昭和の混乱期、若き記者ののぶが選んだ“次の舞台”は東京でした。第16週「面白がって生きえ」では、薪鉄子との出会いがのぶを動かし、八木との再会が嵩に影響を与えます。
釜次の死、草吉の帰還と別れ──さまざまな別れと再会が交わる中で、のぶが決めた「先に東京で待っている」という一言が、二人の未来を大きく動かしていきます。
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【ネタバレ】第16週『面白がって生きえ』あらすじ:薪鉄子の言葉と東京決意の伏線
戦後の混乱期に「書く」ことで生きていくと決めたのぶが、ついに“東京”を次の舞台に選ぶことになります。取材旅行の最終日に出会った薪鉄子という強烈な存在、かつての戦友・八木との再会、そして釜次と草吉という家族のような人たちとの別れと再会──。
すべてがのぶの未来を突き動かす伏線として重なったのが、第16週「面白がって生きえ」です。

「面白がって生きえ」って、高知の方言。“おもしろがって生きていこう”って意味なんだって!
76話〜77話:鉄子と“ガード下の女王”取材・八木との再会
のぶと嵩がたどり着いたのは、東京の雑居ビルの一室。そこには、行き場を失った女性たちと、男たちに苦しめられる現実がありました。のぶは震える手でカメラを構え、ガラの悪い男たちに立ち向かいます。

緊張の現場に突入した!のぶの目が、すごかった…。 記者としての覚悟がビシバシ伝わったよ。
間一髪で警官が駆けつけ、騒ぎは収束。そして「ガード下の女王」と呼ばれる薪鉄子は、のぶの速記ノートを興味深げに覗き込み、意味深な言葉を残して去っていきます。
一方、嵩は偶然にも小倉連隊時代の戦友・八木と再会。取材を試みるも拒まれるのぶと嵩ですが、のぶは最後まで諦めずに八木の周囲を取材します。高知に戻ったのぶが原稿に選んだのは、鉄子ではなく八木の記事でした。

のぶは、戦争の痛みを知る人の記事を書きたかったんだろうなぁ…。でも、せっかく薪代議士と会ったのに、それを書かなくて大丈夫?

78話:鉄子の電話で引き抜き話が!?東海林の葛藤
八木の記事を載せた最新号の発売から2日後、編集部にかかってきたのは薪鉄子からの電話。電話を受けた東海林は思案顔。のぶは「怒らせてしまったのでは」と慌てて謝罪しますが…。

まさかのスカウト展開! 鉄子さん、ただの代議士じゃないね。いよいよ東京に行く時が来た?どうする、のぶ…!?
その夜、東海林は屋台で嵩や岩清水に本音を漏らします。のぶがいなくなるかもしれない編集部の未来を案じつつも、彼女の夢を応援したい葛藤。一方のぶも、メイコに鉄子のことを打ち明け、揺れる自分の気持ちを確かめようとしていました。
79話〜80話:釜次の死・草吉の帰還!のぶの東京決意へ
高知に戻ったのぶが訪れたのは、釜次のもとでした。元気そうに振る舞う釜次に、のぶは鉄子からのスカウトの話を告白。釜次は「本当におまんがやりたいことは何ぜよ」と問いかけます。

「面白いものを作れ」って嵩に言ってるよう。最後に釜じいは、のぶと嵩の背中を押したんだよね…。
釜次はそのまま息を引き取り、草吉が6年ぶりに窯に触れに帰ってきます。しかし草吉もまた、翌朝姿を消しました。
葬儀を経て、のぶは東海林から背中を押される形でついに決断。「先に東京で待っている」――のぶが嵩に告げたその言葉が、次なる物語の大きな扉を開きます。

実在モデルとの比較:やなせたかし&小松暢の東京上京実話
のぶと嵩の物語は、やなせたかしさんと小松暢さんの“実話”を色濃く映しています。
戦後、やなせたかしさんは屑拾いを辞めて高知新聞に入社。その後、デザインの道へと進むきっかけになったのが、月刊誌『月刊高知』での編集経験と東京取材でした。

東京で「面白いものを作りたい」って気持ちが、アンパンマン誕生に繋がる…!『月間高知』の編集は、その後『詩とメルヘン』で活きるんだよね。
一方、小松暢さんも代議士の秘書として上京した実話が残されています。小松暢さんが高知を離れる時、やなせたかしさんに言ったとされる言葉が──
このひと言が、二人の“東京物語”の始まりを示していました。

実際の二人はすでに付き合っていたんだよね。でも、ドラマの方は…まだ微妙な関係…?これからどうなるのかな!?

16週の見どころ&17週の展開予想:“面白がって生きえ”の意味とは
薪鉄子との出会いがのぶを大きく変えました。取材を“する側”から“動かす側”へ──。のぶの中に芽生えた衝動が、東京編の始まりを告げています。
釜じい死去でヤムおんちゃんが再登場!しかし、すぐに消え――!?

釜じいとヤムおんちゃんの存在が、のぶちゃんにとっての「ふるさと」なんだろうな…。それにしても、ヤムさん…登場シーン少なすぎ…!
釜次の死と草吉の再帰還、そしてまた去る姿。あんぱんは“喜ばせる”象徴として、これからも彼女の背中を押してくれるはずです。
八木との再会も、嵩にとっては戦争と向き合う大切な一歩でした。すべてが“面白がって生きる”ための糧になっていきます。
17週から新章突入!?のぶと嵩の上京物語、いよいよ本格化
17週から、いよいよ物語は東京が舞台に。薪鉄子の誘いを受けてのぶが高知新報を退社し、東京で新たな仕事を始めます。戦後の孤児問題に切り込みながら、自分の速記で社会を変えたいという想いが形になっていくはずです。

嵩も…のぶを追いかけるのかな? のぶちゃんの「先に東京で待ってる」が気になるー!ってゆーか、二人のラブはいつなんだ!?
二人の上京物語は、やがて「アンパンマン」という優しさの象徴へ。“面白がって生きえ”という釜次の想いを胸に、のぶと嵩の物語は次の章へ動き出します。
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まとめ:釜じい退場に涙が止まらない!ヤムおんちゃんの再登場はある?
のぶが「書く人」から「動かす人」へと一歩を踏み出すきっかけとなった薪鉄子との出会い。八木との再会で嵩もまた、自分の中にある“戦争の記憶”と改めて向き合いました。
釜次の死と草吉の帰還は、のぶにとって大切な場所と人の“別れ”と“続き”を象徴しています。そして、史実で小松暢さんが言った「先に東京で待っている」という言葉がクロスする瞬間…ドラマでも二人の新しい物語のはじまりを照らしました。
次週はいよいよ、のぶが高知を離れて東京へ。戦後の混乱期を“面白がって生きる”覚悟を胸に、のぶと嵩の物語が新たな章へと進みます。
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