大倉崇裕のユーモアミステリー小説『問題物件』が、2025年1月期にドラマ化されることが決定!主演は上川隆也さんで、不動産にまつわる奇妙な事件を描く物語が映像化されます。
この記事では、原作小説のあらすじを振り返りつつ、その感想とドラマ化の見どころについて詳しく解説していきます。事件を紹介するためネタバレを含むため、原作の結末を知りたくない方は先に原作を読むことをおすすめします。
ドラマ『問題物件』は、最新話をTVer、全話をFOD、Amazonプライムで配信しています。原作小説は、大倉崇裕氏の『問題物件』と続編『天使の棲む部屋 問題物件』です。

ネタバレあり「問題物件」あらすじ:不動産に隠された謎を暴く!
『問題物件』は、大島不動産販売の社員・若宮恵美子が、難病を患う創業者子息・大島雅弘の看病をしながら、不動産にまつわる不可解な事件を解決していく物語です。高丸社長派と信昭前社長派の対立の中、雅弘の復帰を阻止しようとする勢力が、特別室を設置し難題を押し付けてきます。
恵美子が窮地に陥ると、謎の探偵・犬頭光太郎(犬太の化身)が現れ、問題物件に潜む真相を暴いていきます。作品は5つの短編エピソードで構成されており、それぞれに独特な謎が描かれています。

現在、グループ経営は順調だけど、先代社長(信昭)派と現社長(高丸)派は相性が良くないみたい…。創業家の跡継ぎ問題は複雑だね。

会社の実権は高丸氏が握っているため、信昭派は閑職に追いやられています。ところが…雅弘氏(先代社長・信昭派)復活の兆しが…!
雅弘氏をトップに室長代理の片山、課員は若宮恵美子一人。片山は高丸派で恵美子が失態を晒すか、尻尾を巻いて逃げ出すのを手ぐすねを引いて待っています。恵美子が困ったときに決まって現れる、探偵・犬頭光太郎(いぬがしら こうたろう)と共に、問題物件の調査が始まります。
1月15日(水)よる10時スタート
— 『問題物件』?️フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@mondaibukken_cx) December 11, 2024
?️ #問題物件 ?️
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? ティザー映像解禁❗️?
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?️♂️「いわくつきの物件
私たちが解決します」
謎の名探偵 & 不器用な物件マニア‼️
異色のヘンテココンビが、
さまざまな物件に潜む謎を解き明かす?… pic.twitter.com/cJnHVQebvn

ここからは、全5章から成る小説のあらすじを詳しく紹介します。ネタバレがあるので、事件の結末を知りたくない人は注意してください。

居座られた部屋
- 問題:立ち退きを拒む住民の謎
- 原因:暴力団同士の縄張り争い
- 結末:実行犯を撃退し、暴力団同士で解決させる
まず登場するのは、マンション「コーポ・ゴア」の一室。立ち退き交渉を拒み続ける住人・猪俣の正体は、実は暴力団の暗殺者。新聞配達員を装い、狙撃計画を進めていました。
感想として、このエピソードは“入り組んだ謎”というよりも、犬頭の豪快な行動で一気に解決する展開が痛快です。「やりすぎじゃない!?」と思う場面もありますが、コミカルな描写が笑いを誘います。

何だか最後、力技?と思った方、正解です◎基本的に、推理から事件解決まで犬頭さんの思い通りに進んでいきます。

「キェェェェェ」とか言いながら、魔法のように事件を解決してくれるよ。本格ミステリーではなく、ファンタジー要素満載のテンポの良い短編集です。

借りると必ず死ぬ部屋
- 問題:住人が立て続けに死亡する部屋
- 原因:部屋での殺害後、故意に自殺志願者を入居させたため
- 結末:オーナーの関与を暴き契約を破棄
世田谷区のマンション「グランドハウス」の301号室では、立て続けに住人が亡くなっています。この事件ではオーナーの須貝が殺害を行ったうえで、自殺者を装った入居者を誘導していたことが判明。
このエピソードでは、オーナーが動機として語る“嫉妬心”が恐ろしいほど生々しく描かれています。人間の複雑な感情が絡み合い、ホラー要素も感じる内容です。

みんな室内で亡くなったわけじゃないのか…。だとしたら、やっぱり呪われた部屋なのかなぁ…。怖いよ~。

部屋そのものが呪われているような雰囲気があるけど、実際は人間の怖さが原因なんだね。
第2話は1月22日(水)よる10時放送‼️
— 『問題物件』🏘️フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@mondaibukken_cx) January 16, 2025
🏘️ #問題物件 🏘️
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🏡 「吾輩は犬である」 🏡
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話題にしていただいたシーンを
切り取ってお届け🫶
「借りたら必ず死ぬ部屋」に
突然現れた犬頭🐾
謎の男の登場シーンをご覧ください💝
🐾 TVer →… pic.twitter.com/zzK65mh8eb
ゴミだらけの部屋
- 問題:悪臭を放つゴミ屋敷
- 原因:息子を守るため父親が意図的に集めたゴミ
- 結末:元警官の放火計画を阻止
ゴミ屋敷と化した家の真相は、息子を守るための“偽装”でした。父親の四毛は、息子が抱える秘密を隠すためゴミを集め続けていました。
このエピソードでは、親子の愛情と後悔が胸に響きます。父親が過去の自分の行動を悔い、今度こそ息子を守りたいと決意する姿は切なくも力強いです。

ゴミを集める理由が“息子を守るため”だったなんて…ただの迷惑行為じゃなかったんだ。

真相を知ると涙腺にくるね。親子の絆が事件の裏に隠れていたなんて…。

騒がしい部屋
- 問題:ポルターガイスト現象が発生する部屋
- 原因:住人が“再現された部屋”で過ごしていたため
- 結末:暴力団を逮捕し、住人は引っ越し
「センチュリー・鶴久」マンションの一室で、住人が奇怪な現象を訴えていました。実際は暴力団がその部屋を監視目的で使用し、住人を無意識に巻き込んでいたのです。
このエピソードは、現実味のある犯罪描写が特徴的です。監視方法の巧妙さには驚かされますが、最後は犬頭が豪快に解決します。築二十年以上で隣と真上に子どものいる部屋」を恵美子の勤務先上司である篠崎へ調べるよう指示します。

暴力団が仕組んだ監視システムなんて、現実にあったら怖すぎる…。でも、最後はスカッとする結末だったね!

この小説には分かりやすい悪(暴力団)がよく登場するね。そして、最後は犬頭さんが力技で解決!小学生にも理解しやすい話です。

誰もいない部屋
- 問題:住人が連続失踪する部屋
- 原因:母親が娘に会うために何度も名前を変えて入居していた
- 結末:新興宗教団体の摘発と母娘再会の謎を解明
新興宗教団体「ギャマンの鐘」が再び登場するこのエピソードでは、信者が事件に深く関与していました。母親が娘に会いたい一心で行った行動が、悲劇を生む結果となったのです。
親子愛や宗教の恐ろしさ、騙し合いが複雑に絡み合い、事件はスリリングな展開を見せます。

最初に出てきた新興宗教団体が最後にも登場…!一話完結の話だと思ってたから、繋がりがあってビックリしたよ。

母親の愛情が強すぎて悲劇を生んでしまうのが切ないよね。
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— 『問題物件』🏘️フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@mondaibukken_cx) January 21, 2025
🏡 第2話の「問題物件」を先出し🏡
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明日よる10時放送の #問題物件 第2話🏚️
犬頭&恵美子のコンビが調査する物件は――
ポルターガイストが起こる部屋
この現象は、「幻覚」か、
それとも「呪い」の仕業なのでしょうか…⁉️
🐾… pic.twitter.com/lXTCgCuLtL
【感想】破天荒さが魅力!『問題物件』はユーモアがあるミステリー
『問題物件』の魅力は、その破天荒な設定と展開。犬頭の超能力による力技な解決方法には突っ込みどころ満載ですが、そこがまたユーモラスで楽しいポイントです。
1月15日(水)よる10時スタート
— 『問題物件』🏘️フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@mondaibukken_cx) January 7, 2025
🏘️ #問題物件 🏘️
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🐾主題歌ver.の予告映像解禁 🐾
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ドラマにとって最強の応援歌🎶#SPYAIR が手掛けた
主題歌『Buddy』と共に、
「問題物件」をどうぞお楽しみに🫶#上川隆也 #内田理央 #宮世琉弥… pic.twitter.com/Mm0B2yApYk

犬頭さん、超万能すぎない!? キェェェェって叫んで、何ででも解決していく姿、めちゃくちゃ面白い…!

ミステリーっていうより、勧善懲悪ものに近いよね。水戸黄門的なスカッと感がある。犬頭さんの正体を考えると、ファンタジー小説っぽさもあるよね。
また、続編『天使の棲む部屋 問題物件』では、恵美子や犬頭の活躍がさらに広がり、物語の奥深さが増しています。

【考察】犬頭はぬいぐるみの「犬太」!ドラマでは本物の犬!?
ドラマ『問題物件』は、上川隆也さんが犬頭光太郎を演じることが発表されています。原作のユーモアとファンタジー要素をどう映像化するのか、期待が高まります。

犬太が化身した犬頭さんをどう表現するんだろうね?CGとか使うのかな?上川さんの演技力で、破天荒なキャラクターがどんな風になるのか楽しみ!
- 犬頭のキャラクター
黄色いジャケットを着た謎の男を、上川隆也さんがどう演じるのか。 - ユーモアとシリアスのバランス
原作の軽快なテンポ感とコメディ要素をどうドラマに落とし込むのか。 - 問題物件のリアリティ
ゴミ屋敷や曰く付き物件の描写がどこまでリアルに再現されるか。
原作ファンとしては、ドラマオリジナルのエピソードやキャラクターが追加される可能性にも期待しています。
ドラマ『問題物件』は、最新話をTVer、全話をFOD、Amazonプライムで配信しています。原作小説は、大倉崇裕氏の『問題物件』と続編『天使の棲む部屋 問題物件』です。

「問題物件」原作小説ネタバレ考察:まとめ
『問題物件』は、荒唐無稽な展開と力強いキャラクターが魅力のユーモアミステリー。ファンタジー要素と現実的な社会問題を織り交ぜた独特の物語は、気軽に楽しめる一方で深みもあります。
ドラマ化にあたり、上川隆也さんがどのように犬頭光太郎を演じるのか、また映像での再現がどのように行われるのか、楽しみでなりません。

ドラマの放送が待ちきれない!原作のぶっ飛んだ世界観がそのまま見られるといいなぁ。まずは原作を読んで予習をしておこう!
ぜひ皆さんも原作を手に取り、ドラマ放送前にその魅力を存分に味わってみてください。

\続編シリーズはこちら/
≫【問題物件】続編『天使の棲む部屋』結末をネタバレ解説!あらすじと考察はこちら
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