【1990年代朝ドラ一覧】視聴率ランキング!最高視聴率の人気作&最低視聴率のワースト作
1990年代に入ると、バブル崩壊後の社会情勢を反映した作品が増え、多様なヒロイン像が描かれるようになりました。
また、テレビ視聴のスタイルも変化し、家庭用ビデオデッキの普及や衛星放送の拡大により、リアルタイム視聴から録画視聴へと移行する人も増えていきました。
1990~1999年の朝ドラ一覧:舞台・原作・脚本・主演・語り・視聴率リスト
年 | タイトル | 放送開始 | 放送終了 | 舞台 | 原作 | 脚本 | 主演 | 役名 | 語り | 視聴率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
44 | 1990 | 凛凛と | 4月2日 | 1990年9月29日 | 富山県魚津市 / 東京都 / パリ / ロンドン | 矢島正雄 | 田中実 | 畠山幸吉 | 荻野目洋子 | 33.9 | |
45 | 1990 | 京、ふたり | 10月1日 | 1991年3月30日 | 京都府京都市 | 竹山洋 | 山本陽子 / 畠田理恵 | 能田妙子 / 中村愛子 | 野際陽子 | 35.6 | |
46 | 1991 | 君の名は | 4月1日 | 1992年4月4日 | 東京都 / 北海道 / 新潟県佐渡島 / 三重県志摩市 / 愛知県名古屋市 / 静岡県西伊豆 | 菊田一夫 | 井沢満 / 横光晃 / 宮村優子 / 星川泰子 / 小林政広 | 鈴木京香 / 倉田てつを | 氏家真知子 / 後宮春樹 | 八千草薫 | 29.1 |
47 | 1992 | おんなは度胸 | 4月6日 | 1992年10月3日 | 東京都 / 大阪府(有浜温泉) | 橋田壽賀子 | 泉ピン子 / 桜井幸子 | 山代玉子 / 花村裕子 | 奈良岡朋子 | 38.5 | |
48 | 1992 | ひらり | 10月5日 | 1993年4月3日 | 東京都(両国) | 内館牧子 | 石田ひかり | 藪沢ひらり | 倍賞千恵子 | 36.9 | |
49 | 1993 | ええにょぼ | 4月5日 | 1993年10月2日 | 京都府伊根町 / 舞鶴市 / 兵庫県神戸市 | 東多江子 | 戸田菜穂 | 朝倉悠希 | 室井滋 | 35.2 | |
50 | 1993 | かりん | 10月4日 | 1994年4月2日 | 長野県諏訪市 / 東京都 | 松原敏春 | 細川直美 | 小森千晶 | 松平定知 | 31.4 | |
51 | 1994 | ぴあの | 4月4日 | 1994年10月1日 | 大阪府 / 大分県別府市・杵築市 / 京都府綾部市 | 冨川元文 / 宮村優子 | 純名里沙 | 桜井ぴあの | 都はるみ | 25.5 | |
52 | 1994 | 春よ、来い | 10月3日 | 1995年9月30日 | 大阪府堺市 / 東京都 / 静岡県伊豆 | 橋田壽賀子 | 安田成美(第1部) / 中田喜子(第2部) | 高倉春希 | 奈良岡朋子 | 24.7 | |
53 | 1995 | 走らんか! | 10月2日 | 1996年3月30日 | 福岡市(博多) | 長谷川法世 ※ | 金子成人 | 三国一夫 | 前田汐 | 三国一夫 | 20.5 |
54 | 1996 | ひまわり | 4月1日 | 1996年10月5日 | 東京都(谷中) / 福島県 | 井上由美子 | 松嶋菜々子 | 南田のぞみ | 萩本欽一 | 25.5 | |
55 | 1996 | ふたりっ子 | 10月7日 | 1997年4月5日 | 大阪市(天下茶屋) / 兵庫県香住町 | 大石静 | 岩崎ひろみ / 菊池麻衣子 | 野田香子(森山香子) / 野田麗子(黒岩麗子) | 上田早苗 | 29.0 | |
56 | 1997 | あぐり | 4月7日 | 1997年10月4日 | 岡山県岡山市 / 東京都(市ヶ谷) / 山梨県 | 吉行あぐり | 清水有生 | 田中美里 | 川村あぐり(望月あぐり / 林あぐり) | 堀尾正明 | 28.4 |
57 | 1997 | 甘辛しゃん | 10月6日 | 1998年4月4日 | 兵庫県神戸市灘区 / 篠山市 | 宮村優子 / 長川千佳子 | 佐藤夕美子 | 神沢泉(榊泉) | 上田早苗 | 26.6 | |
58 | 1998 | 天うらら | 4月6日 | 1998年10月3日 | 栃木県日光市 / 東京都(木場) | 門野晴子※ | 神山由美子 | 須藤理彩 | 川嶋うらら | 有働由美子 | 27.7 |
59 | 1998 | やんちゃくれ | 10月5日 | 1999年4月3日 | 大阪府大阪市 | 中山乃莉子 / 石原武龍 | 小西美帆 | 水嶋渚(大庭渚 / 木暮渚) | 中川緑 | 22.5 | |
60 | 1999 | すずらん | 4月5日 | 1999年10月2日 | 北海道沼田町 / 東京都 | 清水有生 | 遠野凪子 | 常盤萌(日高萌) | 倍賞千恵子 / 遠野凪子 | 26.2 | |
61 | 1999 | あすか | 10月4日 | 2000年4月1日 | 奈良県明日香村 / 京都府京都市 | 鈴木聡 | 竹内結子 | 宮本あすか(速田あすか) | 有馬稲子 | 24.4 |
【図解】1990年代朝ドラ全作視聴率一覧:NHK受信契約数推移も解説
年 | タイトル | 主演 | 平均 | 初回 | 最高 |
---|---|---|---|---|---|
1990 | 凛凛と | 田中実 | 33.9 | 29.4 | 39.5 |
1990 | 京、ふたり | 山本陽子 / 畠田理恵 | 35.6 | 33.6 | 41.6 |
1991 | 君の名は | 鈴木京香 / 倉田てつを | 29.1 | 31.8 | 34.6 |
1992 | おんなは度胸 | 泉ピン子 / 桜井幸子 | 38.5 | 31.0 | 45.4 |
1992 | ひらり | 石田ひかり | 36.9 | 34.9 | 42.9 |
1993 | ええにょぼ | 戸田菜穂 | 35.2 | 34.7 | 44.5 |
1993 | かりん | 細川直美 | 31.4 | 35.3 | 35.7 |
1994 | ぴあの | 純名里沙 | 25.5 | 28.2 | 30.6 |
1994 | 春よ、来い | 安田成美(第1部) / 中田喜子(第2部) | 24.7 | 27.0 | 29.4 |
1995 | 走らんか! | 三国一夫 | 20.5 | 25.1 | 28.0 |
1996 | ひまわり | 松嶋菜々子 | 25.5 | 25.3 | 29.6 |
1996 | ふたりっ子 | 岩崎ひろみ / 菊池麻衣子 | 29.0 | 24.3 | 31.9 |
1997 | あぐり | 田中美里 | 28.4 | 25.4 | 31.5 |
1997 | 甘辛しゃん | 佐藤夕美子 | 26.6 | 24.4 | 30.0 |
1998 | 天うらら | 須藤理彩 | 27.7 | 26.3 | 35.6 |
1998 | やんちゃくれ | 小西美帆 | 22.5 | 24.0 | 26.3 |
1999 | すずらん | 遠野凪子 | 26.2 | 23.1 | 30.4 |
1999 | あすか | 竹内結子 | 24.4 | 25.9 | 27.6 |

年 | タイトル | 視聴率(%) | NHK契約数(合計) |
---|---|---|---|
1990 | 凛凛と | 33.9 | 33,542,701 |
1990 | 京、ふたり | 35.6 | |
1991 | 君の名は | 29.1 | 33,937,251 |
1992 | おんなは度胸 | 38.5 | 34,344,041 |
1992 | ひらり | 36.9 | |
1993 | ええにょぼ | 35.2 | 34,701,008 |
1993 | かりん | 31.4 | |
1994 | ぴあの | 25.5 | 35,027,169 |
1994 | 春よ、来い | 24.7 | |
1995 | 走らんか! | 20.5 | 35,377,295 |
1996 | ひまわり | 25.5 | 35,816,023 |
1996 | ふたりっ子 | 29.0 | |
1997 | あぐり | 28.4 | 36,282,854 |
1997 | 甘辛しゃん | 26.6 | |
1998 | 天うらら | 27.7 | 36,597,117 |
1998 | やんちゃくれ | 22.5 | |
1999 | すずらん | 26.2 | 36,878,354 |
1999 | あすか | 24.4 |
インターネットが普及してきた1990年代になると、テレビ離れが一気に進み平均視聴率30%超えの作品は少なくなります。それでも、全作品が20%を超える視聴率となっており、4人に1人の割合で朝ドラを見ているのか分かります。
1990年代のテレビの歴史と朝ドラへの影響
1990年代は、日本のテレビ業界が大きく変化した時代でした。特に以下の3つのポイントが朝ドラ視聴率の変化にも影響を与えました。
衛星放送(BS)の本格普及
- 1989年6月1日にNHK衛星第2テレビジョン(NHK BS2)が開局し、多チャンネル化が進行
- 映画、音楽、スポーツなど多様なコンテンツが視聴可能になり、地上波依存の視聴習慣が変化
家庭用ビデオデッキ(VHS)の普及
- 1990年代前半にはほぼ全家庭に普及し、録画視聴が一般化
- リアルタイムで朝ドラを見る視聴者が減少し、視聴率の低下要因に

朝って出かける準備とかで慌ただしいもんね。録画してゆっくり落ち着いて見たいっていうの、すごく分かるよ~。
インターネットと携帯電話の普及
- 1995年のWindows 95発売をきっかけにパソコンとインターネットが普及
- 1999年にはNTTドコモがiモードを開始し、携帯電話での情報取得が可能に
- 人々の情報接触の時間がテレビから分散し、テレビ離れの兆候が始まる

「iモード」とは、携帯電話向けのインターネット接続サービスのこと。携帯電話の多機能化が一気に進み、テレビ以外から情報を取得する人が多くなりました。
こうした変化の中でも、1990年代の朝ドラは依然として高い視聴率を維持し、20%以上をキープする作品が多くありました。
特に『おんなは度胸』(1992年・38.5%)や『ひらり』(1992年・36.9%)など、明るいコメディ調の作品が人気を集めました。
しかし、バブル崩壊後の社会情勢の影響で視聴スタイルが変わり、「走らんか!」(1995年)は朝ドラ史上初の平均視聴率20%台に落ち込むなど、新たな課題が浮上した時代でもありました。
【1990年代】朝ドラ視聴率ランキング:最高視聴率の人気作は「おんなは度胸」38.5%!
- おんなは度胸(1992年) 38.5%
- ひらり(1992年) 36.9%
- 京、ふたり(1990年) 35.6%
- ええにょぼ(1993年) 35.2%
- 凛凛と(1990年) 33.9%
- かりん(1993年) 31.4%
- 君の名は(1991年) 29.1%
- ふたりっ子(1996年) 29.0%
- あぐり(1997年) 28.4%
- 天うらら(1998年) 27.7%
- 甘辛しゃん(1997年) 26.6%
- すずらん(1999年) 26.2%
- ぴあの(1994年) 25.5%、ひまわり(1996年) 25.5%
- 春よ、来い(1994年) 24.7%
- あすか(1999年) 24.4%
- やんちゃくれ(1998年) 22.5%
- 走らんか!(1995年) 20.5%
視聴率の面では、依然として20%以上の安定した人気を維持していたものの、かつての40%超えの作品は減少。しかし、その中でも『おんなは度胸』(1992年)が38.5%と高視聴率を記録するなど、根強い支持を集める作品もありました。
【1990年代】朝ドラ視聴率ワーストランキング:面白くない?最低視聴率は「走らんか!」20.5%
- 走らんか!(1995年) 20.5%
- やんちゃくれ(1998年) 22.5%
- あすか(1999年) 24.4%
- 春よ、来い(1994年) 24.7%
- ぴあの(1994年) 25.5%、ひまわり(1996年) 25.5%
- すずらん(1999年) 26.2%
- 甘辛しゃん(1997年) 26.6%
- 天うらら(1998年) 27.7%
- あぐり(1997年) 28.4%
- ふたりっ子(1996年) 29.0%
- 君の名は(1991年) 29.1%
- かりん(1993年) 31.4%
- 凛凛と(1990年) 33.9%
- ええにょぼ(1993年) 35.2%
- 京、ふたり(1990年) 35.6%
- ひらり(1992年) 36.9%
- おんなは度胸(1992年) 38.5%
当サイトでは、話題の好きなドラマ情報をお届けします。
原作(小説・漫画・アニメ)のあらすじ・ネタバレ感想、ドラマのあらすじ・ネタバレ感想、原作との違い、原作書籍や配信先を紹介します。
推理小説好きなので、ミステリー要素がある作品が多くなるかも?気になる作品をピックアップしていきます。
他にもタイドラマのサイトを運営しているので、興味のある方は下記のサイトマークから覗いてみてください♡