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あんぱん4銭はいくら?昭和10年の物価を今の価値に換算すると何円?【朝ドラ時代考察】

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朝ドラ『あんぱん』も3週目に突入!2週目ラストで、昭和9年(1934年)、成長したのぶ(今田美桜)と崇(北村匠海)が登場しました。第3週「なんのために生まれて」の時代設定は昭和10年(1935年)。のぶは高等女学校5年生、嵩は、中学5年生となっています。

きゅんはむ
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昭和10年、朝田パンのあんぱんが4銭に!でもそれ、今でいうといくらなのか気になるよね?

朝ドラ『あんぱん』の物語が進む中で、印象的に描かれたのが「あんぱんが4銭で売られていた」という場面。一見すると「安っ!」と思いがちですが、実はそこに“時代の空気”が詰まっているのです。

本記事では、あんぱん4銭がどれくらいの価値だったのかを現代のお金に換算して解説昭和10年(1935年)当時の、1銭ってそもそもいくら?当時の給料ってどれくらい?他の物価と比べて高い?安い?

そんな疑問にお答えしながら、あんぱん3週目・昭和10年(1935年)の物価や生活感を、楽しくわかりやすく紐解いていきます。

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あんぱん4銭は今いくら?現代価値に換算すると約50〜60円!

きはむ
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あんぱんが4銭…って、今なら何円くらい?調べてみると、1銭あたり6〜8円。ということは、だいたい50〜60円くらいになるみたい♪

昭和10年の物価を現代に置き換える方法としてよく使われるのが「消費者物価指数(CPI)」や「購買力平価(PPP)」といった指標です。

これらによると、昭和10年ごろの1円は現在の約1,200〜1,600円相当とされています。

そして1銭はその100分の1、つまり約12〜16円。したがって、あんぱん4銭は現代でおおよそ48円〜64円程度の価値になります。

きゅんはむ
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現代の感覚では昭和10年の1円=2,000円相当とも言われているよ。算出基準は様々ですが、大体1,500円~2,000円のイメージが多いね。

きはむ
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どっちにしても、今のコンビニの菓子パンより安い!でも当時は、“気軽な贅沢”って感じだったかも?

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他の商品と比べてどうだった?昭和10年の物価いろいろ

あんぱん4銭という価格が、当時どのくらいの感覚だったのか。他の商品と比べてみると、その位置づけが見えてきます。

品目昭和10年の価格現代換算(目安)
食パン1斤約14銭約170円
うどん(屋台)約5銭約60〜80円
銭湯約5銭約60〜80円
新聞1部約1銭約12〜16円
映画入場料約10〜15銭約120〜240円
米10kg約1円50銭〜2円約18,000〜25,000円

こうして見ると、あんぱん4銭は庶民の手が届く日常の“ちょっとしたお楽しみ”だったと言えるでしょう。

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当時の給料で、何個のあんぱんが買えた?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査が始まった、1968年(昭和43年)の大卒初任給は月給3万600円。昭和10年当時の正確な数値は分かりません。

「昭和2万日の全記録」講談社刊の第2巻に昭和4~6年の出来事が記載されており、“民間初任給(事務)大卒69円45銭・専門学校58円89銭”とありました。

ここから昭和10年当時の初任給を約70円と仮定します。これを4銭のあんぱんで割ると…

70円 ÷ 0.04円(4銭)= 1,750個!

きゅんはむ
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ざっくり計算すると…1,750個も買える!とはいえ、生活費を考えれば毎日あんぱんばかり買っていたわけではないよね?

きはむ
きはむ

朝田パンの売れ行きを見ても、まだ高知・御免与町ではパン=身近な食べ物って感じではなさそう。あんぱん=手頃な贅沢品の位置っぽいね。

職人や丁稚奉公中の若者にとっても、“ちょっと頑張った日のご褒美”だったかもしれませんね。

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3銭から4銭へ値上げ!?パン食い競争で200個の大量注文

ドラマ内では、初期のあんぱんが3銭だったのに、昭和10年には4銭になっています。これはつまり、物価がゆるやかに上昇していたことを示しています。

1930年代の日本は、昭和恐慌を抜けて緩やかな回復期。食料品を含む物価もじわじわと上がっていくなかで、パンの価格も少しずつ値上げされたと考えられます。

この値上げは1銭(=現在で約12〜16円)とはいえ、当時の人々にとってはインパクトがあったはず。

きゅんはむ
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1銭上がるって、実質20%以上の値上げ?今で言うと、100円のパンが120円になったような感じかも!

きはむ
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でも、今回は貴島中尉(市川知宏)の計らいで、朝田パンが町内のパン食い競走のパンに選ばれたよ!200個の大量注文なんて…夢みたい~♪

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銭(せん)って何?今はもう使われていない単位

きゅんはむ
きゅんはむ

昔は当たり前だったけど、今はもう使われてない「銭」。そもそも銭って、いつまで使われてたの?

「銭(せん)」とは、明治時代から昭和中期まで実際に使われていた通貨の単位です。

  • 1円 = 100銭
  • 1銭 = 10厘

という関係で、1銭は0.01円にあたります。戦後のインフレや通貨制度の見直しにより、1953年の通貨単位整理法(小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律)により銭・厘は廃止。

きはむ
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1円未満の紙幣や硬貨は、1953年(昭和28年)12月31日限りで終了。当時はいくらで何が買えたか?を見ると何となく物価の感覚がわかってくる◎

今では使われていない単位ですが、こうしたドラマに登場することで「昔のお金の価値」を考えるきっかけになります。

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まとめ:たった4銭のあんぱんに詰まった、昭和の暮らし

昭和10年、朝田パンのあんぱんが4銭になった――その事実は、単なる値段の話ではありません。

その背景には、当時の物価、給料、経済の流れ、そして庶民の暮らしが映し出されています。

  • あんぱん4銭 ≒ 今の50〜60円相当
  • 大卒初任給で1,750個も買える価格設定
  • 日常に根付く“ご褒美おやつ”のポジション
  • 物価上昇とともに3銭→4銭へと変化

あんぱんの値段から見える、昭和のリアルな暮らし。ドラマを観る目が、ちょっと変わってくるかもしれませんね。

きゅんはむ
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当時の物価感覚も分かる朝ドラ『あんぱん』。ドラマの裏に隠れた、昔の物の価値、生活のヒントにも注目していこう♪

≫【あんぱん10銭】昭和初期~現代までの価値、給料推移で見る物価感覚
≫【あんぱん3銭】今の価値で何円?1銭・2銭の現在価格、感覚を解説

参考文献・出典昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか?(日本銀行)昭和30年年次経済報告 都市生活者の状況(内閣府経済企画庁)大卒初任給(年次統計)、 政府統計ポータルe-Stat「小売物価統計調査」、消費者物価指数(総務省統計局)厚生労働省「賃金構造基本統計調査」などの一次資料、および『値段史年表 明治・大正・昭和』​、昭和毎日新聞資料、あんぱん・ジャムぱんの値段の推移(戦後昭和史)1銭の価値は現在だといくら?(BUYSELL)日本のインフレの歴史(ポラスグループ)

mina

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