【2000年代の大河ドラマ一覧】視聴率ランキング!ワースト&最高傑作
2000年代の大河ドラマは、テレビ離れが進む中でも高視聴率を維持した作品が多く、特に『篤姫』は24.5%と圧倒的な人気を誇りました。戦国・幕末をテーマにした作品が多く、豪華キャストが話題を呼びました。
一方、2003年の『武蔵 MUSASHI』は視聴率が伸び悩み、時代劇の描き方やキャスティングが必ずしも成功に繋がらないことを示しました。
2000~2009年の大河ドラマ一覧:原作・脚本・時代・主人公・主演リスト
年 | タイトル | 原作 | 脚本 | 時代 | 主人公 | 主演 | 語り | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2000 | 葵 徳川三代 | オリジナル作品 | ジェームス三木 | 江戸時代初期 | 徳川家康 / 徳川秀忠 / 徳川家光 | 津川雅彦 / 西田敏行 / 尾上辰之助 | 中村梅雀 | 18.5 |
2001 | 北条時宗 | 高橋克彦 | 井上由美子 | 鎌倉時代 | 北条時宗 | 和泉元彌 | 十朱幸代 | 18.5 |
2002 | 利家とまつ 〜加賀百万石物語〜 | なし | 竹山洋 | 戦国 – 安土桃山 | 前田利家 / まつ | 唐沢寿明 / 松嶋菜々子 | 阿部渉 | 22.1 |
2003 | 武蔵 MUSASHI | 吉川英治 | 鎌田敏夫 | 江戸時代初期 | 宮本武蔵 | 市川新之助 | 橋爪功 | 16.7 |
2004 | 新選組! | オリジナル作品 | 三谷幸喜 | 幕末 | 近藤勇 | 香取慎吾 | – | 17.4 |
2005 | 義経 | 宮尾登美子 | 金子成人 | 平安 – 治承寿永乱 | 源義経 | 滝沢秀明 | 白石加代子 | 19.4 |
2006 | 功名が辻 | 司馬遼太郎 | 大石静 | 戦国 – 安土桃山 | 千代 / 山内一豊 | 仲間由紀恵 / 上川隆也 | 三宅民夫 | 20.9 |
2007 | 風林火山 | 井上靖 | 大森寿美男 | 戦国 | 山本勘助 | 内野聖陽 | 加賀美幸子 | 18.7 |
2008 | 篤姫 | 宮尾登美子 | 田渕久美子 | 幕末 | 篤姫 | 宮﨑あおい | 奈良岡朋子 | 24.5 |
2009 | 天地人 | 火坂雅志 | 小松江里子 | 戦国 – 安土桃山 | 直江兼続 | 妻夫木聡 | 宮本信子 | 21.2 |
【図解】2000年代大河ドラマ全作視聴率一覧:NHK受信契約数推移も
年 | タイトル | 主演 | 平均 | 初回 | 最終回 | 最高 | 最低 |
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2000 | 葵 徳川三代 | 津川雅彦 / 西田敏行 / 尾上辰之助 | 18.5 | 22.6 | 22.6 | ||
2001 | 北条時宗 | 和泉元彌 | 18.5 | 19.6 | 21.2 | ||
2002 | 利家とまつ 〜加賀百万石物語〜 | 唐沢寿明 / 松嶋菜々子 | 22.1 | 26.1 | 27.6 | ||
2003 | 武蔵 MUSASHI | 市川新之助 | 16.7 | 21.7 | 24.6 | ||
2004 | 新選組! | 香取慎吾 | 17.4 | 26.3 | 26.3 | ||
2005 | 義経 | 滝沢秀明 | 19.5 | 24.2 | 26.9 | ||
2006 | 功名が辻 | 仲間由紀恵 / 上川隆也 | 20.9 | 19.8 | 24.4 | ||
2007 | 風林火山 | 内野聖陽 | 18.7 | 21.0 | 22.9 | ||
2008 | 篤姫 | 宮﨑あおい | 24.5 | 20.3 | 28.7 | 29.2 | 20.3 |
2009 | 天地人 | 妻夫木聡 | 21.2 | 24.7 | 26.0 |

年 | タイトル | 視聴率(%) | NHK契約数(合計) |
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2000 | 葵 徳川三代 | 18.5 | 37,273,692 |
2001 | 北条時宗 | 18.5 | 37,678,546 |
2002 | 利家とまつ 〜加賀百万石物語〜 | 22.1 | 37,952,740 |
2003 | 武蔵 MUSASHI | 16.7 | 38,156,694 |
2004 | 新選組! | 17.4 | 37,921,228 |
2005 | 義経 | 19.5 | 37,512,314 |
2006 | 功名が辻 | 20.9 | 37,547,418 |
2007 | 風林火山 | 18.7 | 37,803,825 |
2008 | 篤姫 | 24.5 | 38,202,289 |
2009 | 天地人 | 21.2 | 38,932,215 |
NHK契約数は1999年に36,878,354でしたが、2000年は37,273,692、2009年は38,932,215とこの間1,658,523しか増えておらず、2000年から2009年の間に増減があることから伸び率は鈍化、頭打ちとなっている印象です。

テレビの代わりに普及してきたのがネット!1990年代前半のパソコン普及率は10%でしたが、後半に急上昇し2004年には65.7%に。

その後勢いは鈍化したものの、2009年には73.2%へ。携帯電話は2000年に5割、2008年末の世帯普及率は95.6%とテレビ以外の娯楽が一気に増加!
※参照:内閣府の消費動向調査、総務省「平成20年通信利用動向調査報告書(世帯編)」
≫【2000年代のテレビの歴史】デジタル化と多様化の時代について
2000年代大河ドラマ視聴率ランキング:最高傑作は「篤姫」24.5%!
- 篤姫(2008) 24.5%
- 利家とまつ 〜加賀百万石物語〜(2002) 22.1%
- 天地人(2009) 21.2%
- 功名が辻(2006) 20.9%
- 義経(2005) 19.5%
- 風林火山(2007) 18.7%
- 葵 徳川三代(2000) 18.5%
- 北条時宗(2001) 18.5%
- 新選組!(2004) 17.4%
- 武蔵 MUSASHI(2003) 16.7%
1990年代後半から急速にネットが広まり、テレビ離れが進みます。しかし、1990年代最も視聴率の高い『篤姫』は平均視聴率24.5%と1/4の人が見ている計算になります。

上位4作品が平均視聴率20%ってすごくない?携帯電話も普及し、パソコンや携帯から見る人も多くなってきた時代だね。
2000年代大河ドラマ視聴率ワーストランキング:面白くないのは「武蔵 MUSASHI」16.7%
- 武蔵 MUSASHI(2003) 16.7%
- 新選組!(2004) 17.4%
- 葵 徳川三代(2000) 18.5%
- 北条時宗(2001) 18.5%
- 風林火山(2007) 18.7%
- 義経(2005) 19.5%
- 功名が辻(2006) 20.9%
- 天地人(2009) 21.2%
- 利家とまつ 〜加賀百万石物語〜(2002) 22.1%
- 篤姫(2008) 24.5%

「武蔵 MUSASHI」が2000年代の大河ドラマで最も低い平均視聴率となっています。ネットが普及して1990年代と比べると、大分視聴率が落ちてきた印象。
コメント
『真田丸』!日本史が苦手で、大河ドラマもあんまり・・・という私の先入観をひっくり返してくれたのが「真田丸」でした。先輩に勧められて半信半疑で見始めたのですが、三谷幸喜さんに感謝しかない。予想を上回るおもしろさでした!
現代に近いんですよね、セリフもテンポも。それがNGな人もいると聞きましたが、私には親しみが感じられてよかったです。
そしてキャストがなんといっても最高です。真田信繁をのびのびと演じる堺雅人さんも素晴らしかったですが、真田昌幸役の草刈正雄さんの彫りの深い顔立ちが、時代劇にこんなにハマるなんて驚きでした。
『西郷どん』は鈴木亮平さんの演技がとにかく熱くて感情にグッとくる場面が多かったです。ただ、前半の薩摩編はちょっと長く感じたし、後半は話が一気に進んでついていくのが大変なところも。西郷さんが「良い人すぎる」描かれ方だったので、もう少し複雑な部分も見たかったな〜と思いました。でも、人との絆や故郷への想いがしっかり描かれていて、心に残る場面はたくさんありました!
『真田丸』、めちゃくちゃ楽しかったです!堺雅人さん演じる真田幸村(信繁)が本当に魅力的で、頭の良さと人懐っこさのバランスが絶妙でした。最初は小さな家の一武将だったのに、どんどん大きな歴史のうねりに巻き込まれていって、それでも諦めずに戦う姿が本当にかっこよかったです。
三谷幸喜さんの脚本のおかげで、重たい戦国時代の話なのに、ところどころクスッと笑えるシーンがあって、キャラクターたちがすごく人間らしく描かれていたのも印象的でした。家族との絆もすごく丁寧に描かれていて、特に父・昌幸(草刈正雄さん)とのやりとりが面白くて、ちょっと泣ける場面もありました。
最終回に向けてどんどん盛り上がっていく展開も熱くて、見終わったあと「幸村、最高!」って叫びたくなるような大河ドラマでした!
『鎌倉殿の13人』、めちゃくちゃ面白かったです!最初は歴史がちょっと難しそうだなって思ってたんですけど、ストーリーのテンポがすごく良くて、どんどん引き込まれました。小栗旬さん演じる北条義時が、最初は普通の優しい青年だったのに、いろんな裏切りや権力争いを経験してどんどん顔つきまで変わっていくのがリアルで、毎回ドキドキしました。
三谷幸喜さんの脚本だけあって、シリアスな中にもクスッと笑える場面があったり、キャラクター同士の会話がすごく人間味があって、重たい話なのに飽きずに見続けられました。誰が味方で誰が敵か分からないスリルもあって、最後まで目が離せなかったです!ラストは本当に胸が苦しくなったけど、それも含めてめちゃくちゃ心に残る大河ドラマでした。
『篤姫』本当に素敵なドラマでした!宮﨑あおいさん演じる篤姫が、とにかく芯が強くて魅力的。最初はちょっとおっとりしてるのかな?と思ったけど、物語が進むにつれてどんどん成長していって、あの激動の時代を必死に生き抜く姿がすごくかっこよかったです。
お姫様っていうと「守られる存在」みたいなイメージがあったけど、篤姫はむしろ自分から運命に立ち向かっていくタイプで、すごく応援したくなりました。周りの人たちとの関係性も深く描かれていて、特に家族や側近たちとの絆のシーンには何度も泣かされました。
歴史ドラマなのにすごく身近に感じられて、「自分も頑張ろう」って前向きな気持ちになれる作品でした!
『龍馬伝』めちゃくちゃ面白かったです!最初は歴史ものってちょっと難しそうだなと思ってたんですが、見始めたらあっという間に引き込まれました。福山雅治さんの龍馬がとにかくかっこよくて、でも完璧じゃなくて、ちゃんと悩んだり、ぶつかったりしながら成長していくところがリアルで共感できました。
映像もすごく迫力があって、時代劇っぽい重さより、もっと生き生きしてる感じがして新鮮でした。音楽もめちゃくちゃ良くて、シーンごとにテンション上がったり泣きそうになったり…。歴史に詳しくなくても全然楽しめるし、龍馬たちの「未来を変えたい!」って気持ちがすごく伝わってきて、見終わった後もずっと心に残るドラマでした!
個人的に1番好きな大河ドラマは、「軍師官兵衛」!
岡田准一が演じる青年期の官兵衛もエネルギッシュでかっこいいが、荒木村重に幽閉された後の歩き方や渋みが時代をくぐり抜けてきた官兵衛を感じることができる。
また、竹中直人演じる豊臣秀吉が過去と同期しており、その点も見応えあり。
個人的には、髙橋一生演じる井上九郎右衛門が、表情や言動は激しくないものの忠誠心や才能豊かな面を垣間見ることができとてもよい。