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【秘密シーズン0】12巻ネタバレ考察:DNA編の結末、星乃と要の未来は?短編Extra.感想も

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『秘密 season0』12巻で、DNA編が完結しました。テーマは「殺人遺伝子は存在するのか?」「人は生まれで決まるのか、育ちで変わるのか?」という重い問いかけ。

11巻では、快楽殺人犯の早瀬拓也が自らのDNAを140人もの子供に残したという衝撃的な事実が明らかになりましたが、12巻ではその「遺伝子の呪縛」に翻弄される星乃と要の未来が描かれています。

薪さんや青木の視点も交えながら、DNA編の結末についてじっくり考察していきます。ネタバレを含むあらすじや感想になるため、未読の方は予備知識なしに本書を読むことをおすすめします。

ちゃはむ
ちゃはむ

12年前、第九立ち上げ当初に薪さんが鈴木さんと担当した『南関東連続少女殺人事件(カルトセレモニー殺人事件)』が始まり。

おはむ
おはむ

犯人の早瀬拓也は死刑となるも、早瀬の祖父と実父も殺人犯。早瀬の血を分けた子どもの運命はいかに―?殺人遺伝子は存在するのでしょうか?

≫漫画【秘密 season 0】11巻「DNA」あらすじ:ネタバレ考察はこちら

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星乃の裁判と「遺伝ではなく、人が裁かれるべき」という結論

11巻で逮捕された星乃は、自らの父が快楽殺人犯の早瀬拓也であることを知り、「自分もいずれ人を殺める運命なのでは」と苦悩します。そして彼は、裁判で「未成年としての更生を望まず、成人と同じように刑を受けたい」と願いました。

ちゃはむ
ちゃはむ

遺伝で罪を裁くのか、本人の行いで裁くのか…このテーマ、めちゃくちゃ重いよね。清水玲子先生の漫画は毎回扱うテーマが重量級だよ…。

おはむ
おはむ

だけど、最終的に裁判官はこう言ったんだよね。『あなたは星乃君、”遺伝子”ではなく”人”として裁かれるべきです』って…!

結果、星乃は30年の懲役刑を受けることになります。しかし、彼はその判決を聞いた時、なぜか穏やかな笑顔を浮かべていました。

「殺人遺伝子のせいで自分がこうなったわけではない」と認めたことで、ある意味で彼は「呪い」から解放されたのかもしれません。

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要の家族の葛藤と母親の恐怖

要の母親・花鈴は、精子提供者が殺人犯だったことを知らずに要を産みました。しかし、『南関東連続少女殺人事件(カルトセレモニー殺人事件)』が発覚したことで、彼女の息子を見る目が変わってしまいます。

「18歳になったら、要も人を殺すのではないか?、この子は普通の子じゃないのかもしれない…」要はそんな母の態度に傷つきながらも、「お母さんが好きだ」と言い続けます。そんな要の言葉に、母・花鈴は涙を流してしまうのです。

ちゃはむ
ちゃはむ

うぅ…要くん健気すぎる…。でも、母親の気持ちもわかる気がするんだよなぁ…。

このシーンは読者の間でも大きな議論を呼びました。「子どもの犯罪を親はどう受け止めるべきか?」そんな問いを、私たちに突きつける展開となりました。

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要は「殺人遺伝子」を背負わずに生きられるのか?

星乃が逮捕される前は彼を慕っていた要でしたが、自身が星乃と生物学的に兄弟であり、そして実父が何者なのかを知ることとなります。そして要もまた、自分が何者なのかを考えることに――。

要は小学生ながらも、動物の死骸や骨に異常な執着を示していました。そして、彼の母親はその姿を見て恐怖し、「この子もいずれ星乃と同じ道を辿るのでは…」と怯え続けます。

おはむ
おはむ

母親の気持ちも分かるよね…自分の子供が、もし犯罪者になってしまったら…。

ちゃはむ
ちゃはむ

薪さんの『今日大丈夫でも、明日は? 数年後は? …やはり本能で罪を犯すのではないか?』という言葉には、ゾクッとしたよ…。

薪の言葉は彼自身に宛てたものでもありますが、要自身も、自分が本当に「普通の子」なのかどうかを悩み続けます。そして物語の終盤、彼は猫に暴力をふるう幻覚を見るという場面が描かれます。

「これが現実になったらどうしよう?」そんな不安に襲われ、要は涙を流します。

そんな彼を救ったのは“妹の存在”でした。彼女が「お兄ちゃん、一緒にいよう」と優しく寄り添うことで、要は現実に引き戻されます。

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要の家族が迎えた”理想的な”終着点

DNA編では、要の母親が「殺人遺伝子を持つ子供として、要が隔離されるべきだ」と訴えているようにも見える場面が度々見受けられます。しかし、育ての父親(要の義父)はそんな母親から要を守ろうとしました。

おはむ
おはむ

このお父さん、すごすぎる…!血が繋がっていない子供が死刑囚の息子だったら、距離を置きたくなるのが普通だと思うのに…。

義父は要を「自分の息子として」愛し続けると決め、彼を拒絶する母親を諫めました。そして、要自身も母に向かって「お母さんが僕を嫌いでも、僕はお母さんが好き」と泣きながら伝えます。

このシーンは多くの読者が涙したポイントです。結局、「遺伝ではなく、育ちが人を作る」というのが、DNA編が導き出した答えでした。

ちゃはむ
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うわーん!パパと妹さんが見た目そっくりなのに、優しい性格まで似てるとか…!尊すぎるーーーッ!!

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「殺人遺伝子」の話は、本当に終わったのか?

物語は、「要は家族の愛に包まれて生きていく」という一見ハッピーエンドのような形で締めくくられました。しかし、読者の中には「これで終わり?」と思った人もいるかもしれません。

不穏な「殺人遺伝子」の兆候は残ったまま…
  • 星乃は父と同じ手口で少女2人を殺害した
  • 要もまた動物の死骸に異常な執着を見せていた

という、この事実は消えません。

おはむ
おはむ

もし本当に殺人遺伝子がないなら、どうして星乃は早瀬と同じ犯罪を犯したの? って思うし…。そこがこの作品の恐ろしいところだよね。

ちゃはむ
ちゃはむ

スッキリ全てが解決するわけではなく、どこか不気味さが残ってる…。実父の早瀬の存在を知らない、早瀬のDNAを受け継ぐ子はどうなるんだろう…。

物語では「遺伝子よりも育ちが大事」という結論を出しましたが、「では本当に遺伝は関係ないのか?」という疑問が完全には解決されないまま終わっています。

これは、清水玲子先生が読者に考えさせるためにあえて残した”余韻” なのかもしれません。

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DNA編のテーマ:結局、人は生まれで決まるのか?

DNA編の問い
  • 犯罪者の子供は犯罪者になるのか?
  • 遺伝より環境が大事なのか?

DNA編は、読者にこれらの問いを突きつけて終わりました。そして、要の未来はまだどうなるか分からないままです。

それでも、薪さんが示した答えは「人は遺伝ではなく、行いで裁かれるべき」というものでした。

おはむ
おはむ

でもさ…被害者の家族は、この結論に納得できるのかな?…遺伝が関係ないと言われても、星乃の被害者たちはもう戻らないし…この話の難しいところだね。

11巻での公安・ハマダと薪の激論にもあったように、このテーマに明確な答えはないかもしれません。だからこそ、「秘密シーズン0」のDNA編は読者に強く考えさせる作品になっているのでしょう。

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薪の実父も殺人犯!垣間見える葛藤と青木の存在

この「遺伝子」と「犯罪」の関係に深く悩むのは、薪さんです。なぜなら薪自身も、実の父親が殺人犯であるという過去を持っているから。

≫【秘密シーズン0】1巻:薪の出生の秘密!養父・澤村についてはこちら

「自分もいずれ、犯罪者になってしまうのではないか?」そんな恐怖を抱えながらも、薪は捜査官として生きてきました。

そんな彼を支えるのが青木です。青木のまっすぐな性格、そして揺るがない正義感が、薪の心の支えになっているのです。

ちゃはむ
ちゃはむ

青木さんの存在が、薪さんにとっての“救い”になってるんだね◎絶対に、薪さんを“あちら側”に行かせないでほしい…!

薪と青木の関係性も、この11巻で改めて際立ったポイントでした。

おはむ
おはむ

青木さんもそうだけど、ボクの推しは岡部さんだなぁ♪ドラマ版の岡部さんもめっちゃ“ママ”感が出てるんだよ~。強面なのに可愛い///

≫ドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』全話あらすじ&感想はこちら

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短編Extra.考察:血の繋がりは救いか呪いか?DNA編との共通テーマを探る

DNA編の完結とともに収録された短編Extra.は、家族の血の繋がりがもたらす希望と絶望の二面性を描いた、衝撃的な物語でした。

病に苦しむ家族、救いを求めて生まれた次女、そしてその子が母親に抱え続けた恨み――「親と子は血で結ばれているが、それは本当に”絆”なのか?」この問いは、DNA編と深く繋がるテーマとして描かれています。

“望まれた命”と”望まれなかった命”――幹子の人生とは?

物語の主要人物・幹子は、病を抱える姉・美香子を救うために生まれた”スペア”の子供でした。しかし、彼女の骨髄は姉と適合せず、結果的に家族の中で”役に立たない存在”になってしまいます。

ちゃはむ
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産まれる前から”役割”が決まってるって、すごく重いよね…。『美香子を助けるために幹子を生んだ』という時点で、幹子自身の意思や人生は無視されてるんじゃ…?

彼女は家族の中で孤立し、親の愛を受けることなく育ちました。そしてある日、病に苦しむ母・湊が、父と長女を道連れに無理心中を図るという事件が起こります。

しかし幹子だけが生き残ります。幹子の立場を考えると、それは「奇跡」ではなく「呪い」だったのかもしれません。

「血が繋がっているから愛せる」は本当なのか?

病を理由に母は長女に全ての愛を注ぎ、幹子には見向きもしませんでした。しかし、皮肉なことに母の命を救うのは、幹子の骨髄でした。

母親が生き延びようとする気持ちすら失っていたその時、幹子は「ドナーになりたい」と申し出ます。

おはむ
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ここで”母子の絆が戻るのか?”って思わせるけど、そうじゃないんだよね。幹子は、母を助けることで”復讐”しようとしてるんだなぁ…。

幹子の本当の目的は、母親を生かし続けることで、彼女に「生き地獄」を味わわせることでした。

母は“もうすぐ娘(美香子)の元へ行ける”と死を待つばかりでしたが、幹子の提供する骨髄によって、「死にたくても死ねない」という状態にさせられるのです。

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薪と青木の温度差が示す「血の重さ」

幹子がドナーになると聞いた青木は、「幹子とお母さんの関係が良くなってよかったですね!」と純粋に喜びます。

しかし薪は、この母子の本当の関係を知っていました。それでも薪は青木の言葉を否定せず、ただ「そうだな」と静かに応じます。

ちゃはむ
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毎度のことながら、青木さんが無邪気すぎて心配になるよ~。このシーン…薪さんの”悟った”ような顔が印象的だね。

おはむ
おはむ

青木さんは”血の絆”を信じてるからこそ、素直に”良かったね”って言えちゃうんだよね。育ちの違いが出てすぎてて、薪さんを思うと胸が苦しくなるよ…。

DNA編でも、「血の繋がりは人を決定づけるのか?」というテーマがありました。要の家族が「血ではなく、愛で結ばれる」と信じていた一方で、短編Extra.では「血が繋がっているからこそ憎しみが生まれる」ことが描かれています。

薪はこの現実を知っていたからこそ、青木の無邪気な発言に「そうだな」としか言えなかったのでしょう。

【考察】DNA編との共通テーマ:血は人を決めるのか?

DNA編では、星乃が「遺伝ではなく、自分の罪として裁かれるべき」とされました。一方で要は、「自分が遺伝的に危険なのでは?」という不安と向き合いながら生きることになります。

短編Extra.では、幹子が「血の繋がり」に囚われ続けた末に、母親への “復讐のためにドナーになる” という選択をしました。

ちゃはむ
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同じ”血”がテーマだけど、DNA編と短編Extra.は全然違う結末を迎えたね。DNA編は”血よりも育ち”っていう希望があったけど…。

おはむ
おはむ

短編Extra.は、”血の繋がりが憎しみを生むこともある”っていう暗い結末だった…。しかも、最後何やら不穏な終わり方をしているよ!?

この対比が、短編Extra.の持つ最大のメッセージだと感じます。そして、母子の結末ですが…こちらも読者の想像力を掻き立てる終わり方になっています。

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『秘密シーズン0』12巻DNA編(完結)まとめ:「血」は希望にも絶望にもなり得る

「人は生まれながらにして、犯罪者になるのか?」この問いに対し、作中では「人は遺伝子ではなく行いで裁かれるべきだ」という結論が出されました。

しかし、要の母親のように「では、どうすれば対策できるのか?」という不安も残るのがリアルなところ。本編DNA編は、そんな「人の本質とは何か?」を深く考えさせられるエピソードでした。

DNA編が問いかけたもの
  • 「殺人遺伝子」は存在しないと作中では結論付けられた
  • 星乃は「遺伝子ではなく、自分の行い」で裁かれることを受け入れた
  • 要は「家族の愛」で救われたが、彼の未来はまだ不透明
  • 読者に「人は生まれで決まるのか?」を問いかける作品だった

「血の繋がり」は、時に人を救い、時に人を苦しめます。DNA編では、要が家族の愛によって「血の呪縛」から救われました。しかし短編Extra.では、幹子が「血を利用して復讐する」という全く違う結末を迎えています。

結局、「血」は善でも悪でもなく、それをどう受け止めるかで人の運命は変わるのかもしれません。

ちゃはむ
ちゃはむ

“遺伝”と“環境”、どちらが人を作るのか?DNA編と短編Extra.、どっちのメッセージが強く心に残るのか?

おはむ
おはむ

DNA編は”人は環境で変われる”っていう希望があったけど、短編Extra.は”血の繋がりが呪いになることもある”っていう現実が刺さったなあ…。

この2つのエピソードを通じて、清水玲子先生が伝えたかったのは、「血」や「遺伝」によって人を決めつけるのではなく、個人の選択や生き方にこそ目を向けるべきだということなのかもしれません。

DNA編の希望と、短編Extra.の絶望。この2つの対比によって、「血とは何か?」という問いがより深く浮き彫りになった一冊でした。

2月20日に11巻・12巻と2冊同時発売された『秘密 season0』ですが、2025年2月28日発売のメロディ4月号ではドラマから着想を得た物語が掲載されるとのこと!こちらも要チェックです。

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