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『プライベートバンカー』は、金融業界の裏側をリアルに描きながらも、人間ドラマとしての厚みも感じられる作品です。主人公・庵野の冷静で知的な対応と、人間味あふれる姿勢が魅力的で、単なる経済ドラマに留まらず感情移入しやすいストーリーに仕上がっています。相続や資産運用といった難しいテーマもわかりやすく描かれていて、金融の知識がなくても楽しめるのが嬉しいポイント。人間関係の駆け引きや葛藤も緻密に描写され、最後まで飽きずに見られました。全体的に知的で深みのあるドラマで、登場人物の成長や絆にも心打たれます。
プライベートバンカーは、ただのマネードラマにとどまらず、「お金を守るとは何か？」を丁寧に描いた骨太な作品でした。
庵野甲一（演：唐沢寿明）という人物が、冷静かつ戦略的に富裕層の資産と人間関係をコントロールしていく姿は、どこかハードボイルドな探偵のようでもあり、毎回の案件に引き込まれました。
特に印象的だったのは、下町の団子屋「だんごの鶴松」の久美子を守るエピソード。5億円の巨額投資詐欺からどう立て直すのか、金融知識だけでなく、人のつながりと信頼を武器に突破していく展開が痛快でした。
最終盤では、天宮寺家の“内なる敵”との駆け引きが描かれ、資産防衛が単なる金銭管理ではなく、“人間の業と欲の制御”でもあることが伝わってきました。
経済や金融に興味がある人はもちろん、登場人物同士の関係性にも深みがあり、引き込まれた、知的で濃密な一作だったと思います。地味に見えて、後からジワジワ来る良質な社会派エンタメでした。
唐沢寿明さんのキャラクターの作り込みが圧巻だった！演技派の俳優さんが多くて見ていて世界観に引き込まれてあっという間に１話終わる。みる前のイメージとは違ったテイストだったけど、テンポよくて説明もわかりやすくスッと入ってくる。ちょいちょい軽めの演出が入るのも賛否あるかもだけど、自分は最後まで飽きずに見れた！
個人的に夏木マリさんの迫力ある演技から優しい演技まで、そして存在感が好きなので夏木さんが出ていると、注目してしまいがちです。さらにボスっぽい立ち位置にいるとなおさら。他の出演者も豪華で個性が強くて、強い女性のイメージある土屋アンナさんやMEGUMIさんなど面白い組み合わせのキャスティングでした。
ドラマ自体も、大富豪の醜いやり合いは、現実にもお家騒動などでニュースとかにもなったりしているわけで、庶民には分からない世界ながらフィクションとノンフィクションの狭間で楽しめました笑
鈴木さん演じる金融知識乏しい素人が唐沢さん演じるプロに関わる中で色々身につけていくサクセスストーリー的な側面もあり、大富豪の事情までとは行かなくても視聴者も今後の時代特に必要になってくる金融リテラシーに興味を持つ入門にもなるようなドラマだったのではないでしょうか。唐沢寿明さんが好きな俳優さんの1人で、あっ！唐沢さんのドラマだ！とこれは見なくちゃ！とまずはドラマの内容をチェックしたのですが、お金の話しで何だか難しそうだな？！と思ったのですが、このプライベートバンカーという職業が実際にある！という事を知り、お金の勉強にもなるし、どんな職業なんだろ？！と凄く興味を惹かれドラマを見始めました。白髪の唐沢さんの独特な風貌が印象的で、敵か味方か分からなくなる様な振る舞いが益々ドラマを面白くし、ドンドン引き込まれて行きました。
めちゃくちゃ面白かったです。お金の話って難しそうでちょっと距離を置きたくなるんだけど、このドラマはそこをちゃんと人間ドラマに落とし込んでて、すごく引き込まれました。主人公がめちゃくちゃ頭切れるけど、そのぶん冷たく見えたりして、でもその裏にちゃんと信念とか過去があって、だんだん見えてくるのがまた良かった。お金を巡って人の本音がむき出しになる瞬間とか、リアルでゾクッとするところも多かったです。登場人物それぞれにドラマがあって、誰が正しいのか簡単には割り切れない感じも好きでした。派手すぎないけど、すごく濃厚で、大人がじっくり楽しめるドラマだなって思いました。
唐沢寿明主演、富豪の財産を管理するプライベートバンカー。
富豪家族のドロドロを描いているのだけれど
笑えるドラマになっていた。なかなか展開も読めず、面白く最終回まで完走。
笑えるとは橋爪功扮する富豪も、その家族のそれぞれも
一筋縄ではいかないおかしなキャラクターだったが
一番面白かったのは富豪夫人を演じた、夏木マリ。まずその髪型が回を追うごとに大きく派手になり笑った。
南海キャンディーズの山崎静代のゲスト回も山崎が気持ちよく周りを振り回し爆笑。
主人公唐沢の助手として上杉柊平と鈴木保奈美が出演していたが
上杉はあまりやりどころがなかったか。
鈴木保奈美ははっちゃけた不思議なキャラクターで面白かった。
