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【べらぼう】12話ネタバレ感想:新之助とうつせみが神隠し!実在モデルと足抜けした遊女の生涯とは

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江戸の華やかな文化と人情が交錯するNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。第12話では、吉原中が熱狂する「俄祭り」と共に、かつて足抜けに失敗した新之助とうつせみが、まるで“神隠し”のように姿を消す奇跡の逃亡劇が描かれ、大きな話題を呼びました。

本記事では、12話の詳しいあらすじ・感想はもちろん、「うつせみは本当にいたの?」「江戸時代に足抜けってできたの?」という疑問に答えるべく、史実に基づいた背景や文献もわかりやすく解説していきます。

おはむ
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ドラマの感動をもう一度振り返りながら、吉原という場所に生きた女性たちのリアルにも触れてみましょう。

≫『べらぼう』11話ネタバレ感想!富本節「都見物彩色紅葉」歌詞解説はこちら

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『べらぼう』12話ネタバレあらすじ:俄祭りと明月余情、そして“神隠し”

江戸・吉原を舞台にした今回のエピソードでは、町全体を巻き込んだ「俄(にわか)祭り」が始まります。商売敵である若木屋と大文字屋が、雀踊りでバチバチに火花を散らし、通りは笑いと熱気に包まれました。

ちゃはむ
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踊りで勝負って、まさに江戸の粋(いき)だね!ケンカしても笑えるのがいい!しかも1か月も続くなんて…エネルギーがすごすぎる!

そんなお祭り騒ぎの中、蔦重はこの熱狂を一冊の本にまとめようと動き出します。題して『明月余情』。勝川春章に挿絵を頼み、朋誠堂喜三二こと平沢に序文を書いてもらうことで、見事に江戸文化の記録として完成しました。

そしてラストには大事件が……!なんと、かつて足抜けに失敗した遊女・うつせみと若い絵師の新之助が、祭りの人混みにまぎれて大門を越え、姿を消すという展開に!

おはむ
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これぞ“神隠し”ってやつ?誰にも気づかれず消えるなんて…!この喧騒だからこそできた奇跡だよね。泣ける…けど、その後が気になりすぎる…!!

吉原の遊女が出入り口の大門(おおもん)を超える=足抜け成功は、当時としてはありえない奇跡。それを「神隠し」に見立てる演出が、実に巧妙でした。

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【ネタバレ感想】平沢と蔦重のタッグ、そして粋な神隠し演出に注目

12話では、これまで謎の作家だった朋誠堂喜三二の正体が、なんと平沢常富だったと明かされます。
これまでのシーンがプレイバックされ、まさに“答え合わせ”の時間!

ちゃはむ
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尾美としのりさん探し、超笑った〜!SNSで『ウォーリーかよw』って声が出てたの、ボクと同じこと思ってる人がいて嬉しかったよ~。

蔦重は、祭りを題材にした出版を企画し、平沢を熱心に口説きます。商売敵・鱗形屋と付き合いがある平沢は迷いますが、蔦重の「本を作ろう!」という熱意に心を動かされていきます。

この2人の掛け合いは、まさに編集者と作家の理想の関係のように描かれていて、とても感動的でした。

おはむ
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“俺は平沢様と本を作っていきてえです!”って名言すぎた!クリエイターのやる気を引き出す蔦重、天才すぎ…ッ!

そして忘れてはいけないのが、うつせみと新之助の“神隠し”シーン。この2人、かつて足抜けを試みて失敗していたんですよね。だからこそ、今回の逃亡は奇跡のよう。

実際の江戸時代の吉原では、大門を越えるのは至難の業。逃げた遊女はすぐに捕まり、ひどい目に遭うのが常でした。

そんな中で、「誰にも気づかれずに消える=神隠し」として描かれたのは、まさに江戸の“夢”と“希望”をかけた演出だったのかもしれません。

ちゃはむ
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現実じゃほとんど無理だからこそ、ドラマで見れて嬉しかった!“常には起こらないことが起こる”ってセリフ、沁みたね…◎

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【考察】『吉原細見』にうつせみは実在!モデルとなった遊女の生涯

ドラマ『べらぼう』に登場する遊女「うつせみ」。この名前、実は江戸時代の資料にも登場しているんです。

『吉原細見』,刊,安永4 [1775]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2539485 (参照 2025-03-24)
『吉原細見』,刊,安永4 [1775]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2539485 (参照 2025-03-24)

その代表が、吉原の遊女名簿ともいえる『吉原細見』。安永年間(1772〜1781年)版の中には、「松葉屋」の遊女として「うつせみ」という名が記録されています。

おはむ
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えっ、うつせみって本当にいたの!? びっくりなんだけど!ドラマのキャラって創作だと思ってたけど、実在の名前だったとは…。

ただし、記録されているのは名前だけで、詳しい生涯や足抜けの記録はありません。遊女の名前は「源氏名」といって、雅な響きを持つものが好まれ、紫式部の『源氏物語』に出てくる「空蝉(うつせみ)」もよく使われていました。

ちゃはむ
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“うつせみ”って、なんだか儚くて切ない名前だよね…。身体だけの存在(現世=空蝉)って意味で、遊女にピッタリの名前だったのかも。

つまり、“うつせみ”という名の遊女は実在したけれど、ドラマのように足抜けして逃げたという記録は残っていません。ただ、名前に込められた意味や、遊女たちの過酷な運命を想像することはできますね。

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【史実解説】江戸時代、遊女の足抜けは本当にあった?

「足抜け」とは、遊女が許可なく吉原から逃げ出すことを言います。今でいう「脱走」や「駆け落ち」のようなもので、江戸時代の吉原ではご法度中のご法度でした。

というのも、吉原は外に出られないよう、周囲を「お歯黒どぶ」と呼ばれる堀と高い塀で囲まれており、出入り口は“大門(おおもん)”ひとつだけ。

おはむ
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まるで牢屋みたい…。自由になれないなんて辛すぎる。しかも大門には番所があって、チェックが超厳しかったんだって!

そのため、遊女が外へ出るのは身請け(高額で引き取られる)か、年季明け(契約終了)を待つしかなかったのです。とはいえ、愛する人と逃げたい、自由になりたい――そんな思いから、足抜けを試みる遊女もいたのです。

でもその多くは失敗に終わりました。見つかればすぐに連れ戻され、折檻(せっかん)されて晒し者にされることも…。

ちゃはむ
ちゃはむ

逃げても捕まる確率ほぼ100%…。生きる希望もなくなるね。それでも足抜けにかける遊女がいたってことが泣ける。華やかに見える遊郭の生き地獄の側面…。

ただし、まれに成功した例もありました。例えば、協力者が替え玉を用意したり、祭りの混雑に紛れて大門を抜けたり――ドラマのうつせみたちのように。

しかし、逃げたあとも人目を避けて暮らさなければならず、その後の人生の記録が残っているケースはほとんどありません。

おはむ
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だからドラマで“神隠し”みたいって言われたんだね。現実には夢みたいなことだったんだなぁ…。

つまり、足抜けは江戸の遊女たちにとって“命がけの賭け”。ドラマ『べらぼう』で描かれたような奇跡の逃亡は、実際に起こったとすれば、まさに「べらぼう(=とんでもない)」な出来事だったんですね。

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足抜けした遊女のその後は?文献に見る“その後の生涯”

江戸時代、吉原の遊女が足抜けを試みるのは命がけでした。なぜなら、逃げた先で見つかると厳しい折檻(せっかん)が待っていたからです。

「足抜け」は店の信用を失わせる大事件だったため、吉原中に連絡が回され、すぐに追っ手が差し向けられました。

ちゃはむ
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うつせみは一度足抜けに失敗してるもんね。今後捕まったら…考えただけでゾッとする…。遊女=商売道具でも命を絶たれることもあるのかな…。

おはむ
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捕まったら、みんなの前でさらし者にされるなんて…辛すぎる。逃げたって、自由にはなれなかったんだね…。

それでも、ごく一部の遊女は足抜けに成功したといわれています。しかし、その後の人生は“人に知られないように隠れて生きる”ことがほとんどでした。

なぜなら、遊女がいなくなったことを理由に、奉行所や関係者が追い続けることもあったからです。
中には、別人になりすまして地方で生きたり、身元を隠して嫁いだ人もいたようですが、文献にはほとんど記録が残っていません

ちゃはむ
ちゃはむ

“逃げたその後”は歴史から消えてしまう…。記録がないことが、“成功して人知れず暮らせた”って証拠だって思いたい…!!

こうして見ると、足抜けとは単なる「逃走劇」ではなく、人生を賭けた最後の賭けだったのです。

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『べらぼう』12話ネタバレ感想まとめ:ドラマならではの”逃亡劇”に感動

ドラマ『べらぼう』第12話で描かれた、うつせみと新之助の逃亡――それは、江戸の現実ではほとんどありえなかった“奇跡のような物語”でした。

現実の吉原では、足抜けに成功すること自体がごく稀で、多くの遊女が夢半ばで捕まり、折檻を受けていました。だからこそ、祭りの喧騒に紛れて人知れず大門を越えるという演出は、まさに“神がかり”のよう。

おはむ
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でも、それが“神隠し”に見えたからこそ美しい。この時代に“自由”を勝ち取るって、本当に尊いことだったんだなぁ…。

この1話には、江戸の華やかさだけでなく、その裏にある闇や、女性たちの切実な願いが込められていたのかもしれません。

ちゃはむ
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背中を押してくれた松の井に感謝…!歴史の知識があると、ドラマがもっと深く感じられるね。ただのフィクションじゃない。時代の痛みも伝わってきた回でした◎

『べらぼう』12話は、夢と現実が交差した名エピソード。「神隠し」という言葉に込められた、江戸のロマンと絶望のはざまを描いた、印象深い一話でした。

おはむ
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そういえば、次回予告の本の最後に「からまる」の文字があったけど…消えた唐丸が再登場するのかな?続きが今から気になりすぎます…!

≫【べらぼう】唐丸(からまる)の正体は、写楽か北斎?写楽=斎藤十郎兵衛の定説はこちら

≫【べらぼう】全話ネタバレ&感想一覧!各話の簡単なあらすじ解説はこちら

参考文献・出典:
蔦屋重三郎が暮らした吉原は遊女の苦界(nippon.com)遊郭からの足抜けは重罪。拷問され殺されることも(幻冬舎plus)丸山遊女(Wikipedia)

杉山洋『江戸吉原の研究』(雄山閣, 1999年)、三田村鳶魚「明和九年の吉原大火と遊女放火の件」『定本 三田村鳶魚全集 第六巻』中央公論社, 1976年, pp.287-290.、河鍋暁斎『暁斎雑記』(明治期の随筆。遊女の脱走失敗談を記録)、『街談文々集要』文化7年(1810年)10月条(中万字屋遊女の妖談)、根岸鎮衛『耳嚢』巻三(天明~文化期の随筆。吉原の噂話を収録)

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mina

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