『秘密シーズン0』は、清水玲子先生によるミステリー漫画シリーズで、「原罪」編から繋がる「悪戯(ゲーム)」編など多様なテーマを通じて人間の本質を描き出します。薪剛と青木一行を中心に繰り広げられる物語は、命の尊厳、善悪の境界、愛と罪の連鎖を問う重厚な内容で、多くの読者を魅了してきました。
本記事では、既刊10巻のあらすじをネタバレ含めて徹底解説。各巻ごとの事件や伏線、主要キャラクターの心理描写を掘り下げ、作品に込められたテーマを考察します。作品の魅力を存分に味わいましょう!
各巻のあらすじを簡潔に分かりやすく紹介!2025年、板垣李光人&中島裕翔のW主演でドラマ化される『秘密』シリーズ、原作も要チェックです。
≫【秘密 -トップシークレット-】漫画全12巻の最終回ネタバレ考察はこちら
- 1巻「Genesis 創世記」あらすじ:薪の出生の秘密と鈴木との友情
- 2巻「原罪 ORIGINAL SIN」あらすじ:カニバリズム事件と復讐の連鎖
- 3巻「原罪 ORIGINAL SIN」あらすじ:タジクの復讐と壮絶な結末
- 4巻「可視光線」あらすじ:桜木の秘密と苦悩する選択
- 5巻「増殖」あらすじ:呪いの映画と病原性プリオン無差別散布テロの真相
- 6巻「増殖」あらすじ:ストーンヘンジ事件の結末と新たな恐怖の始まり
- 7巻「冬蝉」あらすじ:薪と住田教授の因縁、蝉の命に込められた儚き想い
- 8巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:子供の残酷さと大人の葛藤
- 9巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:光の過去と青木の決断
- 10巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:光の最期と“悪戯”の結末
- 漫画【秘密シーズン0】全巻ネタバレ考察まとめ
1巻「Genesis 創世記」あらすじ:薪の出生の秘密と鈴木との友情
『秘密シーズン0』1巻「Genesis 創世記」では、薪剛の出生の秘密や、後に彼の人生に大きな影響を与える鈴木克洋との出会いが描かれます。舞台は薪が大学生の頃。飛び級で博士号を取得する天才・薪は、同じ大学で鈴木と出会いますが、初めはギクシャクした関係でした。しかし、薪の純粋な人間性を知った鈴木は次第に心を開き、二人は信頼を築いていきます。
一方、薪の家族に関する衝撃的な事実も判明します。薪の養父・澤村敏は、かつて火災事故で全身大やけどを負い記憶を失った人物でしたが、実は薪の実父であることが発覚します。さらに、秘密結社「プレミアム」と薪家との関係も明らかになり、澤村が薪俊への嫉妬と愛憎の末に事件を引き起こしたことが物語の軸となります。
大好きな薪さんが初々しい大学生…♡過去と向き合い、囚われずに生きようとする姿は、多くの読者に「自分の運命を乗り越える力」を示してくれるよ。
≫【秘密 season0】1巻「Genesis 創世記」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
2巻「原罪 ORIGINAL SIN」あらすじ:カニバリズム事件と復讐の連鎖
『秘密シーズン0』2巻「原罪」では、有名レストランの廃棄物から遺体の一部が見つかる事件が発端となります。第九の薪所長たちは捜査を進める中、レストランのカリスマシェフ・タジク・シャマールという男に辿り着きます。彼は幼い頃から核実験の被害を受けた悲劇の過去を持ち、復讐のため人肉を料理に使った疑惑が浮上します。
タジクの背景には、カザフスタンでの核実験によって家族を失い、自身も過酷な環境で生き抜いた壮絶な物語がありました。妹の「次は猫として生まれ変わりたい」という言葉は読者の胸を締めつけます。しかし、薪は冷静な視点を持ちながらもタジクの復讐心に複雑な感情を抱きます。
薪さんの正義感が眩しすぎる…!青木さんに宛てた手紙に込められた特別な想いが、物語のテーマをより深くしています。
≫【秘密 season0】2巻「原罪 ORIGINAL SIN」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
3巻「原罪 ORIGINAL SIN」あらすじ:タジクの復讐と壮絶な結末
『秘密シーズン0』3巻「原罪」では、豪華な食事会を舞台に、カザフスタン大統領警護に挑む薪たちの前に立ちはだかるシェフ・タジクの陰謀が描かれます。2巻で浮上した大統領暗殺計画の真相は、ロシアのポトノフ外相に対する復讐劇であることが判明。核実験による被害者の無念を晴らそうとするタジクの行動には、読者も同情せざるを得ません。
事件の鍵を握るのは「料理」という言葉に込められた意味。薪は、タジクが遺体を豚に処理させるという恐ろしい手口に気づきますが、同時にタジクが料理に人肉を使っていなかったことも明らかになります。最終的に青木は命がけで外相暗殺を阻止し、薪はタジクに対し「復讐では何も守れない」と説き伏せます。
人間の正義と罪が交錯するドラマが、心に深く刺さります。薪さんの「誰かが連鎖を断ち切らなければならない」という言葉が胸に響いたよ◎
≫【秘密 season0】3巻「原罪 ORIGINAL SIN」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
4巻「可視光線」あらすじ:桜木の秘密と苦悩する選択
『秘密シーズン0』4巻「可視光線」では、特異体質を持つ死刑囚・永江明の存在が発端となり、薪たちは不可解な事件の真相に迫ります。永江は赤外線を視覚できる能力を持ち、死刑執行時も「見えていた」ことが死後のMRIで判明しました。この特性は桜木正にも受け継がれており、物語は彼の出生の秘密とその選択に焦点を当てます。
桜木の母親は、かつて永江の被害に遭った女性でしたが、事件の事実を隠し、彼を愛情深く育てました。しかし、その秘密を守るために桜木は孤独を抱え、婚約者・由花里との関係にも影響を及ぼします。
由花里が桜木を恨む関口翔太に誘拐される事件が発生。翔太は復讐心から、桜木が暗闇で誤射するよう仕向けますが、桜木は最後まで真実を隠し通し、自ら「視覚異常を持たない」と証言し有罪判決を受けました。
桜木さんは母親の名誉を守るために秘密を選んだけど、その重みは計り知れないよね…。
≫【秘密 season0】4巻「可視光線」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
5巻「増殖」あらすじ:呪いの映画と病原性プリオン無差別散布テロの真相
『秘密シーズン0』5巻「増殖」では、映画を観た人々が次々と亡くなる怪事件が発生し、捜査はカルト教団「ストーンヘンジ」が関与する壮大な陰謀へと発展します。この映画館での“呪い”の正体は、実は病原性プリオンを用いた無差別散布テロでした。
再登場したタジクは、薪の依頼を受け、驚異的な推理力でカルト教団の計画を見抜きます。その一方で、青木は惨劇の現場を目の当たりにし、感情を揺さぶられます。物語は人命を軽視する非道な犯罪者たちに対し、捜査チームが挑む姿を描きながら、科学と信仰が交錯する恐怖をリアルに表現しています。
科学の恐怖が「呪い」より現実的で怖い!映画館という日常の場が恐怖の舞台になるのも秀逸だよね…。
≫【秘密 season0】5巻「増殖」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
6巻「増殖」あらすじ:ストーンヘンジ事件の結末と新たな恐怖の始まり
『秘密シーズン0』6巻「増殖」では、児童施設を舞台に、カルト教団「ストーンヘンジ」の真相が明かされます。教祖・児玉によって厳しい階層制度と洗脳教育を受けていた子供たち。最終的に施設は解体され、児玉も射殺されることで事件は幕を閉じたかのように見えました。
しかし、児玉の思想は光という少年に受け継がれ、子供たちは新たな“秩序”を形成していきます。事件解決後も、「増殖」という言葉が象徴するように、その影響は終わらないまま広がり続けます。
事件が終わっても、未来に続く恐怖の芽を感じる展開…。『増殖』ってタイトルの意味を考えた時…これほど怖いなんて思わなかったよ!
≫【秘密 season0】6巻「増殖」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
7巻「冬蝉」あらすじ:薪と住田教授の因縁、蝉の命に込められた儚き想い
『秘密 season0』7巻のエピソード「冬蝉」は、薪と恩師・住田教授の関係を軸に、嫉妬と愛情、そして“命の尊厳”を描いた物語です。偉人たちの脳が盗まれるという奇妙な連続事件の裏には、住田教授の研究と複雑な人間関係が絡んでいました。
薪は事件を追う中で、教授夫妻の思い出や、大学時代に抱えた葛藤と向き合います。特に、教授が発した「もし私が冬に鳴く蝉ならば」という言葉は、短い生涯を全力で生きる蝉の姿に自らを重ねたものでした。しかし、薪が見せた優しさは教授には伝わらず、冷たい合理性と受け取られてしまいます。
短命の命を抱えながらも全力で生きる蝉のように、薪さんもまた、友を失った悲しみを抱えながら使命を全うしているんだね。
≫【秘密シーズン0】7巻「冬蝉」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
8巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:子供の残酷さと大人の葛藤
『秘密シーズン0』8巻では、カルト教団“ストーンヘンジ”の残した爪痕が再び浮き彫りになり、物語は“悪戯(ゲーム)”をテーマに進行します。物語の中心には、養護施設「つばき園」で育った子供たちの残酷さと、大人たちの苦悩が描かれています。
8巻冒頭、小学校で行われた“ロシアンルーレットパンゲーム”によって少女が命を落とし、その背後には養護施設出身の少年・須田光が関与している可能性が浮上。薪は捜査を進める中で、子供たちの持つ無邪気さが生む恐ろしい現実に直面します。
須田光と薪・青木の対立は、波乱の予感大!次巻では、青木の家族に関与し始めた光がどのような行動を起こし、薪がどのように立ち向かうのかが見どころです。
≫【秘密シーズン0】8巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
9巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:光の過去と青木の決断
『秘密シーズン0』9巻では、「悪戯(ゲーム)」編が大きな転換点を迎え、須田光の壮絶な過去が描かれます。物語の中心は、青木が里親として光を迎えた後、彼を信じようとする姿と、薪や岡部の懸念が交錯する中で進行します。
光は、カルト教団の教祖である父・児玉の下で異常な儀式を受け、恐ろしい環境に育ちました。その過去は彼の人格に深い影響を与え、無邪気な笑顔の裏に潜む“狂気”が物語の焦点となります。
舞が襲われる事件をきっかけに、光は相手を激しく攻撃し、暴力衝動に飲み込まれます。「守る」という言葉を掲げながら、過剰な行動をとる光の姿は、読者に衝撃を与えました。
薪の「冷たさ」は愛ゆえの選択か、それとも過去の後悔が彼を突き動かしたのか?この問いは物語の重要な鍵となります。
9巻で忘れてはいけないのが、読み切りの「目撃」。短編が織り成す戦慄のサスペンスも要チェックです◎
≫【秘密シーズン0】9巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
10巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:光の最期と“悪戯”の結末
『秘密シーズン0』10巻は、「悪戯(ゲーム)」編の完結編として、ついに物語が幕を閉じました。事件の背後にいたのは、カウンセラーの神原翔子。彼女は妹をいじめで失った経験から、「邪悪な子供たちを罰する」という歪んだ信念を抱いていました。
神原は廃校舎のトイレに舞たちを閉じ込め、光を誘き出し復讐を成し遂げようとします。しかし、光は仲間を助けるために行動する一方、その方法には激しい暴力性が潜んでいました。事件の結末では、神原が光の仕掛けた罠にかかり、命を落とすという衝撃の幕切れを迎えました。
光くんの最期が切ない…。もっと違う人の元へ生まれていれば、薪さんのようになれただろうに…似ているだけに、薪さんも自分を重ねたよね?
≫【秘密シーズン0】10巻「悪戯(ゲーム)」あらすじ:ネタバレ考察はこちら
漫画【秘密シーズン0】全巻ネタバレ考察まとめ
『秘密 season0』は、薪と青木を中心に展開される事件の数々を通して、人間の善悪や愛情、命の尊厳について深く問いかける物語です。特に「悪戯(ゲーム)」編の衝撃的な結末は、多くの読者に深い余韻を残しました。須田光という悲劇の少年が示した“愛されることで人は変われるかもしれない”という儚い希望は、シリーズ全体を通して語られるテーマそのものでした。
次巻となる『秘密 season0』11巻は2025年2月20日発売予定です。続編ではどのような新展開が待っているのか、薪たち「第九」のメンバーがどのような選択をしていくのか、期待が高まります。これからも清水玲子先生が描く“心を揺さぶるミステリー”を見届けていきましょう!
◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
— 『秘密〜THE TOP SECRET〜』月10ドラマ【公式】 (@himitsu_ktv) January 1, 2025
1月20日(月)よる10時スタート
「秘密〜THE TOP SECRET〜」
◣_____________◢
お待たせしました!
本編映像をたっぷりと使った
第1話の長尺PRです📺#ドラマ秘密 の世界観を
元日からたっぷりと堪能してください😆‼️#板垣李光人 #中島裕翔… pic.twitter.com/LFL5I0RioJ
1999年から追いかけていた『秘密 -トップ・シークレット-』がドラマ化するなんて感無量!原作漫画と比較し、違いもチェックしていこう♪
ドラマ「秘密~THE TOP SECRET~」は、最新話をTVer、全話をFOD、U-NEXT、Amazonプライムなどで配信されています。
漫画「秘密―トップ・シークレット―」は、マンガPark(アプリ)で全巻無料(途中からフリーコイン)で読むことができます。
※フリーコインは毎日6時と21時に回復し180ポイント(4話分)もらうことができます。ポイントはCMを見ることでも貯めることができ、毎日0時と12時の2回30ポイントずつポイントをゲットできます。
毎日少しずつ読み進めたい方はマンガParkですが、読んでいると過去の伏線が気になることも…。一気読みや読み返しをしたい方は、DMMブックス(90%オフクーポンあり)やU-NEXT(初回登録でポイント付与あり)だと初回登録は安く利用することができます。
\一気読みや紙で読みたい方はこちら/
「秘密―トップ・シークレット―」は過去に映画、アニメにもなっており、どちらもU-NEXTで配信されています。
※無料トライアル期間中も解約は自由です
当サイトでは、話題の好きなドラマ情報をお届けします。
原作(小説・漫画・アニメ)のあらすじ・ネタバレ感想、ドラマのあらすじ・ネタバレ感想、原作との違い、原作書籍や配信先を紹介します。
推理小説好きなので、ミステリー要素がある作品が多くなるかも?気になる作品をピックアップしていきます。
他にもタイドラマのサイトを運営しているので、興味のある方は下記のサイトマークから覗いてみてください♡