【2010年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
2010年代の朝ドラは、視聴率が安定しつつも、時代の変化に合わせて大きく進化しました。『ゲゲゲの女房』で夫婦の愛を描き、『あまちゃん』ではポップカルチャーを取り入れた斬新な演出が話題に。
さらに、『あさが来た』『とと姉ちゃん』など、社会で活躍する女性を描く作品が増え、朝ドラの新たな方向性が確立されました。
2010~2019年の朝ドラ一覧:舞台・原作・脚本・主演・語り・視聴率リスト
年 | タイトル | 放送開始 | 放送終了 | 舞台 | 原作 | 脚本 | 主演 | 役名 | 語り | 視聴率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
82 | 2010 | ゲゲゲの女房 | 3月29日 | 9月25日 | 東京都調布市、島根県安来市、鳥取県境港市 | 武良布枝※ | 山本むつみ | 松下奈緒 | 飯田布美枝(村井布美枝) | 野際陽子 | 18.6 |
83 | 2010 | てっぱん | 9月27日 | 2011年4月2日 | 広島県尾道市、大阪府大阪市 | 寺田敏雄、今井雅子、関えり香 | 瀧本美織 | 村上あかり | 中村玉緒 | 17.2 | |
84 | 2011 | おひさま | 4月4日 | 10月1日 | 長野県安曇野市・松本市 | 岡田惠和 | 井上真央 | 須藤陽子(丸山陽子) | 若尾文子 | 18.8 | |
85 | 2011 | カーネーション | 10月3日 | 2012年3月31日 | 大阪府岸和田市 | 渡辺あや | 尾野真千子 | 小原糸子 | 二宮星、尾野真千子、夏木マリ | 19.1 | |
86 | 2012 | 梅ちゃん先生 | 4月2日 | 9月29日 | 東京都(蒲田) | 尾崎将也 | 堀北真希 | 下村梅子(安岡梅子) | 林家正蔵 | 20.7 | |
87 | 2012 | 純と愛 | 10月1日 | 2013年3月30日 | 沖縄県宮古島、大阪市(大正区) | 遊川和彦 | 夏菜 | 狩野純(待田純) | 夏菜 | 17.1 | |
88 | 2013 | あまちゃん | 4月1日 | 9月28日 | 岩手県北三陸市、東京都(上野・谷中) | 宮藤官九郎 | 能年玲奈 | 天野アキ | 宮本信子、能年玲奈、小泉今日子 | 20.6 | |
89 | 2013 | ごちそうさん | 9月30日 | 2014年3月29日 | 東京都(本郷)、大阪市 | 森下佳子 | 杏 | 卯野め以子(西門め以子) | 吉行和子 | 22.3 | |
90 | 2014 | 花子とアン | 3月31日 | 9月27日 | 山梨県甲府市、東京都大森区 | 村岡恵理※ | 中園ミホ | 吉高由里子 | 安東はな(村岡花子) | 美輪明宏 | 22.6 |
91 | 2014 | マッサン | 9月29日 | 2015年3月28日 | スコットランド、広島県竹原市、大阪市住吉区、北海道余市町 | 羽原大介 | 玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス | 亀山政春、亀山エリー | 松岡洋子 | 21.1 | |
92 | 2015 | まれ | 3月30日 | 9月26日 | 石川県外浦村、石川県輪島市、神奈川県横浜市 | 篠﨑絵里子 | 土屋太鳳 | 津村希(紺谷希) | 戸田恵子 | 19.4 | |
93 | 2015 | あさが来た | 9月28日 | 2016年4月2日 | 京都府、大阪府、福岡県 | 古川智映子※ | 大森美香 | 波瑠 | 今井あさ(白岡あさ) | 杉浦圭子※ | 23.5 |
94 | 2016 | とと姉ちゃん | 4月4日 | 10月1日 | 静岡県浜松市、東京都(深川・目黒) | 西田征史 | 高畑充希 | 小橋常子 | 檀ふみ | 22.8 | |
95 | 2016 | べっぴんさん | 10月3日 | 2017年4月1日 | 兵庫県神戸市、大阪府 | 渡辺千穂 | 芳根京子 | 坂東すみれ | 菅野美穂 | 20.3 | |
96 | 2017 | ひよっこ | 4月3日 | 9月30日 | 茨城県奥茨城村、東京都(向島・赤坂) | 岡田惠和 | 有村架純 | 谷田部みね子(前田みね子) | 増田明美 | 20.4 | |
97 | 2017 | わろてんか | 10月2日 | 2018年3月31日 | 京都府、大阪府 | 吉田智子 | 葵わかな | 藤岡てん(北村てん) | 小野文惠※ | 20.1 | |
98 | 2018 | 半分、青い。 | 4月2日 | 9月29日 | 岐阜県東美濃市、東京都 | 北川悦吏子 | 永野芽郁 | 楡野鈴愛(森山鈴愛) | 風吹ジュン | 21.1 | |
99 | 2018 | まんぷく | 10月1日 | 2019年3月30日 | 大阪府大阪市、泉大津市、池田市 | 福田靖 | 安藤サクラ | 今井福子(立花福子) | 芦田愛菜 | 21.4 | |
100 | 2019 | なつぞら | 4月1日 | 9月28日 | 北海道(十勝)、東京都 | 大森寿美男 | 広瀬すず | 奥原なつ(坂場なつ) | 内村光良 | 21.0 | |
101 | 2019 | スカーレット | 9月30日 | 2020年3月28日 | 滋賀県信楽町、大阪府 | 水橋文美江 | 戸田恵梨香 | 川原喜美子 | 中條誠子※ | 19.4 |
【図解】2010年代朝ドラ全作視聴率一覧:NHK受信契約数推移も解説
年 | タイトル | 主演 | 平均 | 初回 | 最高 |
---|---|---|---|---|---|
2010 | ゲゲゲの女房 | 松下奈緒 | 18.6 | 14.8 | 23.6 |
2010 | てっぱん | 瀧本美織 | 17.2 | 18.2 | 23.6 |
2011 | おひさま | 井上真央 | 18.8 | 18.4 | 22.6 |
2011 | カーネーション | 尾野真千子 | 19.1 | 16.1 | 25.0 |
2012 | 梅ちゃん先生 | 堀北真希 | 20.7 | 18.5 | 24.9 |
2012 | 純と愛 | 夏菜 | 17.1 | 19.8 | 20.2 |
2013 | あまちゃん | 能年玲奈 | 20.6 | 20.1 | 27.0 |
2013 | ごちそうさん | 杏 | 22.3 | 22.0 | 27.3 |
2014 | 花子とアン | 吉高由里子 | 22.6 | 21.8 | 25.9 |
2014 | マッサン | 玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス | 21.1 | 21.8 | 25.0 |
2015 | まれ | 土屋太鳳 | 19.4 | 21.2 | 22.7 |
2015 | あさが来た | 波瑠 | 23.5 | 21.2 | 27.2 |
2016 | とと姉ちゃん | 高畑充希 | 22.8 | 22.6 | 25.9 |
2016 | べっぴんさん | 芳根京子 | 20.3 | 21.6 | 22.5 |
2017 | ひよっこ | 有村架純 | 20.4 | 19.5 | 24.4 |
2017 | わろてんか | 葵わかな | 20.1 | 20.8 | 22.5 |
2018 | 半分、青い。 | 永野芽郁 | 21.1 | 21.8 | 24.5 |
2018 | まんぷく | 安藤サクラ | 21.4 | 23.8 | 23.8 |
2019 | なつぞら | 広瀬すず | 21.0 | 22.8 | 23.8 |
2019 | スカーレット | 戸田恵梨香 | 19.4 | 20.2 | 22.4 |
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年 | タイトル | 視聴率(%) | NHK契約数(合計) |
---|---|---|---|
2010 | ゲゲゲの女房 | 18.6 | 39,751,150 |
2010 | てっぱん | 17.2 | |
2011 | おひさま | 18.8 | 40,274,454 |
2011 | カーネーション | 19.1 | |
2012 | 梅ちゃん先生 | 20.7 | 40,828,611 |
2012 | 純と愛 | 17.1 | |
2013 | あまちゃん | 20.6 | 41,412,141 |
2013 | ごちそうさん | 22.3 | |
2014 | 花子とアン | 22.6 | 42,000,820 |
2014 | マッサン | 21.1 | |
2015 | まれ | 19.4 | 42,582,724 |
2015 | あさが来た | 23.5 | |
2016 | とと姉ちゃん | 22.8 | 43,154,322 |
2016 | べっぴんさん | 20.3 | |
2017 | ひよっこ | 20.4 | 43,974,171 |
2017 | わろてんか | 20.1 | |
2018 | 半分、青い。 | 21.1 | 44,714,066 |
2018 | まんぷく | 21.4 | |
2019 | なつぞら | 21.0 | 45,225,300 |
2019 | スカーレット | 19.4 |
2010年代のテレビの歴史:デジタル放送と多様な視聴スタイルの時代
2010年代は、地デジ化やネット配信の普及により、視聴スタイルが大きく変化した時代でした。
一方で、朝ドラはSNSとの連動や女性主人公の多様化を背景に、新たな視聴者層を獲得。視聴率は安定しながらも、ネットとの融合が進み、テレビドラマの新たな時代を切り開いた10年だったといえます。
地上アナログ放送の終了とデジタル放送の完全移行(2011年)
- 2011年7月24日、日本全国で地上アナログ放送が終了し、完全に地上デジタル放送へ移行しました。
- これにより、ハイビジョン画質が標準となり、視聴環境が向上。
- ワイド画面(16:9)への対応も進み、ドラマの映像表現がより豊かになりました。
ネット配信の普及と「ながら視聴」の増加
- スマートフォンとタブレットの普及により、テレビ番組をリアルタイムで視聴するスタイルから、TVerやNHKオンデマンドなどのネット配信サービスを利用した「好きな時間に見る」スタイルへ移行。
- YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoの台頭により、若年層の「テレビ離れ」が進行。
- ただし、朝ドラのような「ルーティン視聴」が根付いた番組は、比較的視聴習慣が維持された。
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今では当たり前のTVerは2015年10月スタート。最初は各局10番組ほどの放送でしたが、現在ではほとんどの番組がTVerで視聴可能に◎
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民放に遅れまいと、NHKもNHKオンデマンドを2008年12月に開始。現在、テレビ離れが指摘されている若年層の新規会員獲得に力を入れている様子です。
SNSとの連動で話題性のあるドラマがヒット
- 『あまちゃん』(2013年)は、TwitterやSNSでの盛り上がりが大ヒットの要因に。
- 朝ドラの名セリフや名シーンがネットで拡散され、ドラマ視聴がリアルタイムから「後追い視聴」へ変化。
- Twitterの「#あまちゃん」「#ひよっこ」などのハッシュタグが日常的にトレンド入りし、視聴者同士の交流が活発化。
4K・8K放送の開始(2018年)
- 2018年12月、NHKが4K・8K放送を開始し、映像技術がさらに向上。
- NHKの朝ドラも高画質化が進み、細かい美術や衣装の表現力が向上。
女性主人公のさらなる多様化
- 2010年代の朝ドラでは、仕事に生きる女性を描いた作品が増加。
『あさが来た』(2015年):女性実業家を主人公にした作品が2010年代朝ドラ史上最高視聴率を記録。
『とと姉ちゃん』(2016年):戦後、女性向け生活雑誌を創刊した実話を基にした作品。
『なつぞら』(2019年):女性アニメーターの成長を描き、アニメーション技術を活用した演出も話題に。
NHKの受信契約数は増加傾向
- 2010年代のNHK受信契約数は約3,900万件から4,500万件へ増加。
- 地デジ化により、受信契約の管理が厳格化されたことや、世帯数の増加が影響。
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NHK受信契約数がまだ増えるんだ!?とビックリだけど、2019年がピークに。民放番組しか見ない人はTVerで事足りるから、テレビを持たない選択も納得だね◎
【2010年代】朝ドラ視聴率ランキング:最高視聴率の人気作は「あさが来た」23.5%!
2010年代の朝ドラ視聴率ランキング(平均視聴率が高い順)
- あさが来た(2015年) 23.5%
- とと姉ちゃん(2016年) 22.8%
- 花子とアン(2014年) 22.6%
- ごちそうさん(2013年) 22.3%
- まんぷく(2018年) 21.4%
- マッサン(2014年) 21.1%、半分、青い。(2018年) 21.1%
- なつぞら(2019年) 21.0%
- 梅ちゃん先生(2012年) 20.7%
- あまちゃん(2013年) 20.6%
- ひよっこ(2017年) 20.4%
- べっぴんさん(2016年) 20.3%
- わろてんか(2017年) 20.1%
- まれ(2015年) 19.4%、スカーレット(2019年) 19.4%
- カーネーション(2011年) 19.1%
- おひさま(2011年) 18.8%
- ゲゲゲの女房(2010年) 18.6%
- てっぱん(2010年) 17.2%
- 純と愛(2012年) 17.1%
【2010年代】朝ドラ視聴率ワーストランキング:面白くない?最低視聴率は「純と愛」17.1%
2010年代の朝ドラ視聴率ワーストランキング(平均視聴率が低い順)
- 純と愛(2012年) 17.1%
- てっぱん(2010年) 17.2%
- ゲゲゲの女房(2010年) 18.6%
- おひさま(2011年) 18.8%
- カーネーション(2011年) 19.1%
- まれ(2015年) 19.4%、スカーレット(2019年) 19.4%
- わろてんか(2017年) 20.1%
- べっぴんさん(2016年) 20.3%
- ひよっこ(2017年) 20.4%
- あまちゃん(2013年) 20.6%
- 梅ちゃん先生(2012年) 20.7%
- なつぞら(2019年) 21.0%
- マッサン(2014年) 21.1%、半分、青い。(2018年) 21.1%
- まんぷく(2018年) 21.4%
- ごちそうさん(2013年) 22.3%
- 花子とアン(2014年) 22.6%
- とと姉ちゃん(2016年) 22.8%
- あさが来た(2015年) 23.5%
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2000年代と視聴率は大きく変わらず、下げ止まった印象。全体で見ると、2010年代の方が安定しているように見えます。
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