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【ばけばけ全話ネタバレ】最終回までのあらすじ|感想・実話モデルの実話・視聴率・歴史解説

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第6週(11月3日〜):視聴率

松江中学校での授業が始まったヘブンは、堂々と英語を話し、生徒たちの心をつかみます。通訳の錦織が「先生についていけば、誰でも英語を聞き取れるようになる」と励ますと、生徒たちは一斉に「頑張ります!」と声をそろえ、教室は明るい希望に包まれました。

しかし旅館に戻ると、ウメがまだ医者に診せてもらっていないことを知り激昂。「オヌシ、ジゴク!」と叫び、旅館主・平太を叱責。ついに旅館を出る決意を固めます。

錦織はヘブンのために新しい住まいを探す一方で、身の回りの世話をする「女中」を雇う話を進めることに。ところが、当時“外国人に仕える女中”は「ラシャメン(洋妾)」と蔑まれており、誰も名乗り出ませんでした。そんな中、遊郭を出たいと願うなみが志願するも、百姓の娘だと知ったヘブンは難色を示します。

錦織は次にトキを訪ね、「ヘブン先生は士族の娘がいいと言っている。月二十円の給金だ」と持ちかけます。しかし、誇り高いトキは「馬鹿にせんでごしなさい!」と激怒。家に戻った後もその言葉が頭を離れません。

数日後、トキが松江の町を歩いていると、道端に座る物乞いの女に目を留めます。それはなんと、かつての母・タエでした。衝撃を受けたトキは、家族にも言えずに胸を痛めます。さらに、司之介の勤める牛乳屋に現れた三之丞が「自分を社長にしてほしい」と訴えて追い返される姿を目撃。雨清水家の没落を知り、トキは改めて家族の現実を痛感します。

夜、松野家ではわずかな彩色画の収入でしじみ汁を囲み、笑い合う家族の姿がありました。けれど、トキは母の姿が脳裏を離れません。

翌朝、花田旅館近くの新しい住まいへ向かい、錦織に向かって静かに告げます。
「……ヘブン先生の、女中になります」

おはむ
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第6週の感想・見どころは…?

  • 「ラシャメン」と呼ばれた女性たちの現実
    異人に仕えることが“恥”とされた明治社会で、差別と誇りのはざまで生きた女性たちの葛藤が描かれる。
  • タエとトキの母娘の再会
    「生きるために落ちぶれた母」と「誇りを手放せない娘」。二人の対比が胸を打つ。
  • トキの決断と“働く女性”の始まり
    支度金20円、月給15円。そのうち10円を借金返済に充て続けた――史実のセツが選んだ“生きる道”が重なる。
実話モデルとの比較

この週のエピソードは、小泉セツと実母チエ(=タエ)の実話に強く基づいています。弟・藤三郎(=三之丞)はオウムの商売に失敗し、150円という多額の借金を抱えました。

セツは家族を救うため、ハーンのもとで働くことを決意。支度金20円を受け取って借金返済に充て、月給15円のうち10円を返済に回し続けたと伝えられています。(明治24年当時の1円=約5,000円とすると、支度金20円は現在の約10万円)

また、「ラシャメン」は「羅紗=西洋の毛織物」に由来し、“異国に仕える女”を軽蔑する言葉として使われました。それでもセツは、家族を守るため、偏見を恐れずハーンの女中となり――やがて“妻・小泉セツ”として歴史に名を刻むことになります。

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第7週(11月10日〜):視聴率

錦織が改めてヘブンにトキを紹介すると、ヘブンは「シジミサン、ノー!」と首を振ります。「士族の娘ではない。しじみ売りだ!」と断言し、トキの逞しい手足を見て百姓の娘だと決めつけたのです。

しかし錦織が「ラストサムライ(勘右衛門)の孫です」と説明すると、ヘブンの表情が一変。ひと月分の給金20円を渡し、握手を交わしました。

トキは家族には「花田旅館でヘブン先生目当ての客が増え、人手が足りないため女中として雇われた」と作り話をします。その帰り道、松江大橋で三之丞を待ち伏せし、「これでおば様を助けて」と10円を渡しました。

翌朝、初出勤のトキはウメに教わりながら仕事を覚え、夜になるとヘブンと二人きりに。覚悟を決めていたトキに、ヘブンは「イキマショ… キョウ、オワリ」とだけ告げ、帰宅を促します。誤解されたままの不安と安堵が交錯する夜でした。

しかし家に戻ると、借金取りの銭太郎が現れ、トキが差し出した一円札5枚に家族は驚愕します。翌日、町で見かけたタエはまだ物乞いのまま。フミは松江新報で「ヘブンは旅館から引っ越していた」と知り、トキの行動を不審に思い始めます。

一方、松江新報の記者・梶谷は雨清水家を取材しようと廃寺を訪ね、三之丞から口止め料として一円を受け取ります。金の出所を疑うタエに、三之丞は「実は社長になりました」と嘘をつき、安心させようとしました。

その頃、トキを尾行した家族がヘブンの家に踏み込み、「異人の妾になったのか」と詰問。フミの叱責にトキは「暮らしのために仕方なかった」と告白します。錦織が“女中の意味”と説明すると、ヘブンは激怒。「私をそんな男だと思っていたのか!」と声を荒げました。誤解が解け、トキとフミは畳に崩れ落ちます。

その帰り道、家族は破れ寺で倒れているタエを発見。翌朝、トキは事情をすべて話し、三之丞が訪ねてくると9円を返そうとする彼を必死で止めます。「おば様を助けたいなら、自分を捨ててこれを受け取って」と訴え、フミも叱咤。ようやく三之丞は金を受け取りました。

こうしてトキは、松野家と雨清水家、二つの家族を支える“働く女性”となっていきます。

おはむ
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第7週の感想・見どころは…?

  • トキの覚悟と誤解の連鎖
    異人に仕えることへの偏見と、家族の誇りの衝突。トキが選んだ道は“生きるために働く”明治の女性像そのもの。
  • ヘブンの人間味と文化のすれ違い
    “士族の娘か否か”で人を測ろうとする偏見、しかしその奥にあるのは理解への戸惑い。異文化の壁がリアルに描かれる。
  • 母タエと三之丞の悲哀
    貧困の果てに虚勢を張る三之丞、物乞いとなる母タエ。トキの優しさと対照的に、明治社会の厳しさが浮き彫りに。
実話モデルとの比較

この週の物語は、小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)夫妻の史実を忠実に反映しています。

  • セツが女中となった実話
    1891年(明治24年)、セツは弟・藤三郎の借金150円を返すため、ハーンの家に住み込み女中として入ります。当時「外国人の女中=洋妾(ラシャメン)」と蔑まれていましたが、家族のために偏見を承知で働きました。
  • “士族の娘ではない”と疑った逸話
    ハーンは最初、セツの手足を見て「百姓の娘だ」と疑ったと伝えられます。のちに事情を知り、「その手足こそ孝行の証」と語ったという逸話が残ります。
  • 出雲大社参拝=結婚の象徴
    翌年、ハーンは西田千太郎とともに出雲大社を訪れ、セツも同行。これが日本式の婚礼を意味したとされています。

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mina

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