NHK大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』の第9話「玉菊燈籠恋の地獄」では、ついに花魁・瀬川（小芝風花）が盲目の大富豪・鳥山検校（市原隼人）に身請けされることが描かれました。
今回は、ドラマのネタバレ感想をお届けするとともに、史実では二人のその後がどうなったのかも詳しく解説していきます。
あっという間に終わった9話！蔦重が自分の気持ちと瀬川の想いに気づいたのに、ラストでは瀬川が鳥山検校に身請けされるって展開ーーーッ!!
新之助（井之脇海）はうつせみ（小野花梨）の足抜け失敗を見たから？瀬川の運命がどうなるのか、鳥山検校のその後も気になる！実際に何が起こったのかな？
この記事では、鳥山検校に身請けされた花魁・瀬川のその後を、史実とドラマの展開を比較して解説します。ドラマでは瀬川と鳥山検校の関係がどのように描かれるのか、また史実では彼らの最期がどうなったのかを掘り下げていきます。
【ネタバレ感想】9話「玉菊燈籠恋の地獄」あらすじ：瀬川と蔦重の恋の行方
ドラマ『べらぼう』第9話では、瀬川の身請け話が持ち上がり、彼女を想う蔦重の心情が大きく揺れ動きます。一方、新之助（井之脇海）は、うつせみ（小野花梨）と共に足抜け（逃亡）を試みますが、厳しい吉原の掟によって失敗。彼らの恋模様もまた、切ない展開を迎えます。
｢俺がお前を幸せにしてぇの…。だから、行かねぇでくれ｣
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蔦重は瀬川に「その身請け、断ってくれねえか」と訴え、瀬川もそれを受け入れますが、最終的には遊郭の掟に阻まれ、彼女の身請けは決定してしまいます。1400両という大金で瀬川を請け出すことになった鳥山検校との新たな生活は、一体どのような結末を迎えるのでしょうか。
1400両って今の価値で1億4000万円くらいなんだって。それだけの大金をポンと出せる鳥山検校は、相当なお金持ちだったんだね。…何者？
- Q鳥山検校とは？
- A
鳥山検校とは、鳥山姓の高位の盲人こと。江戸時代に「当道座（とうどうざ）」という盲人の職能団体の最高位「検校」の称号を持つ人物でした。当時、座頭金と呼ばれる高利貸し業を行い、多額の財産を築いていました。その財力を使い、吉原の高級遊女である瀬川を身請けしたのです。
しかし、彼の財産の裏には、苛烈な取り立てや高金利の貸付など、悪名高いエピソードも多く、最終的には処罰を受けて遠島に処されることになります。
＼そもそも「検校」とは？詳しくはこちら／
≫検校とは？鳥山検校の生涯と江戸時代の盲目の役職の歴史を解説
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盲目の検校による身請け事件！結末からは“瀬川の覚悟”が伝わる
松葉屋の女将・いね（水野美紀）も、「瀬川」という名跡が次代の遊女たちにとっても価値あるものであることを示すため、良い身請け話を受け入れるべきだと説いていました。
蔦重は「俺が幸せにする」と告白しますが、瀬川は「蔦重が私を幸せにできないことも分かっている」と、自らの運命を受け入れる姿が印象的でした。
｢このバカらしい話を重三がすすめてくれたこと、きっとわっちは一生忘れないよ｣
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【ネタバレ】史実の鳥山検校は、その後“処罰”され江戸から追放される
実際の歴史では、瀬川は鳥山検校に1400両で身請けされ、3年間は彼と共に生活をしていたとされています。しかし、鳥山検校は高利貸しとしての悪行が幕府に発覚し、財産没収となり江戸から追放されてしまいました。
瀬川は鳥山検校と別れ、飯沼某という武士と結婚し、二人の子供をもうけたと伝えられています。その後、大工の結城屋八五郎と再婚しましたが、最終的には尼僧として人生を終えたといわれています。
一方で、芝居や洒落本（当時の戯作文学）では、瀬川の悲恋物語が脚色され、江戸中で有名な話となりました。
身請けから3年で終焉…！ショックすぎる…。ドラマでは瀬川が幸せになるといいなぁ。実際の歴史をベースにしているけど、どうなるんだろう？
鳥山検校の処罰がきっかけで、瀬川の人生も大きく変わったんだね。ドラマの鳥山検校はボクの好きな市原隼人さんだから…辛い最後は見たくないよ…。
｢ここは不幸なところさ。けど、人生をガラリと変えるようなことが起きないわけじゃない｣
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【検証】瀬川と鳥山検校の生涯は？ドラマと史実の違いを比較
ドラマ『べらぼう』では、瀬川と蔦重の恋愛が描かれており、彼らの気持ちが通じ合うシーンもありました。そして、瀬川と鳥山検校の関係性がよりドラマチックに描かれています。特に、蔦重との三角関係や、瀬川が松葉屋を守るために選んだ決断の背景が丁寧に表現されています。
また、ドラマではうつせみと新之助の足抜けが大きなテーマとして描かれていますが、史実ではこのような具体的なエピソードは残されていません。ドラマオリジナルの要素も多く、今後の展開に注目です。
実際の瀬川は、鳥山検校と結婚生活を送った後、武家や大工の妻になったと伝えられていて…尼僧になったともある…。
ドラマの展開はどうなるんだろう？違いについては、ドラマの進展があり次第追記していきます。
#大河べらぼう 次回は…
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9日(日)
第10回｢『青楼美人』の見る夢は｣
瀬川(#小芝風花)の身請けが決まり、落ち込む蔦重(#横浜流星)。そんな中、親父たちから瀬川最後の花魁道中に合わせて出す、錦絵の制作を依頼され、市中へ調査に出るが…。https://t.co/AAbtgZTIGU pic.twitter.com/ZUfUvlyoVu
【まとめ】身請けのその後は、瀬川と鳥山検校は3年ほどで別れる
今回の第9話では、瀬川と鳥山検校の運命の歯車が大きく動き出しました。史実をもとにしたドラマだけに、どこまで史実をなぞるのか、それとも新しい解釈が加わるのか、見逃せません。
＼史実の『瀬川』はこちら／
次回の放送では、瀬川が鳥山検校と共にどのような生活を送るのか、そして蔦重は彼女をどう見守るのか、期待が高まります。今後もドラマの展開を追いながら、史実との比較や感想を追記していきますので、ぜひブックマークをしてまた見に来てください。
最近の大河ドラマは、戦国時代ではなく文化芸術方面の人物がピックアップされている傾向？めちゃくちゃ面白い…！
うんうん、過去の大河ドラマの傾向と変わってきた感じがあるよね？ボク、今年の大河ドラマは絶対最後まで見届けたい…!!
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