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【あんぱん】女子師範学校の寮はどんなところ?厳しい規則や1日のスケジュール、門限・恋愛禁止ルールを解説

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朝ドラ『あんぱん』第5週では、のぶがいよいよ女子師範学校の寮生活をスタート!でも、予告や本編にあった「厳しい寮生活」の言葉に、驚いた人も多いのでは?

  • 寮生活ってどんな感じ?
  • 本当にそんなに厳しかったの!?

…と気になったあなたへ。

本記事では、昭和11年当時の女子師範学校のリアルな寮生活について、規則(門限・上下関係・恋愛禁止)、1日のスケジュール、教師たちの教育方針について、わかりやすく解説していきます。

きゅんはむ
きゅんはむ

何で寮に入らないといけないの?女子師範学校の先生ってどんな人?など、のぶが挑む“格子なき牢獄”の世界――その実態を、覗いてみよう!

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【あんぱん時代背景】女子師範学校の寮は、どんなところ?

朝ドラ『あんぱん』第5週で、のぶがついに女子師範学校の寮生活をスタート!でも、予告で「厳しい寮生活」と言われて、「どれくらい厳しいの?」と驚いた人も多いのではないでしょうか。

昭和11年当時、女子師範学校は原則“全寮制”。寮生活を送ることが、教育の一部とされていました。1その厳しさから、当時の師範学校の寮は「格子なき牢獄」と呼ばれることも…!

きはむ
きはむ

エリート教育って自由なイメージだけど、真逆なんだ…。国家に尽くす“女性教師”を育てる場所だったんだね。

なぜこんなに厳しいのか?それは、女子師範学校に通う生徒たちが 「国費で学ぶ未来の教員=国家の奉公者」 と見なされていたからです。

つまり、

「あなたたちの学費は税金(官費)でまかなわれている」
「国家のために身を尽くす人材としてふさわしい生活をしなさい」

という意識が、寮生活の厳しさの根本にありました。

実際、女子師範学校は卒業すればそのまま、小学校教師として各地に赴任するエリートコース。23地方によっては高等女学校を出るのも大変だった時代、師範生は“選ばれた女子”でした。

ただ、その代わりに自由はほとんどなし!国の期待と引き換えに、生活のすべてを管理される――それが師範学校の寮だったのです。4

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【実話】どんな規則があった?門限・起床・消灯まで

では、その「格子なき牢獄」っぷりを具体的に見ていきましょう!

起床・就寝の時間割(夏冬で違う)

  • 起床時間:
    夏(4〜9月)→午前5時!
    冬(10〜3月)→午前5時半!
  • 消灯・就寝時間:
    午後9時半。これを過ぎたら灯りは一切消灯、寝るだけ
きゅんはむ
きゅんはむ

夏の5時起き…!日曜も!?国家に奉仕する乙女たちに休みはないのか…。

門限と外出制限

  • 門限厳守! 基本的に外出は 許可制
  • 休日もほとんど自由に出歩けず、実家に外泊できるのは特別な許可があるときだけ

ちょっと気晴らしに友達と外出…なんてことは基本NG。「自分は国家の奉公者」という自覚を持つことが求められていました。

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手紙の検閲・服装や髪型の規制

  • 手紙はすべて舎監(女性教員)に検閲されてから渡される
    → 恋文なんて見つかったら大変…!
  • 服装や髪型も地味・清楚が鉄則
    派手なリボンやお洒落な服は禁止!髪は長すぎず、結い方も規定がありました。

参考:洗髪についても決まりがあった様子!(この前のページにはもちろん入浴についても記載あり)

福井県鯖江女子師範学校 編『我校の体育』,[福井県鯖江女子師範学校],昭和12
福井県鯖江女子師範学校 編『我校の体育』,[福井県鯖江女子師範学校],昭和12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1275781 (参照 2025-04-26)

上下関係の厳しさ(新入生は“召使い”状態!?)

  • 部屋は異学年混合の8人部屋が基本
  • 最上級生が室長、新入生は雑用担当

新入生は、

  • 上級生よりも早起きして、身の回りの世話
  • 夜も付き添いで待機して、水を用意したり…
    ほとんど召使いのような状態だったとか。
きはむ
きはむ

え、先輩の夜中の洗面器待ちって、もはやブラック寮生活じゃん…。これぞ、昭和の精神修養…!

この生活が原因で、新入生は慢性的な寝不足。授業中に眠くなるなんてこともあったそうです。

※修養(しゅうよう)とは…徳性をみがき、人格を高めること

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1日の生活スケジュール:師範生のリアルな日常

「格子なき牢獄」とまで言われた女子師範学校の寮生活。では、師範生たちはどんな1日を過ごしていたのか――そのスケジュールを表でまとめてみました!5

時間帯内容
5:00(冬5:30)起床・洗面・掃除
6:00(冬6:30)朝食
8:00〜12:00授業(午前の部)
12:00〜13:00昼食・休憩
13:00〜16:00授業(午後の部)
16:00〜18:00自由時間(ただし課外活動・奉仕作業などあり)
18:00夕食
19:00〜21:00自習時間(全員参加)
21:30消灯・就寝
きゅんはむ
きゅんはむ

サイレンで起こされて、夜までびっちり管理されてるの!?これ、自由時間も実質“奉仕活動”とかあるから、ほぼ休みナシ…!発狂しちゃうよ…。

授業以外もびっしり!生活指導・精神訓練の時間

  • 朝夕の掃除・点呼は必須(舎監が確認)
  • 奉仕作業として寄宿舎や校庭の整備をさせられることも
  • 自習時間中は「お喋り禁止」、静寂の中で勉学に励む

そして、生活そのものが「精神修養の場」。規則正しい生活リズムを守り、心身を鍛えることで、国家にふさわしい女性教師を育てる――それが寮生活の目的でした。

参考:福井県鯖江女子師範学校 運動場図

福井県鯖江女子師範学校 編『我校の体育』,[福井県鯖江女子師範学校],昭和12
福井県鯖江女子師範学校 編『我校の体育』,[福井県鯖江女子師範学校],昭和12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1275781 (参照 2025-04-26)

舎監(女性教員)の管理体制

  • 寄宿舎には必ず舎監(寮監)と呼ばれる女性教員が配置
  • 教員も一緒に寝泊まりし、生活全般を監督
  • 朝夕の点呼・手紙の検閲・服装チェックなど、私生活まで目を光らせていた
きはむ
きはむ

先生がずっとそばにいるって、親より厳しい監視じゃん…!まさに“公私混同”の時代だったんだね…。ボクなら、逃げ出しちゃうよ…。

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恋愛禁止!?寮生活の“厳しさ”の本当の理由

ここまで読んできて、「自由な時間なさすぎじゃ…」と思った方もいるかも?でも、師範学校の寮生活がここまで厳しいのには理由がありました。

異性との交際NG!恋愛禁止ルールの存在

  • 異性との交際=“不純”と見なされる
  • 恋愛発覚で退学処分になるケースも…

手紙の検閲もそのため。→ 恋文や男子とのやり取りは一発アウト!でした。

きゅんはむ
きゅんはむ

恋愛=国家への裏切り…って考え方、怖すぎない!?

背景にある「良妻賢母」と国家奉仕の思想

当時の女子教育には、

  • 良妻賢母(りょうさいけんぼ)」=家庭で夫や子を支える理想の女性
  • 日本婦人の鑑」=国家に奉仕する女性教師

…この2つの価値観が強く根付いていました。

恋愛=自分の感情に流されること=教師として失格。そんな考え方だったのです。

さらに、師範生は卒業後すぐに教員として赴任するため、「教職に就くまでは純潔を保つ」という社会的期待もあったのでしょう。

きはむ
きはむ

わーお…。今なら人権問題だけど…当時は“当たり前”だったんだね。

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『あんぱん』黒井雪子先生が象徴する“師範教育の厳しさ”

『あんぱん』第5週で、のぶやうさ子が圧倒された先生といえば――そう、黒井雪子先生です!

彼女が生徒たちに放った一言:

これこそ、当時の師範教育の本質を表しているセリフなんです。

黒井雪子先生のモデルはいない!名前の由来は『くろゆき姫』

実は、黒井雪子先生は特定の実在モデルはいません。名前の由来は『アンパンマン』のくろゆき姫だそうです。6

けれど、彼女の振る舞いは昭和戦前の女子師範教師そのもの。7国家奉仕の精神を叩き込み、厳しく生徒を導く教師像が重なります。

≫【あんぱん】黒井雪子先生のモデルは実在した?はこちら

教師たちも軍国主義の波に飲まれていた

昭和11年といえば、戦争の足音が近づきつつある時代。教育現場も軍国主義・皇国史観がどんどん強まっていきました。

  • 「国家に尽くす女性」を育てるのが使命
  • 教師自身も、その流れに従わなければ職を失うことも…
きゅんはむ
きゅんはむ

黒井先生も、内心では葛藤してたのかな?どうなんだろう…。でも、この時代はみんな、国家に逆らえなかったんだろうね。

『あんぱん』の黒井先生は、そうした時代の教育者たちの葛藤や重圧も象徴しているのかもしれませんね。

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まとめ:『あんぱん』で描かれる女子師範学校の寮生活は“リアル”

『あんぱん』でのぶが体験する女子師範学校の寮生活は、昭和11年当時のリアルそのもの。

  • 早朝5時起床
  • 恋愛禁止
  • 手紙の検閲
  • 上下関係の厳しさ…

まさに「格子なき牢獄」と呼ばれるだけの厳しさがありました。

でも、そんな生活の中にも、新入生歓迎会や誕生日会でお菓子を囲んだり…小さな息抜きや楽しみもあったようです。

これからのぶは、そんな環境でどう成長し、葛藤しながら自分の道を見つけていくのか――今後の展開も楽しみですね。

きはむ
きはむ

調べれば調べるほど、現代を生きるボクには想像を絶する世界…。厳しすぎて1日ももたなそう…。この時代を生きた人には頭が上がらないね。

≫【あんぱん】実際の女子師範学校の教師ってどんな人?先生のなり方、採用・資格制度解説

参考文献、資料:

  1. 鯖江女子師範学校の生活(福井県教育博物館) ↩︎
  2. 教員の資格・待遇(文部科学省) ↩︎
  3. 鯖江女子師範学校の生活(FBC 福井放送公式チャンネル) ↩︎
  4. 師範学校における寄宿舎生活の実態(J-STAGE) ↩︎
  5. 福岡県教員養成史研究(七)(福岡教育大学 平田宗史) ↩︎
  6. それいけ!アンパンマン 第17弾 くろゆき姫とモテモテばいきんまん(株式会社トムス・エンタテインメント) ↩︎
  7. 『あんぱん』キャスト・人物相関図(NHK公式サイト) ↩︎
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