2025年4月期のテレ東ドラマプレミア23は、『夫よ、死んでくれないか』。丸山正樹さんの原作小説をもとにした話題作です。
本作は、夫婦の愛憎劇を描いた“全夫が震えるシリーズ”第三弾※として、安達祐実さん、相武紗季さん、磯山さやかさんのトリプル主演で注目されています。(※既存シリーズ2作は、夫を社会的に抹殺する5つの方法、Season2あり、夫の家庭を壊すまで)
この記事では、原作小説のあらすじや、ドラマで描かれる“麻矢の夫の不倫相手”=夫の失踪事件の黒幕、犯人は誰なのか?、単行本の帯に書かれている“衝撃のラスト1行に瞠目する(目を見張る)!”の意味について、結末と最後まではっきりと描かれていないその後の展開を深掘りしていきます。
さらに、作品を通して見えてくる「結婚の現実」や、登場人物たちの将来、今後の人生にも触れ、ドラマ視聴前に原作の魅力を存分にお伝えします。

ここで注意!これから結婚を考えている人は見ない方が良いかも。エンタメとして楽しめるなら良いけど、“結婚は墓場”のイメージになってしまう可能性大!

ボクはドラマを見る前に原作を知っておきたい派!だけど、ネタバレを含んでいるので注意してね。結末から感じたことをレビューしていきます。

【ネタバレ】#おとしね あらすじ:サスペンスだが、誰も死なない
『夫よ、死んでくれないか』は、結婚生活に悩む三人の女性たちの複雑な人間関係と、意外な真相が描かれたマリッジサスペンスです。
原作の主人公は、麻矢:主要登場人物の紹介
ドラマでもトリプル主演とされる主要人物は、大学時代の女友達三人。自分たちを『三人組』と呼び、三十代半ばの現在もバーで定期駅に情報交換をする仲です。
💄解禁𝐏𝐀𝐑𝐓②💄
— ドラマ「夫よ、死んでくれないか」【テレ東公式】 (@premiere23_tx) March 4, 2025
さらに本作のキービジュアルも解禁🥀
本当の幸せは⾃分で掴む…?
それとも他⼈から与えられるもの…?
『#夫よ死んでくれないか 』
4/7(月)夜11:06 𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭#TVer お気に入り登録💎https://t.co/012XWZ4E2W#おとしね #安達祐実 #相武紗季 #磯山さやか pic.twitter.com/KhseStGRfN
- 甲本光博(こうもと みつひろ):竹財輝之助
麻矢の夫。大手IT企業に勤めており、麻矢との出会いは異業種合コン。インドアでオタク気質だが、不倫をし失踪するという謎の行動を見せます。 - 加賀美弘毅(かがみ ひろき):高橋光臣
璃子の元夫で、外資系コンサルタントの“できる男”。しかし、妻への異常なほどの愛情が行き過ぎ、束縛夫として恐ろしい一面も…。それが璃子が離婚に踏み切った原因となりました。 - 榊哲也(さかき てつや/通称ガーベ):塚本高史
友里香の夫で、家庭内ではモラハラ気質が強く、妻や娘に対して厳しく接する人物。頭を打って記憶喪失となり、性格が一時的に変わるも、記憶が戻った後は友里香たちに対して報復を企てます。 - 薗部康明(そのべ やすあき)
麻矢の兄。引きこもり状態で、家族との交流も少ない人物ですが、実は光博とオンラインゲームを通じて接点があったことが後に明らかになります。 - 甲本美咲(こうもと みさき)
光博の妹。家族を心配しつつも、兄の失踪に関して麻矢が何か隠しているのではと疑いの目を向けています。 - 千田(せんだ)
人材派遣会社のコンサルタント。麻矢にヘッドハンティングの話を持ちかけるも、実は個人的な目的で接近していたことが明らかに…。 - 鳥居香奈(とりい かな)
麻矢に憧れている職場の5歳年下の後輩。麻矢の隣の席に座り、彼女のプライベートな情報にも精通していました。実は麻矢の夫の不倫相手であり、物語の“犯人”です。

ガーベ=英語の「garbage(ごみくず)」の略で、三人組の間で通じる友里香の夫のあだ名です。旦那さん=ゴミって…絶句だよ…。
※黄色下線の上文がネタバレ箇所になります。白文字にしているため、気になる方のみ表示し確認ください。
『夫よ、死んでくれないか』はじまりは、三人組の“夫への愚痴”
物語は、麻矢、璃子、友里香の三人が、夫への不満を語り合うシーンから始まります。彼女たちは大学時代からの親友で、現在はそれぞれ違う立場にいますが、共通の話題はいつも「夫への愚痴」です。
特に麻矢は、夫・光博が突然失踪したことで、疑念と不安に駆られます。当初、麻矢は親友たちや、身近な人々を疑い続けますが、最終的に夫の不倫相手(真犯人)は自分の身近な人物(職場の後輩・鳥居香奈)だと判明します。
実は、犯人は麻矢に憧れを抱いており、その一方で嫉妬や憎悪も募らせていました。麻矢の夫と不倫関係になることを仕組んだ彼女は、麻矢を陥れるために失踪劇を演出したのです。

最初は璃子を疑い、次に友里香を疑った麻矢。最終的には、好かれていると思っていた人物に裏切られる結果に…!?

旦那とは関わりたくないけど、自分がいない間に不倫相手が自宅に来ていたら嫌っていう…誰が敵か味方か?残り香と写真から、最初は親友二人を疑うよ。
このように、『夫よ、死んでくれないか』は、平穏な日常の裏に潜む恐ろしい人間関係を描き、最後までハラハラさせられる展開が魅力の作品です。なお、誰も死なないのでサスペンス要素はあるものの“殺人事件”はありません。

突然の夫の失踪!鍵を握る犯人=不倫相手は、自分の隣にいた
夫の不倫相手(鳥居香奈)は、物語のキーパーソンであり、まさに「身近な敵」と言える存在です。
彼女は、いつも麻矢の隣の席に座っていました。麻矢に憧れ“麻矢になりたい”と言っており、麻矢の行動やプライベートな情報を密かに観察していました。
犯人が判明したとき、「まさかこんな身近な人が…」と驚くかというと、実はそうでもありません。小説を読む中で分かりやすいセリフ(伏線?)がいたるところにあり、犯人が判明しても「やっぱりな…」と感じる人がほとんどだと思います。

憧れの好きが、その人になりたい!となることも…。最後、あなた(麻矢)を超えられたよね?と、本人の前に登場するシーンは少しゾクッとします。
彼女が不倫関係に走った背景には、複雑な感情が絡んでいました。
当初、彼女は麻矢に対して強い憧れを抱いていました。仕事ができて周囲からも信頼されている麻矢のようになりたい、そんな純粋な思いが、次第に「自分が麻矢に取って代わりたい」という歪んだ願望に変わっていったのです。
光博を誘惑したのも、単なる恋愛感情からではなく、麻矢の生活を壊したいという強い嫉妬心からでした。麻矢に自分の存在を認識させるため、そして自分が彼女を超える存在であることを証明するために、彼女は夫を奪い、さらには失踪劇を演じました。

ただの憧れが、嫉妬を超えて破壊的な行動に変わるなんて!怖いけど、こういう展開結構見る気がするな~。
このように、光博の不倫相手の行動には彼女なりの「理由」がありました。小説では途中から犯人(不倫相手)の正体が分かってしまったので、ドラマでは最後まで怪しい人物の選択肢を複数残しておけるかがポイントと考えます。
果たして、犯人がどのように異常性を表現するのか?ドラマ化が成功するかどうか、視聴者に強烈なインパクトを与えられるかどうか?こちらは、俳優陣の演技力に期待しましょう。
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【考察】原作小説の結末:その後の三人組は離婚するのか
まず、小説『夫よ、死んでくれないか』では璃子は既に夫と離婚しているところからスタートしています。残りの二人、麻矢と光博、友里香と哲也は離婚するのでしょうか。描かれている結末と、小説では描かれていない予想される未来を考察してみました。
光博は麻矢が最後まで好きだった?小説の最後を解説
物語のラストでは、麻矢の夫・光博の失踪の真相がついに明らかになります。彼は、不倫相手の巧妙な策略により、意図的に姿を消していたのです。麻矢は既に夫に何も期待せず無関心でしたが、光博は長年不倫をしていたのでしょうか。

そして、光博と自分の兄・康明がゲーム仲間だと判明!康明から“光博が麻矢を想っていた”ことを知らされます。

え!?小説は麻矢視点で書かれているから、そんな風には全然見えなかったけど?どうやら麻矢も、かなり問題のある性格をしているみたい…!
麻矢が“共通点がない”と思っていた夫・光博と、もっと早く歩み寄り話す努力をしていたら…麻矢の結婚生活は、全く違っていたのかもしれません。
その後の『三人組』は、全員離婚する
小説でははっきりと書かれていませんが、友里香は、ガーベ(哲也)にけがを負わされ、哲也が事件が表ざたになったことから、子どもを相手方に渡すことなく離婚できると見られます。

友里香は専業主婦で経済力のなさから、離婚に踏み切れずにいました。親権が取れるかも心配していたけど、これで安心だね。

みんなそれぞれの道を見つけたんだね。でも、一番得したのが不倫相手!?彼女はこんな感じで今後も上手く生きていくのかも…?
麻矢と友里香が最後に離婚できたのかどうかについては、小説では書かれていません。しかし、離婚するだろう未来が見えるラストで、登場人物たちがそれぞれ新たなスタートを切り、物語は一つの区切りを迎えます。

【解説】衝撃のラスト一行=タイトル!小説で描かれた「結婚の現実」
帯に“驚愕のノンストップ・ミステリ!!”とありますが、『夫よ、死んでくれないか』は推理小説ではありません。描かれているのは、「結婚生活の光と影」です。
「理想の結婚」と「現実の結婚」のギャップ
物語に登場するキャラクターたちは、結婚当初は「幸せな家庭」を夢見ていました。しかし、現実は厳しく、理想と現実のギャップに苦しむ姿が描かれています。
- 結婚はゴールではなく、新たな人生のスタート
- 理想ばかり求めていると、現実とのギャップに耐えられないことがある
読者は共感するのか?“世の夫たちよ、震えて眠れ――。”の意味
本作では、日常の中で感じる「小さな違和感」が、やがて大きな不満へと膨れ上がる様子がリアルに描かれています。特に、麻矢たちがバーで夫の愚痴を言い合うシーンは、読者にも「自分も同じことを感じている」と共感を呼びます。
また、嫉妬や自己実現への渇望が、どのように人を変えてしまうのかを示している点でも、考えさせられるテーマが多く含まれています。

作者のあとがきにあったけど、登場人物に近い立場の女性の生の声を聞いたんだって。共感する部分もあるけど、やりすぎると怖いよね。

作者が男性なのに驚くと同時に、納得。衝撃のラスト一行とか、あとがきの最後とか…本文はそこまででもないのに煽り文って感じがしたよ。
- 帯にある“衝撃のラスト1行に瞠目する(目を見張る)!”のラスト一行は=タイトル(夫よ、死んでくれないか)で、不必要に煽るほど目を見張るほどの意味はありませんでした。
- あとがきの最後も“夫たちよ、震えて眠れ”で、同様の単なる煽り文でした。
最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫たちよ、本書を読んで震えて眠れ。
引用:『夫よ、死んでくれないか』丸山正樹著/あとがき(269P)

ボク的には「( ˙-˙ )すん」となる煽り文だったけど、男性には刺さるのかな?まぁ、自分の気持ちに正直であることも大切だけど、行動には注意しないとね。
作品全体を通して、「本当の幸せとは何か?」という普遍的なテーマに対する問いかけがあり、読後も深く考えさせられる内容となっています。

『夫よ、死んでくれないか』ネタバレ感想:まとめ
『夫よ、死んでくれないか』は、結婚生活の闇と人間関係の怖さを見事に描いた作品でした。特に、麻矢の夫の不倫相手が「自分がほぼ毎日顔を合わせる、身近な人物」だったという衝撃は、読者に強いインパクトを与えました。
また、結末では単なるミステリーにとどまらず、結婚生活の光と影、そして理想と現実のギャップを考えさせられる余韻が残ります。

麻矢視点の話だったから、麻矢が親友二人に抱いている黒い感情も描かれています。女友達って怖い…男友達だとどうなんだろう、もっとさっぱりしてる?

女性は共感の生き物だからね。バーでも、男性陣三人組は話を聞くより、話を種に盛り上がるって感じだったし…性差がありそう。
ドラマでは、三人組を『安達祐実×相武紗季×磯山さやか』が、その夫たちを『竹財輝之助×高橋光臣×塚本高史』が演じます。恐怖でリアルな結婚生活がどのように映像化されるのか、原作小説とあわせて楽しみましょう。
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