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【エンジェルフライト】原作ネタバレ:実在モデルはエアハース・インターナショナル!元ネタ事件とは

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ドラマ『エンジェルフライト-国際霊柩送還士-Angel FLIGHT』が、2025年5月3日より、ついに地上波で放送開始!海外で亡くなった人を遺族のもとへ届ける――そんな知られざる仕事に、心を動かされた方も多いのではないでしょうか。

ちゃはむ
ちゃはむ

でも、これって本当に実在する仕事なの?原作は佐々涼子さんの小説だけど、どんな内容なんだろう?元ネタの事件も気になる!

そんな疑問にお答えするため、この記事では

…を、わかりやすく解説します!ドラマでは描ききれない、リアルな現場の物語――ぜひ一緒にのぞいてみませんか?

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『エンジェルフライト』は実在する!原作はノンフィクション

ドラマ『エンジェルフライト~国際霊柩送還士~』を見て、「こんな仕事ほんとにあるの?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。実はこれ、実在する仕事と企業をモデルにしたノンフィクション作品なんです。

おはむ
おはむ

ドラマチックだけど、フィクションじゃなかったのに驚愕…!

原作は、ノンフィクション作家・佐々涼子さんによる同名の書籍『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』。海外で亡くなった人を日本へ、また日本で亡くなった人を海外へ送還する――そんな知られざる「国際霊柩送還士」の姿をリアルに描いた一冊です。

この本のモデルとなったのが、エアハース・インターナショナル株式会社1(略:エアハース社)実在する企業で、日々、国際間でのご遺体搬送に携わっています。

さらに本作は、第10回開高健ノンフィクション賞を受賞2。重いテーマながら、読みやすさとリアリティで高く評価されました。

ちゃはむ
ちゃはむ

“命の最後の旅”を支えるプロって、想像以上にすごいお仕事!2012年に本が出版されているんだけど、取材申し込みは、出版の4年前(2008年)!

おはむ
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“しつこく取材交渉をお願いした”とあって、本当にノンフィクション作家さんには頭が上がらない。そのおかげで、貴重な仕事の現場を垣間見ることができました◎

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原作『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』ネタバレあらすじと感想

原作はノンフィクションでありながら、小説のようにスラスラ読める構成と、胸を打つエピソードの数々が魅力です。

原作小説の基本情報

  • 著者:佐々涼子
  • 出版社:集英社(2012年刊行)
  • 文庫版:2014年に集英社文庫より刊行
  • 受賞歴:第10回 開高健ノンフィクション賞

原作ネタバレ:印象的なエピソード3選

最初の章は「遺体ビジネス」という衝撃的な見出し。続く「取材の端緒」で著者が取材をしようと考えた経緯が描かれています。原作の中から印象的だった話を3つ、ピックアップして紹介します。

シリアのジャーナリスト遺体搬送

2012年、シリア内戦の取材中に亡くなった日本人ジャーナリスト・山本美香さん。この事件では、報道の裏でエアハース社が遺体を無事に日本へ搬送しました。テレビでは報じられない「遺族への配慮」「黙々と働く搬送スタッフ」の姿が、強い印象を残します。

ちゃはむ
ちゃはむ

誰にも知られずに“大切な人”を帰してくれる…その姿勢が泣ける!

「忘れ去られるべき人」=霊柩送還士の哲学

主人公でありモデルでもある木村利惠氏はこう語ります。

「私の顔を見ると悲しかった時のことを思い出しちゃうじゃん。だから忘れてもらったほうがいいんだよ。」

エンジェルフライト 国際霊柩送還士

この“忘れてもらっていい仕事”という哲学は、エンジェルフライトという仕事の本質を物語っています。

遺体搬送と遺族の心に寄り添うプロの姿

単なる遺体の移送ではなく、生前の表情に戻すエンバーミング(防腐・修復処理)を施し、遺族に“きちんとお別れ”させる――それが国際霊柩送還士の誇り。「死を扱うということは、生を扱うこと」という名言も、この想いを端的に表しています。

おはむ
おはむ

遺族が一瞬のお別れを言うためだけに心血を注ぐお仕事。仕事なのに、こんなに心を込めてるのがすごい…!

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実在モデルはエアハース・インターナショナル!会社の業務内容とは

モデルとなったのは、東京都に本社を構えるエアハース・インターナショナル株式会社

この会社の主な業務は、以下の通りです。3

  • 海外で亡くなった日本人の遺体を日本に搬送
  • 日本で亡くなった外国人を母国に搬送
  • 国際的な検死・書類手続きの代行
  • エンバーミング(防腐処理)
  • 24時間対応・空路/陸路/船舶による送還
  • 船の寄港地での受け取り・搬送にも対応
ちゃはむ
ちゃはむ

海からの搬送まで!? 想像以上にスケールが大きい…!

また、「エンジェルフライト」という名称は、エアハース社の企業理念の象徴でもあります。英語表記では「Angel Freight(エンジェルフレイト)」=“天使の貨物”とも呼ばれ、そこには「丁寧に、優しく魂を送る」という想いが込められています。

現在では「エンジェルフライト」4「国際霊柩送還士」5という言葉自体が、エアハース社の登録商標となっているほど。その専門性と責任感の高さは、まさにプロフェッショナルです。

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原作の元ネタ事件は、シリアの日本人ジャーナリスト銃撃事件

『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の中でも特に印象的な実話として描かれているのが、2012年のシリア内戦中に銃撃された日本人ジャーナリストの遺体搬送です。

この事件、覚えている方もいるかもしれません。内戦が続くシリアで、真実を伝えようとしたジャーナリスト・山本美香さんが命を落とした――ニュースでは何度も報道されましたが、その裏側でどのように遺体が日本に戻されたのかは、多く語られませんでした。

その役目を担ったのが、エアハース・インターナショナル社の国際霊柩送還士たち。

おはむ
おはむ

こんな過酷な現場でも、誰かが遺体を“帰して”くれてるんだね。

この搬送にあたっては、紛争地帯という過酷な状況の中、政府機関や各国関係者との調整を行い、迅速かつ丁寧に遺体を搬送。そして、遺族のもとに帰る頃には、まるで生前のままの表情を取り戻していたといいます。

著者の佐々涼子さんは、このエピソードを通じて「死とどう向き合うか」を深く考えたそう。単なる“遺体の運搬”ではなく、「命の物語を、最後まできちんと家族へ届ける」こと――それが、国際霊柩送還士の仕事なのです。

ちゃはむ
ちゃはむ

ただの“仕事”じゃない、“使命”って言葉がぴったりだね。

小説のラストに描かれるこの事件は、作品全体に「人が亡くなるとはどういうことか」という問いを強く刻み込んでいます。

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まとめ:『エンジェルフライト』は実在の仕事を描く感動作

ドラマ『エンジェルフライト』はフィクションですが、原作は実在の仕事を基にしたノンフィクション。モデルとなったエアハース・インターナショナル社は、今も実際に国際霊柩送還士として、世界中で亡くなった人々を家族の元へ送り届けています。

その仕事内容は、単なる遺体搬送ではありません。検死・書類手続き・エンバーミング・遺族への寄り添い――多くの困難を乗り越えながら、“最後の旅”を支えています。

特に心に響くのが、小説で何度も出てくる「忘れてもらっていい仕事」という言葉。

おはむ
おはむ

思い出してもらいたくないって…すごい考え方だよね。忘れることで、残された人は“今”のその人の人生を生きることができる◎

ご遺族にとって、悲しみの記憶に寄り添う役割を担いながらも、「悲しみを思い出させる存在にはなりたくない」――その矛盾を抱えつつも、ただ“家族のために”働くプロたち。そんな姿勢が、多くの読者・視聴者の心を打つことでしょう。

原作小説『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』は、死を扱いながら、生きることを問いかける物語。読んだあと、きっと少しだけ、命について考えたくなる。そんな作品です。

≫【エンジェルフライト】原作とドラマの違いをネタバレ!最終回&小説の結末を比較表解説

  1. エアハース・インターナショナル株式会社 ↩︎
  2. 開高健ノンフィクション賞(集英社公式サイト) ↩︎
  3. 事業内容(エアハース・インターナショナル株式会社) ↩︎
  4. 登録5665664 (商願2013-086144) ↩︎
  5. 登録4823650(商願2004-033650) ↩︎
mina

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