!“ポケットマネーで映画一本作らせる”なんて、さすが漫画の神様…!

虫プロの幹部は猛反対しましたが、手塚は自ら資金を用意。こうして誕生したのが、やなせたかし初監督作品となる28分の短編アニメ『やさしいライオン』です。

公開後、『やさしいライオン』は全国の映画祭で話題となり、毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞。さらに翌1970年には文部省選定作品となり、教育現場でも上映されるなど高い評価を得ました。

おはむ
おはむ

すごい!“やなせたかし=アンパンマン”って思ってたけど、実はアニメ監督としても評価されてたんだね。

この経験でやなせは「キャラクターデザイン」と「映像演出」の手応えを確信。後のアンパンマン創作に繋がる大きな自信となったのです。

スポンサーリンク

あんぱんまん誕生と初期の反応

1973年10月、ついに月刊絵本『あんぱんまん』(フレーベル館刊)が発売されました。初期タイトルはひらがな表記の「あんぱんまん」。現在知られる“アンパンマン”へ進化する前の第一歩でした。

ところが、発表当時は「自分の顔をちぎって食べさせる」という設定が大人には理解されず、編集部からも「やなせさん、この作品は一冊きりにしてください」と酷評されます。

ちゃはむ
ちゃはむ

えー!?今じゃ国民的キャラなのに、最初は“不評”スタートだったんだ…!

確かに、顔を食べさせる=自己犠牲という表現は重すぎ、当時の絵本界では異色。大人の多くは“気味が悪い”と感じてしまったのです。

しかし、幼稚園や保育園に置かれると状況は一変。子どもたちは『あんぱんまん』を繰り返し読み、ボロボロになるまで愛しました。

おはむ
おはむ

大人には理解されなくても、子どもは“やさしいヒーロー”をちゃんと感じ取ったんだね。すごい✨

こうして大人に不評、子どもに熱烈支持というギャップを抱えながら、『あんぱんまん』はじわじわと浸透。やがて国民的ヒーローへの道を歩み始めます。

スポンサーリンク

まとめ:24週は“あんぱんまん”誕生のターニングポイント

朝ドラ『あんぱん』第24週は、“あんぱんまん”がついに誕生するターニングポイントでした。

映画『千夜一夜物語』の成功と手塚治虫からの破格の支援、『やさしいライオン』での成功体験――。これらが重なり、嵩=やなせたかしのキャラクターデザインの才能が確信に変わっていきます。

一方で、初期の『あんぱんまん』は大人に酷評されながらも、子どもたちの心を確実につかみ、幼稚園・保育園でボロボロになるほど愛読されました。

ちゃはむ
ちゃはむ

大人には伝わらなくても、子どもには響いた。“弱くて優しいヒーロー”ってそういうことだよね。

おはむ
おはむ

24週は、アンパンマンが“失敗から生まれた成功作”だったことを改めて教えてくれた週だったなぁ。

国民的キャラクター誕生の裏にあったのは、戦争体験から紡がれた“逆転しない正義”、そして子どもたちの素直な反応でした。24週は、のちの大ブレイクを予感させる原点の物語と言えるでしょう。

≫【あんぱん】25週目『怪傑アンパンマン』あらすじ、ネタバレ感想!はこちら

≫『あんぱん』今週のネタバレ全まとめ!週末振り返り&来週の展開予想【朝ドラ2025】

コメント

mina

当サイトでは、話題の好きなドラマ情報をお届けします。

原作(小説・漫画・アニメ)のあらすじ・ネタバレ感想、ドラマのあらすじ・ネタバレ感想、原作との違い、原作書籍や配信先を紹介します。

推理小説好きなので、ミステリー要素がある作品が多くなるかも?気になる作品をピックアップしていきます。
他にもタイドラマのサイトを運営しているので、興味のある方は下記のサイトマークから覗いてみてください♡

minaをフォローする
タイトルとURLをコピーしました