小説『恋愛禁止』が、伊原六花主演で実写ドラマ化されることが発表され話題を集めています。原作は、「放送禁止」シリーズ(2003年より不定期放送されている、フェイク・ドキュメンタリー)で知られる長江俊和氏です。

“禁止シリーズ”第6弾として刊行された本作は、恋愛感情の果てに起こる暴走や狂気を描いた、戦慄の恋愛ホラーサスペンス!
本記事では、小説『恋愛禁止』のあらすじ・登場人物・ネタバレ解説・考察・感想を一挙に紹介。さらにドラマ版との違いやキャスティングの注目ポイントも取り上げながら、物語の“真の怖さ”に迫っていきます。
【簡単解説】小説『恋愛禁止』とは?あらすじ&登場人物紹介
実写ドラマ化で注目が集まる長江俊和の小説『恋愛禁止』。本作は、愛と狂気、そして殺意が交錯する“恋愛ホラー”サスペンスとして話題を呼んでいます。

原作小説は、冒頭より犯(木村瑞帆)視点で物語が展開。まずは、物語のあらすじと、瑞帆を翻弄する3人の男性たちを紹介していきます。
あらすじ:恋と罪が交錯する“愛の地獄”
物語の主人公は、不動産会社に勤める30歳の女性・木村瑞帆。彼女は過去に、高校教師であり元恋人の倉島と交際していましたが、次第に暴力的な支配関係に陥っていきます。
その後、瑞帆は知人の紹介で出会った慎也と交際・結婚し、娘・美空を授かるなど、一見幸せな日々を送ります。ところが、彼女の周囲には“believer”と名乗る人物が現れ、かつての罪と向き合わせるように、再び闇へと引きずり込んでいくのです。

殺したはずの遺体が消えてる…!?まるで悪夢の始まりだよ〜。あ、だからホラーなのか…!
登場人物まとめ:“歪な愛”を向けてくる3人の男たち
瑞帆の人生には、彼女を愛した3人の男が登場します。彼らの愛はそれぞれ違う形を取り、結果として瑞帆を深く傷つけ、物語を破滅へと導いていきます。

どの男もまともじゃない…!一番“優しい顔”してる慎也が一番ミステリアスかも…?
以降はネタバレを含むため、先入観なしに物語を知りたい方は原作小説を手に取ってみてください。

原作小説ネタバレ解説:物語の真相と衝撃のラスト
ここからは、小説『恋愛禁止』のネタバレを含むストーリー解説に入っていきます。前半〜終盤にかけてどのような事件が起き、結末はどんな“地獄”へ辿り着くのか──じっくりと振り返っていきましょう。
序盤(前半の展開):倉島殺害と“消えた遺体”の謎
瑞帆は、暴力的な元恋人・倉島と再会した末、ナイフで彼を殺害してしまいます。しかし、通報もされず、死体も見つからず、まるで“事件が存在しなかったかのように”日常が進んでいくのです。
当初は「夢だったのかもしれない」と錯覚する瑞帆。ところが、彼女は誰かの視線を感じ始めます。そして、後に明らかになるのが“believer”の存在。彼こそが瑞帆の犯行を目撃し、密かに遺体を隠蔽していたストーカー・郷田健介でした。

警察も来ない、血の跡もない…怖すぎて現実味がないのが逆にリアルって感じ!
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— ドラマ『恋愛禁止』7/3放送スタート!【公式】 (@renaikinshi_ytv) May 26, 2025
元恋人を殺してしまった─
しかしその遺体は消えてしまった…
一体、誰が、何のために?
衝撃の"恋愛ホラー"サスペンス💥
𝟕/𝟑 (木) よる𝟏𝟏:𝟓𝟗 スタート!#恋愛禁止 💔
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中盤:結婚・出産、そして忍び寄るbelieverの影
その後、瑞帆は慎也という男性と出会い、穏やかな結婚生活を手に入れます。娘・美空も生まれ、殺人の記憶を封じ込めたかに見えた矢先──再び“あの気配”が忍び寄ります。
believerと名乗る人物から、旧姓「木村瑞帆」宛にショートメールが届くようになります。メッセージには「あなたを応援しています」「僕だけがあなたを知っている」といった不気味な文面が綴られており、瑞帆はかつての罪が再び暴かれるのではという不安に苛まれ始めます。

優しいメールの“はず”なのに…なんでこんなにゾッとするの?愛が重すぎる…!
終盤:武藤の死と瑞帆の自殺、そして“輪廻”のラスト
物語は、さらに衝撃的な展開を迎えます。瑞帆の前に現れた“もう一人の女”──かつて倉島と付き合っていた元恋人・武藤が、郷田の手によって命を奪われます。郷田は、自分の愛が“純粋で正しい”と信じ込み、瑞帆に害を及ぼしそうな人物を“排除”し始めるのです。

え?また“始まっちゃう”ってこと!?ホラーってこういう“終わらない恐怖”が一番怖いよね…。

感想と考察:“believer”の正体は1人だけ?
『恋愛禁止』を読み終えた読者の間では、「believer=郷田」だけではないのでは?という疑念が囁かれています。
ここでは、作中にちりばめられた“裏の気配”や“言わなかった真実”に着目し、物語に潜む“もう一人のbeliever”の可能性を探っていきます。
「郷田=believer」説の確定と、徳島・慎也の関与説
物語の中で、「believer」と名乗る人物から瑞帆に送られるメッセージは、最終的に郷田が犯人であることが確定します。しかし、読者の多くが違和感を覚えたのが、そのメッセージの文体の違いと、情報の入手経路でした。
特に気になるのは、
このことから、一部では「believerは実は複数人存在する」という説が浮上しています。そして疑惑の目を向けられているのが、上司の徳島と、夫の慎也です。
この2人の言動からは、郷田とつながっていたのでは?という疑念が拭えません。特に「愛のためなら他人の秘密を共有する」ような集団的ストーキングがあってもおかしくない…そんな不気味さが漂います。

ストーカー怖すぎぃ〜!美空ちゃん逃げて…!もう誰も信用できない世界…!
狂気の愛は“純粋”なのか?愛と支配の境界線
この作品で最も印象的なのは、郷田の“歪んだ純粋さ”です。「君の味方だから」「守りたかっただけ」という一途な言葉の裏には、相手の意思を無視した支配が潜んでいます。
読者の中には「“愛さなければ、誰も死ななかったのに…”」という感想を抱く人も多く、これはまさに、愛という名の正当化が暴走した結果といえるでしょう。
瑞帆が最終的に命を絶ち、そして娘・美空にもその執着が引き継がれていくラストは、愛が“呪い”のように機能する恐怖を強く印象づけています。

ホラーっていうより、人間の“愛の暴走”が怖かったよね…。優しさに見せかけた監禁みたいでゾワッとしたよ。

原作の結末はドラマと違う!違いが楽しめる“実写化”、注目ポイント
原作が非常にセンシティブでホラーテイストの強い作品であるだけに、実写ドラマ版ではどう表現されるのか注目が集まっています。特に、原作者・長江俊和が語った「原作とは違う衝撃のラスト」が最大の見どころです。
ドラマオリジナルのラストに注目!
長江俊和氏自身が脚本・監督として関わるドラマ版『恋愛禁止』では、原作にはない展開が加えられることが明かされています。
今回のドラマは、原作とは違う驚愕のラストが待ち構えています。そちらもぜひ、ご期待下さい。
原作では、瑞帆の自殺と郷田の出所、美空への接触という“静かに狂気が循環するラスト”が描かれていましたが、ドラマでは「さらに予測不能な結末」が用意されているとのこと。
いずれにしても、ホラーとしての不気味さ×恋愛サスペンスの複雑さをどう昇華させるかが注目ポイントです。
伊原六花×佐藤大樹×渡邊圭祐のキャスティングと役柄
実写版キャストは以下の通りです。

小説とは登場人物の名前が違うね?…もしかして、これも原作とドラマの展開の違いに関係あるのかも?注目しておこう。
まとめ:“愛”を問うホラーサスペンスの真髄
長江俊和の小説『恋愛禁止』は、「恋愛」という誰もが身近に感じるテーマを用いながら、その裏に潜む支配・執着・狂気といった感情の怖さを巧みに描いたサスペンスでした。
登場する男性たちの“歪な愛”は、時に優しさに偽装され、時に純粋さを装って瑞帆を追い詰めていきます。愛されることが救いになるはずが、逆に破滅へと導く──そんな矛盾に満ちた地獄を見せつけられる物語でした。
そして、ラストで描かれた“愛の輪廻”──罪の記憶を乗り越えられなかった母・瑞帆と、その先に待ち受ける娘・美空への“次なる執着”。ホラーとしての怖さよりも、人間の感情が暴走したときのリアルな怖さが、後を引く読後感を残します。
実写ドラマ版では、原作とは異なる“衝撃の結末”が用意されているとのこと。果たして、物語の行き着く先に希望はあるのか? それともさらなる地獄が待っているのか?

ぜひ原作を読んだ方も、ドラマ版と照らし合わせながら楽しんでみてください。

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