清水玲子先生の人気漫画シリーズ『秘密 season0』5巻「増殖」は、観たら死ぬと言われるホラー映画と、病原性プリオンを絡めた壮大な陰謀が描かれています。この記事では、5巻のストーリーをネタバレ込みで解説し、感想や考察を交えつつその魅力をたっぷりお伝えします。
「増殖」は5・6巻で一つの事件となっており、コミックスは同日発売だったよ。2・3巻の「原罪 ORIGINAL SIN」も同日発売だったし、読者に優しいよね。
2025年1月期に『秘密〜THE TOP SECRET〜』でドラマ化される本作。原作と比較して楽しもう♪主演は、板垣李光人&中島裕翔さんだよ。
≫漫画【秘密 season 0】4巻「可視光線」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
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『秘密 season0』5巻(増殖)あらすじ:呪いの映画と恐怖の連鎖
ある映画を観た人々が次々に亡くなるという怪事件が発生。捜査を進める中で、事件の背後にはかつて壊滅したはずの狂信的カルト教団が関与していることが明らかになります。
これ、映画を観ただけで死ぬとか、ホラーどころじゃないよね!?まさか科学と狂信が結びつくなんて、恐怖のレベルが違う…!
事件の中心には天才的な分析力を持つタジクが再登場し、薪や青木たちと再び対峙する展開が待っています。
まさか、「原罪」の犯人タジクが再び登場するなんて!?もしかして、『秘密 -トップ・シークレット-』の貝沼みたいにシリーズ通して出てくるのかな?
【ネタバレ感想】タジクの再登場と薪の苦悩
5巻では、タジクが再び物語の中心に登場します。薪から捜査協力を請われたタジクは、詳細な捜査資料の提示を待たず、犯人の計画やそれを阻止する手段を瞬時に思いつきます。
人間の欲望や信仰心を利用した、巧妙な仕掛けが施されているように見えた「病原性プリオン無差別散布テロ」の全貌を一瞬で理解するなんて…!?
青木の真っ直ぐな性格が、薪の複雑な感情を引き起こす場面も見どころです。特に、青木が涙ながらに映画館での悲惨な現場を語るシーンでは、第九の捜査員が内心でどのような思いを抱えているのか、読者として胸が熱くなる瞬間でした。
薪さんの青木さんに対する態度は、冷たく見えることもあるけど、実はものすごく守りたい気持ちが伝わってくるよね。
あと、タジクが青木さんを煽るシーンは、妙に刺さる!タジクは薪さんに一目置いてるけど、薪さんが青木さんに一目置いてるのが気に食わない感じだよね。
【考察】呪いではなく科学的恐怖
本作の中で描かれる”呪い”の正体が、病原性プリオンという科学的な現象に基づいている点が非常に興味深いです。清水先生の作品らしいリアリティとファンタジーの融合が、読者を引き込む大きなポイントになっています。
プリオンは実際の世界でも解明が進んでいない部分が多く、その恐ろしさを改めて実感しました。この物語では、カルト教団がこの科学的な要素を悪用し、人々の恐怖を煽るために利用しています。科学と宗教の融合がもたらす”人為的な呪い”というテーマが深く考えさせられる内容でした。
呪いって聞くとオカルトっぽいけど、プリオンが原因ってわかると余計に怖いよね。「原罪」タジク編のヤコブ病を思い出すよ~。
それもあって、薪さんはタジクに捜査協力を依頼したけど…ホラーも怖いけど、バイオテロってのも怖い…。映画館で拡散するなんて、日常の恐怖が倍増だよ!
互いに相手を想う気持ちがすれ違う!薪と青木の絆に注目
薪と青木の関係性は、この巻でも重要な要素として描かれています。薪は青木に対して厳しい態度を取る一方で、その裏には深い信頼と守りたい気持ちが見え隠れしています。
映画「見えないともだち」のオリジナルを手に入れた青木さんが意気揚々と薪さんに報告するけど、薪さんに簡単に気絶させられちゃうんだよね~。
「僕は死ぬのは怖くないが、部下(青木)が死ぬのは怖い」って…薪さん!青木さんも、同じように思ってて薪さんに頼られたいって思ってるのに~!
巻をすすめる毎に強くなっていく薪と青木の絆ですが、互いに相手を想うあまりすれ違う二人の言動がもどかしい限りです。
趣味はホラー映画鑑賞!岡部の部下「山城」登場
山城(やましろ)は、第九メンバーの中でも特異な存在感を放つキャラクターです。岡部の部下でありながら、彼の行動や発言にはどこか個性が際立つ一面があります。
その中でも特筆すべきなのは、「ホラー映画好き」という趣味。MRI捜査で毎日苛酷な画像と向き合う仕事をしていながらホラーを愛する姿勢には、読者も「変わり者」と思わずにはいられないのではないでしょうか。
ホラーって、普段見ないからエンタメで見たいって要素があると思うんだけど…支社のMRIを見るとそういうのばかりなのに…山城さん、変わってるよね?
親友の死が招いた苦悩と復讐心
5巻「増殖」で山城の物語が大きく動きます。仕事で行けなくなったホラー映画祭のチケットを親友・佐野圭介とその恋人・悦子に譲ったことで、彼らが事件の犠牲者となってしまいます。この事実が山城に深い悔恨をもたらし、実行犯である須田洋子への強い復讐心を抱くきっかけとなります。
須田拘束後、山城は拳銃を彼女に突きつけ、「罪を憎んで人を憎まず」という警察官としての理性と、「親友を奪われた無念」という感情の狭間で揺れ動きます。しかし、青木の言葉に諭され、最終的には復讐を思いとどまりました。このシーンは、彼の葛藤や人間らしい弱さが鮮明に描かれ、読者の心を強く揺さぶります。
自分が譲った映画のチケットで友人カップルが死んじゃうなんて…。でも、復讐心を抑えた山城の決断は本当に立派だったよね。
青木に残した伝言は「コダマのコドモ」
事件はまだ終わりを迎えません。続く6巻では、須田を取り押さえた後、山城はストーンヘンジ教祖・児玉良臣(こだま よしおみ)に銃撃され、重体に陥ります。この場面は、彼が捜査の最前線に立っているがゆえの危険と責任を象徴しています。
実は、この児玉の子ども・光は、今後のストーリーにも主要キャラとして登場するよ。8巻からスタートする「悪戯(ゲーム)」に注目です。
“変わり者”の真価
花粉症に悩まされながらも日々の捜査を乗り越え、苦悩の中で人間性を失わずに戦う山城。その姿は、第九という特殊な環境においても異色でありながら真価を発揮しています。悔しい思いを抱えているときほど仕事が進むという彼の性格も、今回の事件を通して色濃く表れました。
山城さんは、薪・青木・岡部さんと違って“普通の人”って感じがするよ。あと、岡部さんの部下に、女性の捜査員もいるんだけど…こっちは面白キャラだよ~。
波多野(はたの)さんだよね?薪室長のことを、あまり恐れていないし堂々とツッコんだりしてるのが印象的!薪さんも女性には強く言えないのかも?
1995年の地下鉄サリン事件と「増殖」のテロ事件:共通点と類似性を考察
5巻「増殖」における事件では、カルト宗教団体がホラー映画を利用して「病原性プリオン無差別散布テロ」を実行します。この展開に対し、青木が1995年のサリン事件に言及する場面は非常に印象的です。サリン事件と漫画内の事件にはいくつかの共通点が見られ、それが本作のリアリティを一層引き立てています。
共通点1:カルト宗教による無差別テロ
どちらの事件も、カルト宗教団体が中心となり、一般市民を無差別に標的にしています。1995年のサリン事件では、地下鉄という公共の場を利用して毒ガスを撒き散らしました。一方で「増殖」では、映画館という人々が集まる娯楽の場を選び、空気感染するプリオンを散布するという手法が取られています。
映画館って楽しい場所のはずなのに、そんな場所でテロとか、めちゃくちゃ怖いよね!?カルト集団の方がリアルにいるだけにホラー映画より怖いよ…。
共通点2:日常生活の中への侵入
1995年のサリン事件は、多くの人が日常的に利用する地下鉄を標的にしました。この事件がもたらした恐怖は、通勤や通学といった日常生活そのものを脅かすものでした。一方で、「増殖」の事件では、映画館という日常の娯楽空間が利用されています。
公共の場が恐怖の場に早変わり…!楽しい1日になるはずが一転、人生を終了させる恐怖の1日になっちゃうなんて…。
共通点3:目的の達成方法としての「人命軽視」
タジクが言うように、「人命と引き換えにした最悪の宗教活動(プロバガンダ)」は、1995年のサリン事件にも通じる部分があります。両者とも、人命を犠牲にすることを「手段」として捉え、社会にメッセージを送りつけることを目的としています。
非人道的なアプローチは、カルト宗教の恐怖を象徴する要素だよね。テロで自分の主張を世界に知らしめるなんて、本当に辞めてほしいよね。
類似点:科学技術と宗教の融合
サリン事件では化学兵器という科学技術が使用されました。一方、「増殖」では病原性プリオンという医療や生物学の知識が犯罪に悪用されています。どちらも、現代科学を悪用する形で宗教活動を実行するという点で類似しています。
特に、漫画では「宗教が科学を利用していることの危険性」を強く描いており、科学技術が倫理を無視して用いられた場合の恐ろしさが浮き彫りにされています。
病原性プリオンとか難しい言葉だけど、要は科学は便利だけど、間違った人の手に渡ると恐ろしいことになる。何でも使い方次第なんだよね…。
1995年サリン事件との違い:物語の中での意図的な描写
漫画「増殖」は、フィクションであるがゆえに現実とは異なる部分も存在します。特に、テロの実行手法やその背景は、ストーリーを進めるためのドラマチックな演出が含まれています。
青木さんがサリン事件を引き合いに出したのって、ただの偶然じゃないよね?読者にも考えてほしいメッセージが込められているだと思ったよ。
うん。清水玲子先生の漫画は、フィクションの中で現実を思い出させる演出が効いてるよね。事件を風化させることなく、歴史から学ばないといけないね。
秘密シーズン0「増殖」5巻まとめ:現実とフィクションが交錯する恐怖の描写
「増殖」に描かれるカルト宗教団体のテロ事件は、1995年のサリン事件を強く想起させる内容でした。現実の事件を彷彿とさせる描写を取り入れることで、読者に現実の社会問題について考えるきっかけを与えています。
また、青木やタジクといったキャラクターの視点を通じて、人命軽視の恐怖や科学と宗教の危険な融合をリアルに描写しています。この作品が投げかける問い「恐怖とどう向き合うべきか」は、過去の事件を風化させることなく考える大切さを教えてくれます。
ホラー映画を題材にしながら、科学と信仰の恐怖を見事に描いた5巻!カルト教団の狂気に満ちた計画の全貌が6巻でいよいよ明らかに…!?
5巻の終わりから、次巻ではよりスリリングな展開が待ち受けているはず!清水玲子先生の次の一手から目が離せません。
≫漫画【秘密 season 0】6巻「増殖」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
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