この記事では、「歴代朝ドラの視聴率ランキング」を年代ごとにまとめ、最高視聴率の人気作と最低視聴率のワースト作を詳しく紹介します。
さらに、テレビの普及率(NHK受信契約数推移)やインターネット普及率(2000年以降)のデータも交え図解で分かりやすく、視聴率の推移を徹底解説していきます。
日本の朝の風物詩として親しまれているNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)。1961年の『娘と私』から始まり、これまで多くの名作が誕生してきました。特に視聴率が高かった作品は「国民的ドラマ」として語り継がれ、歴代のヒロインたちの活躍は多くの視聴者に感動を与えてきました。
一方で、視聴率が伸び悩んだワースト作品もあり、その理由にはストーリーの難解さや時代背景の影響が関係していることも…。
- 1960年代、2000年代はどんな作品が人気だった?→10年ごとの年代別人気作を紹介
- 視聴率が最も高かった人気作、最低視聴率をたたき出した不人気な朝ドラは?
- ネット時代になって視聴率はどう変わった?2000年以降の朝ドラの視聴率推移は?
そんな疑問に答えながら、朝ドラの歴史と視聴率の変遷を振り返っていきます。ドラマファンなら知っておきたい、朝ドラ全作品の概要や視聴率データ(平均、初回、最高視聴率)が満載!テレビの普及率(NHK受信契約数)のデータと共に、テレビの歴史についても見ていきましょう。
※視聴率については、ビデオリサーチ発表による過去の視聴率データ “NHK 連続テレビ小説と視聴者” (PDF)メディア研究部 (2020年1月30日公表)(「付表1 NHK 連続テレビ小説【作品一覧表】」の152頁の24)、NHK朝の連続テレビ小説【関東地区】から、テレビ普及率(NHK受信契約数推移)についてはNHK受信料窓口の統計データから算出しています。視聴率は地上波に限り、BS放送の視聴率は含みません。
作品数が多いため、この記事は年代ごとに複数ページに分かれています。
- 1ページ目:【1960年代~2020年代】歴代朝ドラ視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作一覧、【1960年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
- 2ページ目:【1970年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
- 3ページ目:【1980年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
- 4ページ目:【1990年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
- 5ページ目:【2000年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
- 6ページ目:【2010年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
- 7ページ目:【2020年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
\NHK歴代大河ドラマ一覧はこちら/
≫【歴代大河ドラマ視聴率ランキング】1963年〜全作一覧はこちら
≫【歴代大河ドラマ視聴率ランキング】2012年〜の作品概要、視聴率推移詳細はこちら
【1960年代~2020年代】歴代朝ドラ視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作一覧
はじめに、各年代の最高視聴率の人気作と最低視聴率のワースト作品を一覧で紹介します。

1980年代の「おしん」は52.6%って…テレビを持っている人の半数が見ていた感じ?スゴすぎる…!

各年代の人気作がパッと見で分かったところで、全作品の概要や視聴率を年代ごとに詳しく見ていこう。全作品を一覧で分かりやすく紹介します。
【1960年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
1960年代の朝ドラは、まさに”国民的ドラマ”として定着した時代でした。1966年の『おはなはん』を筆頭に、平均視聴率40%超えの作品が続出し、社会現象になるほどの人気を博しました。
テレビの普及とともに視聴者数も増え、NHK朝ドラの礎が築かれた黄金期ともいえるでしょう。
1961~1969年の朝ドラ一覧:舞台・原作・脚本・主演・語り・視聴率リスト
年 | タイトル | 放送開始 | 放送終了 | 舞台 | 原作 | 脚本 | 主演 | 役名 | 語り | 視聴率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1961 | 娘と私 | 4月3日 | 1962年3月30日 | 東京都 | 獅子文六 | 山下与志一 | 北沢彪 | 私 | 北沢彪 | |
2 | 1962 | あしたの風 | 4月2日 | 1963年3月30日 | 香川県小豆島 | 壺井栄 | 山下与志一 | 渡辺富美子 | 安江 | 竹内三郎 | |
3 | 1963 | あかつき | 4月1日 | 1964年4月4日 | 東京都 | 武者小路実篤 | 山下与志一 | 佐分利信 | 佐田正之助 | 平光淳之助※ | |
4 | 1964 | うず潮 | 4月6日 | 1965年4月3日 | 広島県尾道市・東京都・信州 | 林芙美子 | 田中澄江 | 林美智子 | 林フミ子 | 白坂道子 | 30.2 |
5 | 1965 | たまゆら | 4月5日 | 1966年4月2日 | 宮崎県他 | 川端康成 | 山田豊 / 尾崎甫 | 笠智衆 | 直木良彦 | 坂本和子 | 33.6 |
6 | 1966 | おはなはん | 4月4日 | 1967年4月1日 | 愛媛県大洲市・東京都 | 林謙一 | 小野田勇 | 樫山文枝 | 浅尾はな | 永井智雄 | 45.8 |
7 | 1967 | 旅路 | 4月3日 | 1968年3月30日 | 三重県尾鷲市・北海道 | 平岩弓枝 | 横内正 / 日色ともゑ | 室伏雄一郎 / 室伏有里 | 山内雅人 | 45.8 | |
8 | 1968 | あしたこそ | 4月1日 | 1969年4月5日 | 東京都 | 森村桂 | 橋田壽賀子 / 中沢昭二 | 藤田弓子 | 香原摂子 | 川久保潔 | 44.9 |
9 | 1969 | 信子とおばあちゃん | 4月7日 | 1970年4月4日 | 佐賀県唐津市他 | 獅子文六 | 井手俊郎 | 大谷直子 | 小宮山信子 | 青木一雄※ | 37.8 |
【図解】1960年代朝ドラ全作視聴率一覧:NHK受信契約数推移も解説
年 | タイトル | 主演 | 平均 | 初回 | 最高 |
---|---|---|---|---|---|
1961 | 娘と私 | 北沢彪 | |||
1962 | あしたの風 | 渡辺富美子 | |||
1963 | あかつき | 佐分利信 | |||
1964 | うず潮 | 林美智子 | 30.2 | 23.2 | 47.8 |
1965 | たまゆら | 笠智衆 | 33.6 | 30.2 | 44.7 |
1966 | おはなはん | 樫山文枝 | 45.8 | 34.9 | 56.4 |
1967 | 旅路 | 横内正 / 日色ともゑ | 45.8 | 44.5 | 56.9 |
1968 | あしたこそ | 藤田弓子 | 44.9 | 46.4 | 55.5 |
1969 | 信子とおばあちゃん | 大谷直子 | 37.8 | 40.5 | 46.8 |
視聴率が記録された初の朝ドラは1964年の『うず潮』からです。

年 | タイトル | 視聴率(%) | NHK契約数(合計) |
---|---|---|---|
1961 | 娘と私 | ― | 10,222,116 |
1962 | あしたの風 | ― | 13,378,973 |
1963 | あかつき | ― | 15,662,921 |
1964 | うず潮 | 30.2 | 17,132,090 |
1965 | たまゆら | 33.6 | 18,224,213 |
1966 | おはなはん | 45.8 | 19,246,542 |
1967 | 旅路 | 45.8 | 20,270,487 |
1968 | あしたこそ | 44.9 | 21,220,733 |
1969 | 信子とおばあちゃん | 37.8 | 22,087,548 |
1960年代はテレビの普及が急速に進んだ時代であり、それはNHKの契約数の推移にも表れています。1961年の約1,020万件から1969年には2,200万件以上へと倍増。特に1964年の東京オリンピックを機に家庭へのテレビ普及率が飛躍的に向上し、それに伴い朝ドラの視聴者も増加しました。
この時期の朝ドラが高視聴率を記録した背景には、テレビが全国の家庭に浸透したことが大きく関係しています。
【1960年代】朝ドラ視聴率ランキング:最高視聴率の人気作は「おはなはん」と「旅路」45.8%!
- おはなはん(1966年) 45.8%、旅路(1967年) 45.8%
- あしたこそ(1968年) 44.9%
- 信子とおばあちゃん(1969年) 37.8%
- たまゆら(1965年) 33.6%
- うず潮(1964年) 30.2%

1960年代の朝ドラは非常に高い視聴率を誇っており、特に『おはなはん』と『旅路』は驚異の45.8%を記録しました!
【1960年代】朝ドラ視聴率ワーストランキング:面白くない?最低視聴率は「うず潮」30.2%
- うず潮(1964年) 30.2%
- たまゆら(1965年) 33.6%
- 信子とおばあちゃん(1969年) 37.8%
- あしたこそ(1968年) 44.9%
- おはなはん(1966年) 45.8%、旅路(1967年) 45.8%

1960年代の朝ドラはどれも高視聴率ですが、最も低かったのは『うず潮』の30.2%。それでも30%超えという驚異的な数値です!
当サイトでは、話題の好きなドラマ情報をお届けします。
原作(小説・漫画・アニメ)のあらすじ・ネタバレ感想、ドラマのあらすじ・ネタバレ感想、原作との違い、原作書籍や配信先を紹介します。
推理小説好きなので、ミステリー要素がある作品が多くなるかも?気になる作品をピックアップしていきます。
他にもタイドラマのサイトを運営しているので、興味のある方は下記のサイトマークから覗いてみてください♡