大河ドラマは歴史ドラマだけれど
前作の「光る君へ」でも十分に発揮されたように
歴史に縛られない自由な発想からドラマが生まれています。
特に今年の江戸時代、吉原、蔦谷重三郎。後世に残る文献からも想像は膨らみます。
なので蔦重と瀬川は夫婦になり手を取り合って生きていくのかとも思っていました。
が、そんなに甘くはないですよね。
恩を恩でつなげていきたいと心底思う瀬川。鳥山検校の恩に心震わせ感謝する瀬川
その瀬川が選んだ道は身を引くことでした。
除夜の鐘を聞きながら重三に手紙を書く瀬川。その美しく悲しい演技に私は号泣しました。
また鳥山検校の したいようにさせるのが愛 やっと手に入れた瀬川を手放す決意。
市川さんの目が見えないからこそ研ぎ澄まされた感性のピリピリした演技と
心の深いところの想いを感じさせるお芝居。目に見えないものこそ真実。
この一年とても楽しみです。