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【八重の桜×風、薫る】新島八重の生涯とは?戦う女から看護する女へ|出典・参考資料まとめ

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大河ドラマ『八重の桜』(2013年放送・主演:綾瀬はるか/2026年1月からNHK BSでアンコール放送中)の主人公、新島八重(にいじま・やえ)。会津戦争で髪を切り、スペンサー銃を手に鶴ヶ城で戦った「幕末のジャンヌ・ダルク」として知られる女性ですが、その後半生――49歳で日清戦争、60歳で日露戦争と、二度も戦場に立った「日本のナイチンゲール」としての姿は、意外と語られていません。

また、朝ドラ『風、薫る』第21週で玉田多江(演:生田絵梨花)が向かった1894年広島の陸軍予備病院――そこには49歳の八重が確かにいました。

この記事では、動画で解説した内容を簡潔にまとめつつ、動画では触れきれなかった補足情報と、視聴後にさらに深く知りたい方のための出典・参考URL・参考書籍をまとめています。

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新島八重とはどんな人物か(動画のまとめ)

項目内容
生没年1845年12月1日(弘化2年11月3日)〜1932年(昭和7年)6月14日、享年86
出身会津藩(現・福島県会津若松市)/砲術師範・山本権八の娘
山本覚馬(1828年生まれ、八重より17歳年上)/京都府顧問・同志社英学校設立の協力者
最初の結婚1865年(慶応元年)川崎尚之助(但馬出石藩出身・藩校日新館教授)と結婚/会津戦争中に離縁
会津戦争1868年、鶴ヶ城籠城戦で男装しスペンサー銃を手に奮戦「幕末のジャンヌ・ダルク」
京都移住1871年(明治4年)、母・佐久、姪・峰と共に兄・覚馬を頼って上洛
2度目の結婚1876年1月3日、新島襄と京都で結婚(J.D.デイヴィス宣教師邸で挙式)
主な看護活動1894年 日清戦争・広島陸軍予備病院第三分院(49歳・約4か月)/1904年 日露戦争・大阪陸軍予備病院(60歳)
叙勲1896年 勲七等宝冠章(皇族以外の女性で初の政府叙勲)/1906年 勲六等宝冠章/1928年 銀杯下賜
晩年裏千家・圓能斎に学び、茶名「新島宗竹」を授かる/京都で女性向け茶道教室を開く
ドラマとの関係大河ドラマ『八重の桜』(2013年)主人公・演:綾瀬はるか/朝ドラ『風、薫る』第21週の玉田多江の広島赴任と時代・場所が重なる

新島旧邸:京都市上京区寺町通丸太町上ル松蔭町。同志社の創立者・新島襄と妻・八重が暮らした建物で、明治11年(1878)に竣工。現在も同志社大学が管理し、通常公開・特別公開が行われています。

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動画では触れきれなかった補足情報

兄・山本覚馬という人物

動画では「兄・覚馬から蘭学・砲術を学んだ」と触れましたが、覚馬自身が非常に興味深い人物です。4歳で唐詩選の五言絶句を暗誦し、9歳で藩校・日新館に入学したという逸話を持つ、藩内でも屈指の英才でした。会津戦争の前から京都に滞在しており、幕末には薩摩藩に幽閉された経験もあります。

維新後は失明しながらも京都府顧問・京都府議会初代議長・京都商工会議所第2代会頭を務め、旧薩摩藩邸の敷地を新島襄に譲って同志社英学校創立に協力した、京都政財界の重鎮でした。八重の人生の要所要所には、常にこの兄の存在があります。

最初の夫・川崎尚之助のその後

動画では「戦争のさなかに離縁を余儀なくされ、行方不明になった」とだけ触れましたが、実際の尚之助の最期はより悲劇的です。会津戦争後に函館戦争にも参加して捕虜となり、その後明治8年(1875年)2月5日に東京へ帰京、下谷和泉橋通の東京医学校病院に入院、同年3月20日に病死(享年38、または39)しました。

会津藩の訴訟を一身に背負い、最期まで会津のために生きた人物です。八重が新島襄と婚約するのが同年10月ですから、尚之助の死と新島襄との出会いは、時期がほぼ重なっていたことになります。

新島襄の「密航」の意味

動画で「アメリカに密航した」と触れましたが、当時の日本では海外渡航は死罪に問われる可能性のある重罪でした。襄は1864年、22歳で函館から出港し、上海経由でアメリカに渡ります。10年間の留学の末、アマースト大学で日本人初の学士号を取得。帰国後の同志社英学校創立は、この10年間の学びの結実でした。

「悪妻・鵺」評価の背景

動画では徳富蘇峰による罵倒エピソードを紹介しましたが、当時の日本で八重が「悪妻」と呼ばれた背景には、明治初期の日本社会が求めた「良妻賢母像」との乖離がありました。

八重は夫と対等に会話し、洋装で外出し、来客の前でも夫を「ジョー」と呼ぶなど、当時の常識では考えられない振る舞いをしていたとされます。夫・襄が「彼女は生き方がハンサム(Handsome)だ」と評したのは、こうした背景を踏まえた擁護でした。今、八重を語るときに使われる「ハンサム・ウーマン」の由来です。

篤志看護婦人会と正規看護婦の違い

動画では簡潔に触れましたが、八重が所属した「篤志看護婦人会」は、皇族・華族の女性が中心となって組織された「志ある女性たちの集まり」で、日本赤十字社の正規看護婦とは別ルートの組織です。

八重は正規の看護婦資格を持たないまま49歳で従軍しましたが、その後1899年〜1902年にかけて日赤篤志看護婦会で看護学修業証・助教委嘱・補修科修業証と、体系的に看護教育を受け直しています。「志」だけでなく「学び」でも本気だったことがうかがえます。

新島宗竹としての茶道

動画のまとめで簡単に触れましたが、八重が茶名「新島宗竹(にいじま・そうちく)」を授かったのは、裏千家13代・圓能斎鉄中(えんのうさい・てっちゅう)に直接学んだ結果です。京都で女性向けの茶道教室を開いたのは、当時としてはかなり先進的な試みでした。夫・襄と築いた「女性の自立」という理念を、八重は看護の世界だけでなく、茶道の世界でも実践していたと言えます。

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動画の重要ポイント(時系列まとめ)

  • 1845年(弘化2年)12月1日 会津藩・砲術師範 山本権八の娘として誕生
  • 1865年(慶応元年) 川崎尚之助と結婚(21歳)
  • 1868年(慶応4年) 会津戦争・鶴ヶ城籠城戦で男装しスペンサー銃を手に奮戦(23歳)/父・権八 戦死
  • 1871年(明治4年) 母・姪と共に京都へ移住、兄・覚馬を頼る(26歳)
  • 1875年(明治8年)3月20日 最初の夫・川崎尚之助が東京医学校病院で病死
  • 1875年(明治8年)10月 新島襄と婚約
  • 1876年(明治9年)1月3日 新島襄と結婚(京都でのキリスト教式結婚/30歳)
  • 1875年(明治8年)11月29日 夫・襄と兄・覚馬が同志社英学校を開校
  • 1890年(明治23年)1月23日 夫・新島襄が急性腹膜炎で永眠(享年48)
  • 1890年(明治23年) 日本赤十字社の正社員に
  • 1891年(明治24年) 日赤篤志看護婦人会京都支会幹事に就任
  • 1894年(明治27年)11月4日 日清戦争勃発を受け、広島陸軍予備病院第三分院に着任(49歳・約4か月)
  • 1896年(明治29年)12月25日 勲七等宝冠章と金70円を授与(皇族以外の女性で初の政府叙勲)
  • 1899年(明治32年)5月 日赤篤志看護婦会から看護学修業証を取得
  • 1904年(明治37年) 日露戦争勃発、大阪陸軍予備病院で従軍(60歳)
  • 1906年(明治39年)4月1日 勲六等宝冠章を授与
  • 1928年(昭和3年) 銀杯下賜
  • 1932年(昭和7年)6月14日 急性胆のう炎のため京都の自宅で永眠、享年86
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参考URL一覧

タイトル・URL内容・確認目的備考
同志社大学「新島八重」公式紹介生涯全般・年譜・叙勲・看護活動一次資料
同志社大学「山本覚馬」公式紹介兄・山本覚馬の生涯と同志社創立への協力一次資料
同志社女子大学「篤志看護婦としての八重」日清戦争での看護活動詳細・53人説一次資料
同志社女子大学「八重の看護談」日清・日露戦争での看護活動・記者への言葉一次資料
同志社女子大学「川崎尚之助の復権をめざして」最初の夫・川崎尚之助の生涯とその後一次資料
同志社大学「新島襄・八重夫妻」結婚の詳細・J.D.デイヴィス邸での挙式一次資料
同志社大学 新島旧邸新島襄・八重が暮らした邸宅の公開情報一次資料
同志社女子大学『新島襄全集8年譜編』から見た山本覚馬同志社設立時の覚馬と襄の関係一次資料
新島八重顕彰会会津での八重顕彰活動・毎年の顕彰祭一次資料
京都市上京区役所「新島襄と同志社の成立」新島襄の京都での活動・山本覚馬との出会い一次資料
京都府観光連盟 新島旧邸新島旧邸の観光情報・公開時期一次資料
兵庫県赤十字血液センター「新島八重」日赤篤志看護婦人会京都支会幹事就任の経緯一次資料
日本赤十字社リポジトリ「新島八重」学術論文看護活動の学術論文(日赤公式)一次資料
北海道立図書館「川崎尚之助 病死の件」明治8年川崎尚之助の函館出行途中の病死記録一次資料
国立国会図書館 近代日本人の肖像「新島八重」肖像・基本情報一次資料
福島県男女共生センター「新島八重」生涯・評価の概観一次資料
NHKアーカイブス「八重の桜」大河ドラマ『八重の桜』基本情報一次資料
NHK「八重の桜」アンコール放送2026年NHK BSアンコール放送情報一次資料
NHK連続テレビ小説『風、薫る』公式サイト朝ドラ『風、薫る』本編情報・キャスト一次資料
ふくしまと八重「新島八重の軌跡」会津での生い立ち・スペンサー銃・伊東悌次郎二次資料
ふくしまと八重「茶道と八重」晩年の茶道・新島宗竹としての活動二次資料
京博連 新島旧邸新島旧邸の建築的特徴一次資料
福島民報「新島八重に祈りささげる 若松で顕彰祭」大龍寺での顕彰祭・山本家菩提寺二次資料
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参考書籍一覧

※大河ドラマ『八重の桜』完全版DVD-BOXは、NHKオンデマンド・DVD販売サイトからご確認いただけます。

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