日曜劇場『キャスター』第6話のテーマは、“臓器移植の闇”──進藤(阿部寛)が追う違法NPO“ひまわりネット”と、華(永野芽郁)の過去が重なり合い、物語は衝撃的な展開に突入します。
中村アン演じる母親・真弓の「娘を救いたい」という願いが、違法行為という“正義と愛情の狭間”に引き裂かれ、報道の力がどこまで人を救い、そして傷つけるのかが問われる1時間でした。
進藤と華の因縁も明らかになり、後半戦への“布石”がついに本格化。本記事では、第6話のネタバレを含むあらすじと感想、今後の展開考察、見どころを解説します。
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第6話ネタバレ『スクープと死』あらすじ:臓器移植と違法NPOの影
第6話では、母親の愛と命の選択が大きなテーマとして描かれました。中村アンさん演じる藤井真弓は、脳死となった夫の肺を娘に移植したいと必死に訴えますが、現行の臓器移植制度の壁が立ちはだかります。
母の訴えと現行移植制度の壁!応援の声から炎上へ発展!?
真弓の夫は、臓器提供の意思を文書で残しておらず、娘は“連れ子”であることから移植の優先順位に入れないという現実に直面します。その制度の冷たさに、視聴者からも多くの共感の声が上がりました。
一時はSNS上で「娘を救いたい」という真弓の想いに賛同が集まりますが、自分は病気でドナーになれないとしていた真弓が“ドナー候補となるのに問題がない”と週刊誌が報道したことで、事態は一転。世間の風向きは非難へと変化。「人のものを取るな」という進藤のセリフが、現実とドラマの境界を揺さぶります。
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— 日曜劇場『キャスター』【公式】 (@caster_tbs) May 11, 2025
__こっちは18年越しに
準備していたんでね__#阿部寛 #永野芽郁 #道枝駿佑
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進藤&華が追う“医療サポートセンター ひまわりネット”とは
そんな中、華と進藤は真弓が接触した「医療サポートセンター・ひまわりネット」が臓器売買を行う“反社NPO”である疑惑を突き止めます。ひまわりネットの代表は、かつて進藤が摘発した違法組織のトップ・深沢だったのです。
進藤の正義が、結果として一人の命を救う機会を奪い、残された家族を苦しめた――その事実は、報道の在り方そのものを問い直すきっかけとなります。

制度の矛盾も怖いけど、NPOの裏の顔がもっと怖い…。でも、華については、何とも言えない。姉の命が助かれば、臓器を奪われた側がどうなってもいいって感じ?

あと、華の母が精神病院にいて華を姉の沙羅と思い込んでいるところ…何かデジャブ?フォレストと同じ設定…。“報道は誰かを救い、誰かを壊す”ってテーマかな。
藤井親子の逃避行と進藤の“張り巡らされた罠”
第6話後半では、真弓と娘の逃避行がスリリングに描かれ、報道と警察、そしてNPOの思惑が複雑に絡み合います。
成田→羽田への“陽動作戦”の裏で進藤が見据えていた真実
華と本橋は、真弓が成田空港へ向かうという情報を掴み、急行しますが…それは進藤が仕掛けた“陽動作戦”。本当の目的地は羽田でもなく、臓器提供者が待つ国内の病院だったのです。

華は本橋が進藤側だと気づき、真弓が警察の目をかいくぐり逃げられるようおとりになるも…?進藤さんには読まされいたよう!
ひまわりネットの黒幕・深沢と、過去スクープの接点
団体の代表・深沢は、かつて進藤が告発した違法移植事件の黒幕。その過去の因縁が再び表面化し、進藤は18年前の“正義”と再び向き合うことになります。
違法と知りながらも「娘の命を救いたい」という真弓の苦悩は、決して一言で否定できるものではありません。その切実な想いと進藤の“正義”が激しくぶつかるシーンは、今後の展開に向けた大きな山場となりました。
【考察】進藤×華の対立と因縁!“正義”は誰のためにあるのか
第6話の大きな見どころは、進藤と華がついに本格的にぶつかる場面でした。かつて進藤が報じた“臓器売買スクープ”によって、姉を失ったという過去を持つ華。彼女の正義は「報道によって壊された命を許さない」という復讐心にも似た怨念から来ていました。
華の「スクープが姉を殺した」という怨念
臓器移植を待っていた姉が、摘発によって手術を受けられずに亡くなった――その現実は、家族を崩壊させ、母を精神的に追い詰め、華自身も長年苦しんできました。進藤が正義だと信じて行った報道は、華にとって“加害”でしかなかったのです。
「幼稚園で習わなかったか?」のセリフと世間の反応
進藤の「幼稚園で習わなかったか?人のものを取ってはならない!」というセリフは、視聴者に強烈な印象を残しました。一見すると単純な言葉ですが、その背後には命の重さと倫理観を問い直す深い意味が込められています。

これはもう“報道の正義vs個人の命”っていう、どっちが正しいか簡単に決められない?でも、“人のものを取るな”って、めちゃくちゃ正論…!
このセリフをめぐってはSNSでも議論が巻き起こりました。

知らない方のために補足しておくと、華を演じている永野芽郁さんは田中圭さん(妻子あり)との不倫が報道され問題となっています。
6話の見どころは、中村アンの鬼気迫る演技!新納慎也の不気味さも注目
今回の第6話は、社会問題を取り扱うだけでなく、キャスト陣の迫真の演技にも注目が集まりました。
臓器移植という難題に直面する母・真弓を演じた中村アンさん。娘を助けたい一心で、違法行為も辞さない姿勢を見せつつ、同時に葛藤と不安を抱える人間味ある母親を熱演しました。「中村アン=スタイリッシュ」のイメージが覆されたと称賛の声が多く見られました。
“ひまわりネット”の黒幕・深沢を演じた新納慎也さんも注目の存在です。善悪の境界が曖昧なキャラクターでありながら、どこか冷静で不気味な存在感は、過去の“闇”を象徴する人物にピッタリ。進藤との再会シーンは第7話で大きなカギを握りそうです。
黒沢あすか演じる華の母の“狂気”と重なる過去作品
華の母を演じた黒沢あすかさんも、「また精神を病んだ母役!?」と話題に。冬ドラマ『フォレスト』で演じた“亡き息子の名を呼び続ける母”との重なりもあり、SNSでは「母親役がリアルすぎて怖い…」「トラウマ演技の天才」と注目が集まっています。
SNSの反応:「誰が味方で誰が敵かわからない」「TBS自虐すぎ…」
第6話の放送後、SNSでは「誰が味方で誰が敵かわからなくなってきた」「TBS、自分たちのことを皮肉ってるの…?」という声が多数。物語が一気に“報道ドラマ”から“サスペンス×社会派”へと転じたことに、驚きと好意的な評価が広がっていました。

母の狂気・NPOの闇・正義のぶつかり合い…どこを切っても重すぎ!6話は完全に“分岐点”って感じだったね!次回が怖いけど楽しみ~。
次回予告と考察ポイント:“臓器ビジネス”と進藤の娘の危機
第6話のラストでは、進藤が“すでに全てを見通していた”という展開で幕を閉じましたが、次回・第7話では、さらに衝撃的な展開が待ち受けていることが判明しています。
進藤の娘・すみれが誘拐される展開が確定
次回予告で最も衝撃的だったのは、進藤の娘・すみれ(堀越麗禾)が誘拐されるという事実です。相手は“ひまわりネット”の背後にいる黒幕・深沢。その目的は、すみれの臓器を「提供させる」ためという恐ろしい内容でした。報道マンとしての進藤が追ってきた“臓器ビジネス”が、ついに彼自身の家族を巻き込む形で牙を剥きます。
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生放送で答えてやる__#阿部寛 #永野芽郁 #道枝駿佑
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ここから先は、「真実を暴く物語」から「過去と因縁を清算する物語」へとフェーズが変わっていく可能性があります。
華の父の登場と、“裏切りの家族”という新テーマ
そして第7話では、華の父(山中崇)が長い沈黙を破って登場します。医師である彼の登場は、華の“家族観”に新たな亀裂をもたらすことになりそうです。母だけでなく父もまた、過去の臓器売買に関与していたのか?――次回は“裏切られる家族”という、これまでとは違ったテーマも深堀りされそうです。

えっ、娘が誘拐!? 報道が“正義”でいられなくなる瞬間じゃん…!華の父親も出てくるみたいだし…7話は“家族”が絡んでくるのかぁ…。
それにより「海外移植」という“逃げ道”さえもフェイクであることが判明。国内の臓器移植制度の闇、そしてそれを悪用するビジネスモデル――報道ドラマがここまでリアルに描くのは異例であり、視聴者も衝撃を受けています。
まとめ:進藤の正義が招いた悲劇、その代償とは
第6話では「報道とは何か」「正義とは誰のためにあるのか」という、日曜劇場『キャスター』が真正面から問いかけてきたテーマが、いよいよ個人の“命”と“家族”に直結するフェーズへと移行しました。
進藤の報道は、たしかに“悪”を暴き、社会を動かしてきました。しかしその一方で、家族を失い、命を落とした人もいる。それでも“正義を貫く”という信念は、果たしてどこまで通じるのか――視聴者は今、進藤の信念に問われているのかもしれません。

進藤さんはずっとブレないけど、その強さが“誰かの傷”になってるんだよね。報道って正義の道具じゃなくて、時に“ナイフ”になるんだなぁ…。
臓器売買に手を染める“ひまわりネット”が完全な“悪”だと言い切れるでしょうか?命を救いたい一心でそこにすがる母親の想い――真弓や、かつての華の母がそうであったように、“悪”の中にも“愛”が存在してしまうからこそ、このドラマは複雑で深いのです。
進藤が背負う過去はあまりにも重い。妻の刺傷事件、娘との断絶、そして華との因縁。すべての“痛み”を抱えながら、それでも報道を続ける進藤の姿に、視聴者はただの“ヒーロー像”ではない“人間・進藤”を見ています。

娘・すみれの再登場でも、進藤さんは“報道マン”としての信念を守りきれるのか?それとも“父親”としての顔を見せるのか?注目です。
\緊迫の本編の後は、スピンオフでキュンキュンしよう/
サイドストーリー『#恋するキャスター』
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特に、主演の永野芽郁さんにまつわる“現実のスキャンダル”が報じられないTBSの姿勢と重ね、「TBS、完全に自虐じゃん…」という声も。一方で「それでも描いた勇気はすごい」と評価する意見もあり、ドラマの枠を超えた話題に発展しています。